インターネット閲覧の主な情報端末がパソコンからスマートフォン(スマホ)に代わっても、ネット閲覧の主役は「ブラウザー」だ。閲覧に加え、様々なアプリを動かす基盤としての役割も担うようになり、重要性が増している。スマホでのネット閲覧や、ゲームを動かす目的に適合したブラウザーを提供する企業が増えている。 現在、地球上で最も多く使われているブラウザーは米グーグルが開発し無償で配布している「クローム」だ。 米ネットアプリケーションズによると、パソコンからのウェブ閲覧の61.6%が「クローム」だ。2000年代まで主流だった米マイクロソフトの「インターネットエクスプローラー(IE)」のシェアは11.9%まで後退している。「クローム」はモバイル端末でも62.9%のシェアを持つ。米アップルの「サファリ」が26.9%で続く。 ■OSとセットで提供が基本 ブラウザーは基本ソフト(OS)とセットで提供され、スマホの