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ブックマーク / yamdas.hatenablog.com (9)

  • なぜ我々は電子書籍を「所有」できないのか? 出版社とプラットフォームの力学を解き明かす研究 - YAMDAS現更新履歴

    michaelweinberg.org Open Source Hardware Association の理事を務め、ワタシが訳した『3Dプリンティングと著作権を考える』の著者であるマイケル・ワインバーグが、「なんで電子書籍を所有できないの?」という直球なエントリを書いている。 もはや電子書籍はまったく珍しいものではなく、お金を払ってアクセスするのは容易である。しかし、所有する紙のにできるようなこと、転売したり、譲渡したりができない。つまり、我々は電子書籍を「所有」はしておらず、特定のプラットフォームで電子書籍にアクセスする「ライセンス」を買ってるだけ、という話はよく知られる。 で、それは誰のせいでそうなってるの? どんなインセンティブや制約のせいでそうなってんの? を掘り下げた The Anti-Ownership Ebook Economy(リンク先 PDF ファイル)が公開されて

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  • 56か国の177人もの専門家が選りすぐった最高の児童書100選(の邦訳リスト) - YAMDAS現更新履歴

    [追記]:内容に誤りがあったので、タイトル並びに文を修正しました。 www.bbc.com BBC が史上最高の児童書100選を発表しているのだが、これが56か国の177人ものの専門家による投票結果というのだから力が入っている。 まぁ、ワタシなど映画やアニメでは観ていても、原作をちゃんと読んでいないのがほぼすべてでお恥ずかしい限りなのだけど。 モーリス・センダック『かいじゅうたちのいるところ』(asin:4572002150) ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(asin:4042118038、asin:B01914HLHK) アストリッド・リンドグレーン『長くつ下のピッピ』(asin:4001140144) アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま』(asin:4167912880、asin:B06VWT2MYX) J・R・R・トールキン『ホビットの冒険』(asin:4

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  • かぐや姫の物語 - YAMDAS現更新履歴

    かぐや姫の物語 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日: 2014/12/03メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (28件) を見る 作のことを知ったのは、他の映画の上映前に流れた予告編でだった。その予告編は、女性が衣を跳ね除けながら疾走する場面のみで、それを観たときの正直な感想は、「なんだこれ? これがかぐや姫の物語って?」で、これは観ることはないだろうなと思った。 しかし、おそらくこれは高畑勲の最後の長編作品になるだろう、『風立ちぬ』と同じく、やはり映画館で観ておこうと考え直した。 正直今更かぐや姫の物語? それが映画になるの? と懐疑的な気持ちが強くどうなんだろう、予告編の印象もあり、癖のある話を見せられるのかなとも思っていたが、これはまさにかぐや姫の物語であった。剛速球で『竹取物語』だった。そして大傑作だった。 金曜夜のレ

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  • はてなダイアリーユーザ文学賞受賞歴不完全一覧 - YAMDAS現更新履歴

    藤野可織さんの芥川賞受賞についてこないだ書いたが、折角のニュースなのにはてなブックマークニュースが記事にしないのが疑問だった。何も特定のユーザをえこひいきしろというのではない。時事ネタを記事にするのなんていくらでもやってるわけで、ついでに今回の受賞者はうちでブログやってますよー、と素直に盛り上げればいいだろうに、と思ったわけだ。 すると東浩紀さんにコメントいただいたのだが(その1、その2)、こういうところがはてなは心得違いしており、ユーザに対して恩知らずな会社と思う所以なのだが、これはもう言うだけ無駄である。 ただちょっと気になったので、はてなダイアリーのユーザが文学賞を受賞した一覧をまとめてみた。 条件としては、はてなダイアリーのユーザが、実際にはてなダイアリーを開設し利用中に文学賞を受賞した場合に限らせてもらった。また文学賞もワタシが知ってる程度にはメジャーなものに限らせてもらった。

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  • アメリカでの電子書籍をめぐるこの一年のデータあれこれ - YAMDAS現更新履歴

    LukeW | Data Monday: E-reading E-books こういうデータって面白いので、気になったものをざっと訳しておく。すべてのデータにソースがついてるのはありがたい。これを何かに使う方は、(訳する過程でニュアンスが変わっていたらいけないので)ちゃんとソースにあたってくださいね。 2011年の1月、子供向け、ヤングアダルト向けの電子書籍の売り上げは390万ドルだった。その売り上げは一年後の2012年1月には2260万ドルにあがっている(ソース)。 成人向け電子書籍の場合、2011年1月には6660万ドルだった売り上げは、2012年1月には9950万ドルになった(ソース)。 この分野が大きいというのはなんとなく想像できる。 2011年の12月中旬の時点で、アメリカ人成人の17%が2011年に電子書籍を読んだと報道されたが、2012年2月にはその率は21%に増加した(ソー

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  • 自費出版にしろ電子書籍にしろ著者が自分で仕切るのは大変だという話 - YAMDAS現更新履歴

    A venture into self-publishing - O'Reilly Radar 『アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)』、『イノベーションの神話』、『パブリックスピーカーの告白 ―効果的な講演、プレゼンテーション、講義への心構えと話し方』といった書籍でおなじみの Scott Berkun(現在は Wordpress の Automattic で働いてるのね)だが、新刊『Mindfire』はこれまで通りオライリーとは組まず、なんと自費出版で出したそうだ。 Mindfire: Big Ideas for Curious Minds 作者: Scott Berkun出版社/メーカー: Lightning Source Inc発売日: 2010/11/24メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ

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  • インターネット・アーカイブが300万冊の本を電子書籍化 - YAMDAS現更新履歴

    Internet Archive adds its three millionth scanned book - Boing Boing インターネット・アーカイブが300万冊のをスキャンしたとのこと。これを紹介するコリィ・ドクトロウの文章がなかなか奮っているのでざっと訳しておく。 インターネット・アーカイブのブックスキャニングプロジェクトが300万冊目のテキストを追加した。Google ブック検索と異なり、インターネット・アーカイブはパブリックドメインの作品のみをスキャンしており、さらに重要なのは、スキャンしたものの用途に制限がないこと。もう一つ重要な Google との違いは、インターネット・アーカイブのプライバシーポリシーで、Google と違って裁判所の命令なしに個人情報を公開しないことを約束している。 そんなに Google が嫌いか!(笑) いや、ドクトロウが関わる電子フロン

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  • はてなダイアラー単著紳士録 - YAMDAS現更新履歴

    こないだはてな10周年に寄せた文章を書くために久しぶりに単著祭エントリを読み直したのだが、これがなかなか面白い。しかし、また同じことをやるのは体力的に無理なので、かわりに殿堂ユーザリストを単著があるはてなダイアリーユーザ全体に拡張してみたらどうだろうと思った次第である。 今回は、文執筆時点(2011年8月14日)で以下の4つの基準を満たすユーザを選んでみた。 単著がある。 通算30日以上パブリックモードのはてなダイアリーもしくははてなグループのダイアリーを更新している。 2011年に一度でもはてなダイアリーもしくははてなグループのダイアリーを更新している。 ただし、条件2と3については、Twitterまとめの自動投稿は除く。 これだとはてなダイアリーをメインのブログにしていない人も入るが、現役のユーザを選ぶという意味で大体妥当な基準ではないかと思う。 それでは2011年夏におけるはてな

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  • オライリー・ジャパンの被災者支援キャンペーンとティム・オライリーが語る「オライリーメディアがDRMを使わない理由」 - YAMDAS現更新履歴

    Ebook Store の商品が期間限定ですべて半額という被災者支援キャンペーンが26日0時をもって終了した。ワタシ自身はキャンペーン期間を勘違いしていたためこのビッグウェーブに乗り損ねるというマヌケぶりだが、ともかく大変話題となり被災者支援キャンペーンとして成功したのは間違いない。 しかし、こういうときも容赦しないのがただただし氏で、オライリー・ジャパンが販売する ebook の問題を指摘している。 今回のこのキャンペーンで初めてオライリーのebookを買った人も多いと思うけれど、たぶんコピペも印刷もできないという制約を知らなかった人も多いだろう。ちなみに家オライリーではPDFだけでなくEPUBなど複数のフォーマットで、しかもDRMフリーでの提供なので、こういうひどい制約をかけているのはオライリー・ジャパンだけの悪習だ。せっかくなので今回購入した人は、こういう客を信用しない出版社にはち

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