スマートフォン(高機能携帯電話)で特定のアプリをダウンロードした利用者の電話帳から1000万件以上の個人情報が流出した事件で、警視庁に逮捕された東京都港区のIT関連会社の元社長の女らは、自社で運営する出会い系サイトなどの利用者を勧誘するために個人情報を抜き取った疑いがあることが警視庁幹部への取材でわかった。 社内で業務として不正アプリを開発しており、同庁は組織的な犯行とみて、スマホを巡る過去最大の個人情報流出事件の解明を進めている。 不正指令電磁的記録(ウイルス)供用容疑で逮捕されたのは、港区のIT関連会社「アドマック」(解散)元会長・奥野博勝(36)(港区赤坂)と同社元社長・玉井裕理(28)(渋谷区松濤)、同社元社員・浜村優司(28)(同区東)、別のIT関連会社社長・北川誉人(30)(港区白金)、東京都三鷹市内のIT関連会社経営・伊藤佳範(34)(三鷹市井の頭)の5容疑者。 同庁幹部によ