2014-01-18 國分功一郎『哲学の先生と人生の話をしよう』レジュメ 哲学の先生と人生の話をしよう 作者: 國分功一郎 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2013/11/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る ■ 國分功一郎氏について 國分功一郎(以下敬称略)は若手の気鋭の哲学者であり、処女作は『スピノザの方法』、スピノザや、またドゥルーズについての研究で知られる(ちなみにドゥルーズはもともとヒュームやスピノザ、カント、ニーチェ、ベルクソンなどの研究からそのキャリアを始めた)。 消費社会と退屈の問題をハイデガーなどを参照しながら論じた『暇と退屈の倫理学』はベストセラーになり紀伊國屋じんぶん大賞の一位を受賞している。『暇と退屈の倫理学』は消費と浪費を区分しながら、爛熟した資本制下の記号的な差異化に振り回される「消費」に対し「善く生きる」ためにある事