笑って収穫に感謝し苦しみ忘れる笑い講 山口 防府 | NHKニュース

大きな声で笑いあってこの１年の収穫に感謝し、苦しかったことを忘れようという珍しい神事「笑い講」が、山口県防府市で行われました。 地区の人たちが持ち回りで頭屋（とうや）と呼ばれる代表者となって神事を仕切る習わしで、ことしの頭屋の家にはかま姿の参加者およそ２０人が集まりました。 神事では、２人がさかきを手にして向かい合い、太鼓の音に合わせて大きな声で「ワッハハハ」と３回笑います。 初めの笑いでこの１年の収穫に対する感謝と喜びを表したあと、２回目の笑いは来年の豊作祈願、最後の笑いはことし１年の苦しかったことや悲しかったことを忘れようという意味が込められています。 参加した人たちは、腹の底から大きな声を出し、腰を浮かせたりさかきを揺らしたりしながら笑っていました。 参加した男性は「ことしもよい笑いができました。来年はよい年になりそうです」と話していました。

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