全員帰還の方針見直し 半数超納得できず NHKニュース

東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと設けられた福島県の避難区域の住民を巡って、政府が去年、「原則、全員帰還させる」という当初の方針を見直したことについて、福島県の被災者の半数以上が「納得できない」と考えていることがＮＨＫが行ったアンケートで分かりました。 ＮＨＫは原発事故から３年になるのに合わせて、福島県の被災者や原発事故の避難者にアンケートを行い、４１３人から回答を得ました。 この中で、政府が去年１２月、福島県の避難区域の住民を「原則、全員帰還させる」という当初の方針を見直したことについて、「納得できる」と回答した人が２８％だったのに対し、「納得できない」が５７％と半数を超えました。 「納得できない」と回答した人にその理由を複数回答で尋ねたところ、「住民の気持ちをくみ取っていない」が４２％と最も多く、「最初から帰還は無理だと思っていた」が３９％、「政府は信用できない」が３８％などでし