若手社員が描く“フジテレビ問題”の裏側 今年1月、フジテレビは一連の問題により社会からの信頼を失った。当時入社4年目だったディレクターは、大きく揺れるフジテレビ社内に向けカメラを回しはじめた。自社の内側を取材して見えてきたのは、会社が直面した厳しい現実、そしてそれでもフジテレビで働き続ける社員一人一人の苦悩と葛藤だった。それらを目の当たりにしたディレクターが選ぶ道は・・・「フジテレビ問題」の当事者となった社員を描くセルフドキュメンタリー。 かつてない危機に揺れるフジテレビ その内側で“当事者”となった社員たちは何を思い働くのか 今年1月。フジテレビは、かつてない危機に揺れていた。カメラを入れずに行った1度目の会見は完全なる失敗に終わり、それを機にスポンサー企業は次々とCMの出稿を見合わせた。その惨状をただ見ているしかなかった入社4年目のディレクターは、会社を辞めたいとすら思った。 「信頼を