また現場での3Dプリンターによる施工「オンサイトプリティング」の他、Polyuseの製造拠点の3Dプリンターで事前に造形しておく「プレキャスト施工」も合わせた計3カ所で施工を実施した。 歩車道境界ブロックは長く曲線が続くため、現場に適した部材を製造する必要性があった。なお、Polyuseによれば「本件は国土交通省近畿地方整備局管内における建設用3Dプリンターを用いた初の公共工事」であるという。 造形した構造物は印刷しながら左官を実施し、外見上で見える箇所のみ表面をならして仕上げられた。印刷と左官作業を並行して実施することで効率化を図っている。 施工箇所への直接印刷には床掘り範囲への3Dプリンターサイズの調整や、傾斜3%の造形環境での造形、外気温下での安定した造形などが課題だった。
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