まずは見てみよう! どんな実験? 実験手順と種あかし 風船とドライヤーを準備します。 【ポイント】風船は大きさ45cmのものが安定してうまく浮きます。 まず、風船を真上に上げてみましょう。このときのコツはドライヤーを動かさないことです。バランスを取ろうとして動かす人がいますが、その必要はありません。 次に、ドライヤーを少しずつ傾けていきます。ななめに吹いても風船は浮いています。 まず、真上に上げたときは、抗力(空気抵抗)で浮いています。 次にドライヤーを傾けたときは、空気の流れが風船に沿って曲げられ(コアンダ効果)、空気には流れに垂直な方向に力(揚力)が作用します。また、空気抵抗も作用し、これらの合力が重力とつりあう位置でバランスがとれるのです。 【キーワード】 コアンダ効果、運動量理論 【参考】 日本機械学会編「流れのふしぎ」講談社ブルーバックス、P128-133. ◀ 前の実験へ 次の