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魚に交じって畳やトタン板、漁船無念の帰港 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
東日本大震災後、宮城県内で初めて出漁した「県沖合底びき網漁業協同組合」の漁船13隻が8日夕、同県... 東日本大震災後、宮城県内で初めて出漁した「県沖合底びき網漁業協同組合」の漁船13隻が8日夕、同県塩釜市の塩釜漁港に戻った。 7日朝に同漁港を出港して金華山沖で操業したが、引き揚げた網に津波で流されたがれきが交じって期待した漁ができず、予定を早めて帰港した。 「第八十三栄久丸」の小野寺宏漁労長(60)によると、漁場一帯は海の色などは震災前と変わらなかったが、網を引き揚げると、カレイやキチジに交じって畳やトタン板などが入っていた。 13隻は計4回網を下ろしたが、取れた量は普段の半分程度。がれきのせいで網が切れてしまった船もあり、漁を打ち切った。小野寺さんは「漁師として海に出ることは何ものにも代え難いが、『やっぱり』という感じだった」と残念そうに話した。
2011/05/09 リンク