リニア中央新幹線計画の環境影響評価(アセスメント)手続きで、5日に公表された「環境大臣意見」。オオタカなど希少動物保護や、工事で発生する土砂対応などを求め、JR東海に対する厳しい姿勢が際立った。一方、特に県や南木曽町が繰り返し要望していた「作業用坑口」の数の削減については明言を避けた。 JRが4月、環境影響評価書を公表したことを受け、環境省が内容を検証していた。7項目の各論に分かれた12ページの意見書は、県内の地名を挙げるなどして説明。巨摩山地(山梨県)―伊那山地(長野県)の区間では、トンネル工事で地下水への影響が大きいとし、着工前の調査実施を求めた。喬木村ではオオタカの営巣地をリニアが通過する計画で、2~7月の営巣期の工事を回避するよう指摘した。工事による土砂については、地元自治体と協議して着工前に保管場所の規模などを定めた管理計画を策定、住民説明を求めた。南アルプス国立公園内の改変は避
長野市信州新町の道の駅に並ぶワラビやフキなど。安全性をPRするため、運営会社は全ての山菜の放射性物質をサンプル検査する=20日 長野市の山林で採取されたコシアブラから国基準値を超える放射性セシウムが検出され、県が市全域をコシアブラ採取の自粛対象としたことに、地元飲食店などから「市内全域が危険と思われかねない」と戸惑う声が出ている。県は市町村単位での対応を求める国の方針に沿ったとするが、合併で市域が広がっていることもあり、消費者からは「どこで採れた物なのか、判断材料がほしい」との声が上がる。自主的に検査機関で検査して安全性をPRしようとする農産物直売所も出ている。 「長野市といっても広い。コシアブラ以外の山菜でも客に出して大丈夫か」。大型連休に市内で採ったコシアブラやコゴミ、タラノメなどを冷凍保存する同市の飲食店の女性店員は戸惑う。 県林務部は16日、長野市で同日採取したコシアブラから国
諏訪市議会運営委員会は19日開き、政務活動費の収支報告書に添付する領収書について、「公文書」と見なし、情報公開請求された場合に公開することに決めた。これまで明確な共通認識がなかったため意見集約した。 収支報告書の領収書に関しては規則で、会派の経理責任者及び議員が10年間保管することを明記している。だが、議長宛てに収支報告書が提出されることもあり、添付の領収書などは議会事務局で保管しているのが実態。4月に領収書などの公開請求があり、事務局は5月7日の議運に取り扱いを諮ったが集約に至らず、各会派の検討事項になっていた。 19日の議運で、新風会は「公開はやむを得ない」、共産党は「収支報告書と領収書は一体なので全面公開でいい」、無所属の会は「会派の了解をとって公開するのは結構」との見解を示した。 議運では規則の文言について、議員から「10年保管となっているが、議員をやめたらどうなるのか。議員
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