僕はマンガを本格的に集め始めたのが比較的最近なので、年代が古い作品を買おうとする場合はどうしても復刻版や文庫に頼ることが多くなります。古書店で原本に手を出すという行為は、財政的な事情で難しいことが殆どです。 最近は新しい作品も買うようにしていますが、何年か前までは文庫作品を買う割合のほうが高かったくらいです。このブログでも時折昔の作品をネタに何か書いたりすることもありますが、それはその時期に買い集めたものを使っているという訳です。 そしていろいろと買っていると、何となくですが出版社によって文庫の出し方に違いがあるということが判ります。 という訳で今回は、その発刊の傾向についてまとめてみようかと思います。 あらかじめ書いておきますが、あくまで個人的な印象に基づくものであるということはお忘れなく。 【秋田書店】 漫画文庫という形態が定着したのは、個人的な印象では90年代半ばです。 70年代にも