来年春に卒業する大学生や高校生などを対象にした大手企業の来年度の採用計画では、業績の回復を背景に採用を大幅に増やす動きが広がっています。 このうち電機業界は、円安やリストラの効果などで業績が改善した企業を中心に、来年春に大学や高校などを卒業する新卒者の採用を大幅に増やしています。 具体的には、パナソニックが700人で今年度の2倍、シャープは300人と3倍に増やします。 自動車業界では、日産自動車が610人、ホンダが595人で、いずれも今年度より10%前後増やすほか、マツダは465人と今年度の2倍に当たる新卒者を採用します。 自動車向けの鋼板などが好調だった鉄鋼業界は、新日鉄住金が860人と今年度より50%以上増やし、JFEスチールは810人と80%余り増やす計画です。 流通業界は、イオンが3000人と新卒者の採用を今年度より25%増やすほか、ユニクロを運営するファーストリテイリングは100