原爆ドーム 初の耐震補強工事へ NHKニュース

広島市は、世界遺産に登録されている原爆ドームについて、耐震性の調査で、南海トラフの巨大地震で壁の一部が破損する可能性があることが分かったとして、初めて、耐震補強工事を行う方針を固めました。 広島市の原爆ドームは、およそ１００年前に建設された、れんがと鉄筋コンクリートで造られた建物で、原爆の投下によって全焼したものの、建物そのものは奇跡的に倒壊を免れました。 しかし、被爆から６９年がたち劣化が進んでいることから、広島市は、去年、ドームの壁の一部をくりぬくなどして、南海トラフを震源とする巨大地震で壊れるおそれがないかどうか調べる耐震性の調査を行いました。 その結果、想定される震度６弱の揺れでも直ちに倒壊するおそれはないものの、地震の揺れで壁の一部にひびが入るなどの破損が生じる可能性があることが分かりました。 これを受けて、広島市は、耐震補強工事を行う方針を固めたもので、市の新年度予算案に、工法

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