アメリカやフランス、中国、台湾…日本のマンガは、海を越えたその先々でヒットを生み出している。ここ数年、アメリカにおける日本のマンガ産業は停滞気味だそうだが、『進撃の巨人』は大ヒット。新たな作品で、巻き返しを図ってほしいところだ。 今回は、マンガ評論家としての顔ももち、アメリカのマンガ出版社DCコミックスや日本の大手出版社での勤務を経て、現在は、NYで日本のマンガの買い付けをはじめ、様々な分野で出版物に携わる米国人C氏に、アメリカで出版されればブレイク間違いなしの日本のマンガベスト5をセレクトしてもらった。 聖☆おにいさん(1) (モーニング KC) 著者名:中村光 発売元 : 講談社 価格:596円 まだアメリカで出版されていない作品の中で、一番ヒットする可能性が高いのが『聖☆おにいさん』。作中に登場するハイレベルな“コメディ性”が理由。立川の小さなアパートで一緒に暮らす宗教家・イエスとブ