日本の科学技術研究の「効率」は、現状では欧米の5〜6割に過ぎない――。そんな内容を含む提言を学者の集まりである日本学術会議(黒川清会長)がまとめたことに、文部科学省が反発し、正面から反論を始めた。折から国は06年度から5年間の科学技術政策の基本計画を策定中。緊縮財政の中、例外的に伸びてきた科学技術関係予算にはやっかみもあり、予算削減の論拠にされては大変との思惑からだ。 学術会議は、研究資金と研究者数を「国が投入した資源」、論文数や特許出願数などを「それによって達成された成果」として、国際比較した。それによると、日本は重点とする生命科学など4分野で、米国の半分の資源を投じているのに成果は4分の1で、効率は米国の5割。欧州と比べても2倍の資源に1.2倍の成果で、6割の効率とされた。 学術会議は「日本の効率が極端に悪いことが客観的なデータで明瞭(めいりょう)に浮かび上がってくる」と指摘し、棚橋・
「初春の流星群を眺めよう」キャンペーン 報告の受付は終了しました。ご協力ありがとうございました。 集計の結果は集計結果ページでご覧いただけます。 国立天文台では、夜空を眺める機会を多くの方に持っていただこうと企画しているキャンペーンの第6弾として、2006年早々に活動するしぶんぎ座流星群を対象にして、「初春の流星群を眺めよう」キャンペーンをおこなうことにしました。1月4日午前1時から空が明るくなり始めるまでの間に、15分間以上星空を眺め、その間に何個の流れ星を見ることができたかを、報告ページから報告していただこうというものです。(1月3日から4日にかけての夜だということにご注意ください。) 真夜中過ぎの現象のため少し大変かもしれませんが、冬休みやお正月休みの方も多いと思いますので、初春の運試しに(?)夜空を眺めてみませんか。携帯電話からでも参加できますので、これまで流星を見たことのない方な
http://d.hatena.ne.jp/kmokudai/20050914で,実験データに疑いを持たれた論文について,意見を書いた.そのときに,産総研や,該当センターでのプレスリリースがないと書いたが,そのときからおよそ1週間後にプレスリリースがされていた. AIST|404 Not Found(2005.9.22) その予備調査の結果が出たようで,それがプレスリリースされた. AIST|404 Not Found(2005.12.2) その内容については,各種報道機関でも報道された. 産業技術総合研究所のセンター長を兼務する多比良和誠・東大教授らの論文について、結果を裏付けるデータが確認できなかった問題で、同研究所は2日、外部委員を含む調査委員会を設置して調べることを決めた。(朝日新聞 2005.12.2) 今回は,問題ありということで調査が継続されるが,問題なかったら予備調査で終了
JR西日本の転覆事故の直後にJRの責任者が出てきて、まるでこの事故の被害者かのような説明をしているのを聞いたときに、信楽での悲惨な大事故はまったっくJR西日本の体質になんらの責任感も、反省心も植え付けなかったのだな、ということを感じて、その感想を第一期ブログに書いたことがありました。 こんかいの建築強度設計偽装を直接に手をくだした、加害者というか、犯罪被疑者というかどういう表現をしたらいいのか分かりませんが、姉歯というひとが新聞記者に囲まれて、訝しそうな顔をしていたのが非常に印象的でした。 自分は、悪いことをしてない、もしくは他にも似たようなことをやっている人達がいるのに、というかそれとも自分よりはるかに偉い人から、やれといわれたから、素直にやったまでなのに、なんでこういうことになってしまったのか、という表情に見えました。すくなくとも、未必の殺人的行為だと非難されるようなことを自分がしてい
そんな人いないんだって!例えいても、絶対に名乗り出ずに黙って風呂でも透視してるって。 ちなみにまだ熱が引かないもんだから、頭に血がのぼりっぱなしだ。 だから、テレビ朝日はいい加減なことをするなよ! 犯人は捕まえられない。周りの住人は不安に陥れられる。てめえの電波は人を不幸にしているだけだ! 透視能力者が犯人を捕まえた例なんて1件もないんだし、科学的に説明が付けられないんだから、本来ならば公共の電波で肯定的に取り上げてはいけない。民放連の規定にもきちんと書いてある。(こんなページをつくってくれててありがとう北陸放送。でも、CM中抜き詐欺事件は忘れないよ。) ただ、最近またこんな番組が多くなってきた。 一時期、霊やUFOや超能力の番組が減っていたのは、矢面に立たされるキー局の視聴者サービスセンターの皆様が5局そろって「こんな番組やめれ」と、申し立てをしたからだそうな。 ただ、その申し立てに、U
ファン・ウソク教授の問題は日本でも理解が拡がりつつありますが、それでもやはり興味本位的になりがちです。韓国のダイナミックな評価の変化の激しさにはついていけないでしょう。韓国マスコミのやり方はたいへん激しいが、いっぽうでいさぎよい感じもします。昨日まで賛美していた人を、次の日激しく非難する、ある意味、大変立派です。渦中の人は大変でしょうが。 問われているのは、根本となる倫理観、研究をするうえでの中核となる倫理感覚の問題です。 ここまで書いてきて、きょうは「単一細胞の化学の将来」という話題のはずだったのですが、急遽変えたくなって、直接は関係がないのですが、「秘密性」ということについて書いてみたくなりました。 研究者というのは、ひとたび研究内容を公表したら、秘密があってはいけないことになっています。むかし、米国でのある会議で、あるタンパク質の結晶条件について、ある研究者が講演者に何度も論文を発表
米連邦地裁「公立校での知的計画(ID)説教育は違憲」 2005年12月21日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2005年12月21日 ペンシルベニア州ハリスバーグ発――米連邦裁判所は20日(米国時間)、ペンシルベニア州ドーバー学区における生物の授業で「インテリジェント・デザイン」(知的計画、ID)説について言及してはならないと述べた。進化論をめぐるものとしては、1925年のスコープス裁判[米国の高校の生物教師ジョン・トーマス・スコープスがテネシー州法で禁じられたダーウィンの進化論を教えたことで訴えられた]以来の、最大級の法廷論争において判決が下されたことになった。 ドーバー学区教育委員会が、地球上の生命はある特定できない知的な要因によって生み出されたとする概念を、同学区の生物学のカリキュラムに採り入れるよう命じたことについて、連邦地裁のジョン・E・ジョーンズ3世裁判官は、合衆
Charles Darwin's theory of evolution is widely accepted by scientists A court in the US has ruled against the teaching of "intelligent design" alongside Darwin's theory of evolution. A group of parents in the Pennsylvania town of Dover had taken the school board to court for demanding biology classes not teach evolution as fact. The authorities wanted to introduce the idea that Earth's life was to
A. ビスフェノールAの詳細リスク評価書−生態リスク評価算出手法が新しい− ある年賀状 ある方からの年賀状にこう書かれていた。“私たちの所(自治体)では、「環境ホルモンの名を出しては、予算がつきません」(予算査定の財務担当の方針)。” こうなっちゃうのですね。余りにも大げさなことを言い、世間を騒がせて予算をとったから。今でも、内分泌攪乱物質の研究や調査のために、一定の予算は必要だろうが、反作用としてこのようになる。 しかも、この負の影響は内分泌かく乱物質だけでとどまらず、化学物質全体、または環境問題全体に対する疑い、ためらいになる。こういう場面を私は一度経験している。それは、1970年代の水銀規制である。 わが国は、水銀電極法によるカセイソーダ製造法を禁止した。それが余りにも急であり、事業者の負担も大きかったために、この後、実に長い間、日本社会が化学物質の調査や規制問題に、口を噤
「日本の雑木林はニセモノだ、本来の森に帰せ」(宮脇昭) これに対してブックマークで非難するコメントが付いているが… はてなブックマーク - 「日本の雑木林はニセモノだ、本来の森に帰せ」(宮脇昭) で、散人センセは 「田舎の里山の伝統的生活にこそが環境を守る」としょっちゅう主張しているNHKにしては、めずらしく科学的で公正な番組。地方では、自然環境を守るとかいって、ボランティアを動員して里山の伐採とか下草刈りをしているらしいが、何もしないことが一番の自然保護なのである。ここにも「省事」が望まれる。 って書いているが、宮脇先生はそんなこと言ってないよー! 宮脇先生は、JICE(国際生態学センター)の研究所長として齢70を超えた今も現役の学者で、1200箇所の森林再生に携わった人。 [http://www.jise.or.jp/top1.html:title=財団法人 国際生態学センター[JIS
大阪大学サイバーメディアセンター 菊池誠 この論文は大阪大学大学院文学研究科文化形態論専攻広域文化形態論講座文化基礎学専門分野共同研究「科学と社会」(代表者: 溝口宏平)報告書(平成16年2月発行)に掲載されたものです。基本的には大阪大学の全学共通教育科目として毎年開講しているオムニバス講義「科学と人間」の中で私が担当している「科学とニセ科学の間」の回のレジュメを拡大したものです。 マイナスイオンの項に追記しました。でも、まだよくわからない(2006/2/23) はじめに 論文にしてはケッタイなタイトルなの で、面食らっておられるかたも多かろう。現代市民社会の特に日常生活と科学とのか かわりを考えるとき、私個人は「ニセ科学」の問題は極めて重要であると考えるのだ が、恐らくはこの問題に注目していない研究者(自然科学者・科学論者・社会科学者 を問わず)がほとんどだろうし、それどころか問題の存在
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