この1年間の書籍のベストセラーが発表され、お笑い芸人、又吉直樹さんの小説デビュー作で芥川賞を受賞した「火花」が200万部を超えるベストセラーになりました。 それによりますと1位は、お笑い芸人、又吉直樹さんの小説デビュー作で、ことし7月に芥川賞を受賞した「火花」で、集計期間中の発行部数は239万部と、芥川賞受賞作としてはひさびさの年間ベストセラーとなりました。 2位は、ジェニファー・L・スコットさんの「フランス人は10着しか服を持たない」で、集計期間中の発行部数は49万部。 そして3位は下重暁子さんの「家族という病」でした。 上位10位には、健康関連の本や実用書などが多く入り、去年に引き続き文芸作品の売れ行きは低調で、10位以内に入ったのは1位の「火花」だけでした。 ことしの傾向について、日販の分析によりますと、「火花」を購入した人は、同時に芥川賞を受賞した羽田圭介さんの「スクラップ・アンド