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連載と雨宮まみに関するeririchan3031のブックマーク (2)

  • 大和書房・WEB連載MOB〜40歳がくる! 雨宮 まみ vol07

    私はお酒がほとんど飲めない。ビール一杯程度で顔が真っ赤になるし、それ以上飲むと酔うどころか気持ちが悪くなる。そういう体質なのだろう、と思っていたし、「酔う」という感覚を味わったことがなかった。 初めてその感覚を知ったのは、36歳のときだった。歌舞伎町の風林会館という会場を借りたクラブイベントで、誰がおごってくれたのかわからない大量のテキーラのショットが回ってきて、あまりにもその場が楽しかったのでつい2杯ぐらい飲んでしまった。そしたらてきめんに酔った。酔いながら「あ、これが酔うって感覚なんだ」と思った。知り合いに会ってはハグし、知らないダンサーの女の子に「あなた最高! これ飲んで!」ってビールおごったり、普段の自分からは想像もつかないほどオープンマインドになっていて、酒が効きすぎて光はまぶしいし、視界も聴覚も狭まるような感覚があったのだけど、そこに聞き覚えのある音が聞こえてきて「あ、これto

  • WEB連載MOB : 東京00 雨宮まみ

    実家のある九州から飛行機で羽田空港に、羽田からリムジンバスで新宿に帰る。 首都高に乗ったリムジンバスから、オレンジ色に光る東京タワーが見える。 毎年、年明けにその光景を見るたびに「今年も帰ってこれた」と思い、ほっとする。 東京は、私にとって「ここでなければならない街」だ。 ここに戻ってこれなければ、私はもう生きることができないのと同じ、戦線を離脱したのと同じだという思いがある。 東京に出てきたのは、高校を卒業し、大学に入学した年だった。 両親は私が東京の大学に進学することに反対し、親戚の中で祖母と叔父だけが、私の進学に賛成していた。 引っ越しを迎えるその日まで「行ってもいい」とは、言われなかった。それでも学費は払ってくれた。 叔父が「貰っとけ」と、50万入った封筒をくれた。厚い、厚い札束だった。 あんなぶ厚い札束を触ったことはない。 私は進学校に通っていたので、クラスの中で

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