東京 森鴎外の記念館が完成 NHKニュース

明治から大正にかけて活躍した文豪、森鴎外ゆかりの資料を集めた記念館が、半生を過ごした東京・文京区に完成し、２４日、報道関係者向けに内覧会が開かれました。 「山椒大夫」や「高瀬舟」などの作品で知られる森鴎外は、３０歳から６０歳で亡くなるまで、作家生活の大半を東京・文京区で過ごしました。 文京区は、鴎外の生誕から１５０年となることし、当時の住居の跡地に記念館を建設し、来月１日のオープンを前に２４日、報道関係者向けに内覧会が開かれました。 記念館には、鴎外の直筆の原稿や手紙、それに日記など鴎外ゆかりの資料、およそ１万３０００点が所蔵されています。 このうち、多くの文人が歌会などをして集い「観潮楼」と呼ばれた鴎外の住まいを再現した展示では、親交のあった石川啄木が鴎外に宛てた礼状や、鴎外が家で愛用したすずり、ジョッキなどの品々が並んでいます。 このほか、娘のために手作りした歴史の教科書や授業の時間割