株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六本木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分
田母神(たもがみ)俊雄・前空幕長が民間企業主催の論文募集に応じ、これが最優秀賞となったことから、一大政治問題に発展した。筆者はこの選考過程に加わった当事者の1人でもあり、あちこちでこの件を書いたり、取材するはずの側が取材される立場になったりと、なんともあわただしい。 重複を承知で、やはりこの「田母神論文」騒ぎに触れておかなくてはなるまい。田母神氏の論文は「日本は侵略国家であったのか」というものであった。このコラムのタイトル「我々の国家はどこに向かっているのか」を考えるためにも、今回の騒動は格好の示唆を与えてくれるように思われる。 そこで、まだこの論文をお読みでない方はぜひ一読されることをお勧めしたい。ここからPDFファイルで見ることができる(アパグループ第一回「真の近現代史観」懸賞論文募集) これによって、田母神氏は空幕長を更迭され、空将の定年退職年齢に達していたため、これが適用され
このコラムでは、架空の外食企業のクレーム対応担当者の日常を通して、最善のクレーム対応を考えていきます。 ○月×日 夕方 ちょっとした親切のつもりが 「味がいつもと違ったから、教えてあげようと思って電話しただけなのに、いろんな部署に掛け直せ、と言われて……。ここで5カ所目だ!どうなっているんだ。アンタらの会社は!」――。 先日、ある外食チェーンのお客様相談室の責任者Aさんのところに、怒りの電話を掛けてきたお客様がいた。 このお客様は、そのチェーンの常連客。いつも食べている料理の味が薄かったので、そのことを教えてあげよう、という親切心から電話したのだが、いくつもの部署をたらい回しにされ、怒りが頂点に達していた。 「ごもっともです」「おっしゃる通りです」――。Aさんはひたすら謝り、何とか許してもらったそうだ。 調べてみると、確かにセントラルキッチンでの工程が原因で、味にバラつきが生
第133回 富を生み出す道州制への道 ―― 九州をモデルケースに 経営コンサルタント 大前 研一氏 2008年6月18日 最近、道州制へ向けた議論を耳にする機会が増えてきた。いよいよ俎上(そじょう)に上ってきたと言うべきか。 わたしが、かねてからの道州制推進論者であることはご存知の人も多いと思う。「地域国家論」の提唱者として、わたしは19世紀的な国民国家からの脱却を世界中で呼びかけてきた。EUや中国の台頭を地域国家の集合体として見る見方も折に触れて提示してきた。 世界の繁栄する地域を見れば、その秘訣がROW(Rest of the World:その他世界)から呼び込むことにあることは明らかだ。日本ではいまだに国民の払う税金で景気刺激をするしかないと考えている人々が大半だ。富の分配はその前提として富の創出がなくてはならない。いま日本の人口はまさに少子高齢化しており、毎年40万人ずつ就業
いよいよ大型連休がやってきた。だが、給料のダウンと物価高のダブルパンチで、遠出をするどころではないという人も多いのではないだろうか。今後も、手取り額の目減りや物価上昇は続きそうだ。とてもじゃないが、うきうきしている気分にはなれない。 政治の無策を追及するとともに、選挙での一票で現状の打破を目指すのはもちろんだが、庶民とすれば、それと同時に日々の生活をやりくりしていかなければならない。 現在の物価高不況のなかで、わたしたちはどうやって生活を防衛していけばよいのか。今回は、わたしが考え、実行している対策をいくつか紹介しよう。ちょっと肩の力を抜いて読んでいただければ幸いである。
「人身売買」などというと、一昔前の野蛮な行為のように思うが、実はいまも東南アジアでは当たり前に行われている。 昨年末に新聞で、タイの女性が1人当たり240万円で日本に売られているという報道があったが、実はタイ国内では未成年の子どもたちまでも売買されている。農村部から買われてバンコクなどの都市に連れてこられた子どもたちは、おぞましいことに日本や欧米の旅行客にわずかな金額で買われて、慰み相手にされる。その額は日本円で数十万円程度だ。 以前、日本の女性たちが東南アジアで乱交を繰り広げていると書いたが、もちろん日本の男の方がもっと数が多い。 なぜ、未成年の女の子たちを買うのかといえば、中にはロリコン趣味もいるのかもしれないが、多くはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染をおそれてのことだ。未経験の子どもにはその心配がないというわけだろうが、同じ日本人としてこうしたことを繰り返す連中は恥ずかしい
当連載の68回、『“東京都の銀行”、巨大赤字の真相』で、石原慎太郎・東京都知事の肝いりでスタートした新銀行東京について述べた。詳しい内容はリンクをたどっていただくとして、ここでは簡単な概略だけ記しておこう。 実はこの銀行のオリジナルプラン(メトロポリタン銀行)を出したのは、他ならぬこのわたしだ。実際にスタートするまでの間に紆余曲折があり、本来の目的や構想からずれていった。あげく、都知事の考えで「中小企業とベンチャーへの支援」が最大の目的ということになり、当然のごとく破綻しかけている――。 さて、「案の定」と言うべきか「残念なことに」と言うべきか、新銀行東京は現在、かなりの瀬戸際に立たされている。報道によれば累積赤字が出資金の8割にまで届こうという、あり得ない状況に陥っている。恐ろしいことだ。銀行の放漫経営、そして経営悪化・吸収合併という例は決して珍しいものではないが(石原知事が会見で主
このところ何度か、我が社の人事異動の話をしています。人事異動によって「やっているつもり」「頑張っているつもり」の惰性を払拭する。組織が活性化し、フレッシュな気持ちで業務に当たる環境が作られるので、組織の大きな成長が見込まれる。事実、我が社は大規模な人事異動をするたびに売り上げも利益も伸ばしている、と。 すると先日、とある熱心な読者の方からメールが届きました。「小山は常々『人の成長なくして組織の成長なし』と書いている。だとすると、人事異動と人材の成長とは常にリンクしていなければならないのでは」とありました。 すなわち、人事異動「だけ」で組織は成長するのではない。人事異動で成長するのはあくまでも人であり、だからこそ業績が伸びるのではないか、と。まさに「ご明察!」。我が社の人事異動は、一義的には組織の活性化・業績の伸長を目的に行いますが、その根底は人材の成長です。 「人材の成長」に教育が必
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