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ブックマーク / mmpolo.hatenadiary.com (2)

  • 森山大道『通過者の視線』を読む - mmpoloの日記

    森山大道『通過者の視線』(月曜社)を読む。森山はストリート・スナップのカメラマン。すでに120冊以上の写真集を出版し、美術館での写真展も、ロンドンのテート・モダンやパリのカルティエ現代美術財団、サンフランシスコ近代美術館をはじめとするアメリカ各地の美術館やスイスの美術館など、国内でも東京都写真美術館や東京オペラシティ・アートギャラリーなど枚挙にいとまないほど各地で開催されている。現在も品川のキャノンSタワーと渋谷区神宮前のAMで写真展が開かれているようだ。 書は森山の写真も少し挿入されているが、いろんな機会に書かれたエッセイをまとめたもの。ほとんど写真に関連した文章が集められている。自伝的なものや写真集出版に関連して書かれたもの、先輩や仲間の写真家について書かれたものなどだが、深瀬昌久や中平卓馬、東松照明、井上青龍などを語っているのが良い。 中では「面影記」と題されたエッセイが出色の出来

    森山大道『通過者の視線』を読む - mmpoloの日記
  • 東京国立近代美術館の常設で見た興味深い作品 - mmpoloの日記

    東京国立近代美術館の常設展で興味深い作品を見た。とくにその解説が印象深かった。こんな風に解説してくれれば、作品がずっと身近になるだろう。 津田青楓「犠牲者」1933年、油彩 この作品は、1933年(昭和8年)の小説家小林多喜二(1903−1933)の虐殺に触発されて描かれたものです。津田は、「十字架のキリスト像にも匹敵するようなものにしたいという希望を持つて、この作にとりかかつた」(『老画家の一生』)と記しています。拷問をうけ吊り下げられた男と、左下の窓を通して取り込まれた建設中の国会議事堂が対比されます。プロレタリア芸術運動への弾圧が激しさを増す中、津田自身も家宅捜索の後、一時拘留されました。《ブルジョア議会と民衆生活》は押収されましたが、幸いこの作は隠し通すことができました。 厳培明(ヤン・ペイミン)「スーダンの少年」1998年、油彩 ヤンは、中国は上海の生まれ。現在はフランスのディジ

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