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骨がある最古の無脊椎動物、豪南部で化石発見 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
体に骨がある生物としては世界最古となる無脊椎動物の化石が、オーストラリア南部の約5億6000万~... 体に骨がある生物としては世界最古となる無脊椎動物の化石が、オーストラリア南部の約5億6000万~5億5000万年前(先カンブリア時代)の地層から発見された。 米カリフォルニア大学リバーサイド校と南オーストラリア博物館のチームが米専門誌ジオロジー(地質学)電子版に発表した。 この生物は、指先ほどの大きさの中心部から20~40センチの細いとげが少なくとも4本生えた独特の骨格構造を持ち、とげが体を支えていたと考えられるという。移動はできず、海底に固着し、海綿のように海水中の食物を濾過(ろか)して食べていたとみられる。その姿から、「コロナコリナ・アクラ(縁付きの丘ととげ)」と命名された。 脊椎動物の骨(内骨格)や貝殻(外骨格)などの硬い骨は、古生代カンブリア紀(約5億4200万~4億8800万年前)に、生物の爆発的な多様化(カンブリア爆発)に伴って出現したと考えられてきた。
2012/04/05 リンク