暗闇、壁づたいに手探りで脱出…特急炎上で乗客 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

「生きた心地がしなかった」。北海道占冠(しむかっぷ)村のＪＲ石勝(せきしょう)線トンネル内で２７日夜に起きた特急列車の脱線・炎上事故。 照明が消え、車内には煙が充満した。非常灯を頼りに自力で脱出した乗客は、暗闇のトンネルを携帯電話の明かりなどを頼りに、壁づたいに歩いて逃げ出した。すすで顔を真っ黒にした乗客らは恐怖の時間を語った。 ２７日深夜に札幌に到着する予定だった６両編成（定員２８９人）の車内は、出張帰りや、子供の運動会のために帰省する単身赴任の会社員らでほぼ満員の状態だった。事故当時は雑誌を読んだり、仮眠をしたりしていた乗客が多かった。 列車がトンネル内で緊急停車した後、車内には「けがをされた方はいませんか」とのアナウンスが流れた。しばらくすると、「後ろ３両は危険なので前の車両に行ってください」と再びアナウンスがあり、すぐに後方の車両に煙が流れ込んできた。煙に追われるように乗客は荷物を

[JuliusCaesar]

石勝線か…。そんな人里離れたところで動けなくなるのは恐怖だろう。