女性と握手拒否、国籍認めず=「同化していない」と判断−仏 女性と握手拒否、国籍認めず=「同化していない」と判断−仏 【パリ時事】仏移民省は9日、フランス人女性と結婚したモロッコ出身の男性からの国籍取得申請を拒否したことを明らかにした。この男性が移民省の女性職員との握手を拒み、妻に全身を覆うイスラム衣装を着用させるなど「フランスの社会習慣に同化していない」と判断したためという。 移民省によれば、この男性は1999年に入国後、2004年に結婚するまで不法滞在を続け、08年に国籍取得を申請。審査の過程で「信仰に反する」として女性職員との握手を拒んだほか、妻も夫以外の男性がいる場で顔をさらすことを拒否した。 同省は、男性の振る舞いが「共和国の価値、とりわけ個人の自由と男女平等の原則と相いれず、定められた同化条件を満たしていない」と判断。ベッソン移民相が8日に申請拒否を決めた。(2010/07/