『有害コミック撲滅!』読みました。 ●デヴィッド・ハジュー『有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り』(小野耕世/中山ゆかり訳、2012年岩波書店、4800円+税、amazon) 原題は「The Ten-Cent Plague: The Great Comic-Book Scare and How It Changed America」です。訳すと「10セントの悪疫:コミックブックへの恐怖がいかにアメリカを変えたか」という感じでしょうか。 昨年の邦訳発売と同時に買って読み始めたのですが、中断してました。その理由は登場する人名があまりに多いこと。 あ、これは読みとおすにはメモが必要っぽい、と気づいたときはかなり読み進んでしまってて、そのまま強引に読もうとして結局挫折しました。今回は最初からきちんとノートをとりながら再挑戦。いやー、勉強になりました。しかもおもしろい! 本書はア