11月に米子市で開催される「国際マンガサミット鳥取大会」を前に、鳥取市は漫画を活用したまちおこしに取り組んでいる。同市は先月、市職員らでつくる「マンガを活かした鳥取力向上チーム」を新たに設置。漫画関連の事業費として、総額約2170万円を12年度一般会計当初予算案に計上している。 同市が計画する主な事業は、同市出身の漫画家、谷口ジローさんの原画展(440万円)や谷口さんら県東部出身の漫画家が出演する漫画フォーラム(170万円)の開催など。また、来夏の書籍化を目指して、公募ストーリーによる漫画の制作事業(420万円)を新年度からスタートさせる。鳥取の土地や人物をテーマにしたショートストーリーを今夏に全国から募集し、谷口さんらが応募作品を審査。優秀作数点を同出身の漫画家らが作画して、短編集として13年度に出版する。 「マンガを活かした鳥取力向上チーム」(チーム長、杉本邦利・市経済観光部長)は