長いツアーが始まりますと、それをきっかけにこちらへ辿り着いてくださる方も増えるようで「マニピュレーターって、なに?」を頂くことが多くなります。 定期的に出る話題でもありますので、この辺でおさらいといきましょう。 ※過去のエントリーと重複する内容も含まれる上、非常に長いです。 まずは成り立ちから。 ■音色作り 制作のスタジオワークにおいて、アレンジャーが望む音色を作る。 そもそものスタートはシンセサイザーが発明され普及し始めたころ、その楽器の操作の専門家として様々な音を作るところから始まっています。 例えばフワっとしたイメージのシンセ、重厚なシンセストリングス、はたまた耳を劈く雷鳴の効果音など、その内容は多岐に及びます。 そういえば初仕事のとき、カウベルのサンプルから「ぽちゃっ」という雨音のSEを作ったことがあったなぁ…。 ■打ち込み アレンジャーから渡された楽譜を元にシーケンサーに演奏情報