サムソン高橋が話題の本をレビューする「サムソン高橋 毒書架」。 第二回はゲイ漫画の巨匠 田亀源五郎の「弟の夫」を読みました。 なんでも先日の、文芸誌すばるのレビューが一部で好評だったそうで、また書評をやってもらいたいと呼び出された。 そこで、手渡された2冊の本がこれだ。 弟の夫/田亀源五郎 1巻・2巻 弥一と夏菜、父娘二人暮らしの家に、 マイクと名乗る男がカナダからやってきた。 マイクは、弥一の双子の弟の結婚相手だった。 「パパに双子の弟がいたの?」 「男同士で結婚ってできるの?」 幼い夏菜は突如あらわれたカナダ人の“おじさん”に大興奮。 弥一と、“弟の夫”マイクの物語が始まる…… これは荷が重い。 ゲイ漫画界の巨匠、田亀源五郎様である。 24会館に行くたびに毎回風呂場の壁画に手を合わせる程度に、私には畏れ多い存在だ。 何より、田亀氏はインタビューや『映画秘宝』などでうかがえるように、きわ
![サムソン高橋 毒書架 002~ゲイ漫画の巨匠 田亀源五郎「弟の夫」を読む](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7800dae8bdc2a67c58a26c943c3153e6d653c668/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Flife.letibee.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F08%2Ftagame_02.jpg)