(英エコノミスト誌 2015年10月17日号) 中国は、米国がアジア太平洋の支配的な海軍国であるべきだということをもはや受け入れていない。 海洋強国を目指す方針を鮮明に打ち出した中国が、アジア太平洋における米国支配を脅かしている(写真は2014年9月、イラン・バンダルアバス港に停泊中の中国海軍の駆逐艦)〔AFPBB News〕 今後数日内に、世界の大半の国・地域から見えないところで、米国海軍が中国の高まる海軍力を試す。領有権が争われているスプラトリー(南沙)諸島で中国が建設している人工島の周囲12カイリの推定上の領海内でパトロールを実施することで、それをやるのだ。 米国海軍は2012年以降、中国が領有権を主張する構造物のすぐ近くを航行する国際法上の権利を行使してこなかった。 このような「航行の自由」パトロール*1の再開は、南シナ海での挑戦的な人工島建設に関する懸念を和らげることができなかっ
![シーパワー:海を支配するのは誰か? 海洋強国として台頭する中国、米国のアジア太平洋支配に挑戦(1/6) | JBpress(日本ビジネスプレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e0fdd176eac0a1933caaa485f286601bf81472f7/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2Fe%2F-%2Fimg_6ecda1d0b6aa00f58afbc086eb681e86138332.jpg)