「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」 ※小倉百人一首 九番 小野小町(出典:『古今集』春・113) 【意訳】絶世の美女だなんだとチヤホヤされて調子に乗っていたら、長雨(ながめ)に濡れた桜のように、いつしか色あせてしまいました(溜息)。 誰(たぶん日本人でしょう)が決めたか「世界三大美女」の一人に数えられ、美貌にまつわるエピソードの多さから、現代でも美しい女性を「~小町」などと呼ぶくらい、美女の代名詞となっている「小野小町(おのの こまち)」。 しかし、かつては才色兼備だった彼女も、自ら詠んだごとく年齢と共に容姿も衰えてしまい、その晩年はあまり幸せなものではなかったようです。 すっかり老いてしまった小町の様子が能の演目「卒塔婆小町」などにも表現され、作中で小町は大いにぼやくのですが、そんな悩みも生きていればこそ。 絶世の美女だろうが醜男だろうが、もちろんブ
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