タグ

ブックマーク / www.medical-tribune.co.jp (4)

  • シリーズ 社会問題からみた心の病/第6回/アスペルガー障害

    知的な障害がないにもかかわらず,学習が困難で成長後も社会生活に支障を来す疾患群を発達障害と総称する呼び方が定着してきた。具体的にはアスペルガー障害,注意欠陥/多動性障害(AD/HD)と学習障害(LD)を指すが,なかでもアスペルガー障害は,その頻度の高さと,最近頻繁に報道される特異な事件のいくつかで加害者の背景にあることが知られるようになって,特に注目されている。 アスペルガー障害を巡り社会状況が変化 耳目に新しいところでは少年犯罪調書漏洩事件があるが,最初に新聞でアスペルガー障害の名前が大きく取り上げられたのは豊川主婦殺害事件(2000年)であろう。「人を殺してみたかった」という供述は社会を震撼させた。最近は調書漏洩事件を含め,アスペルガー障害の診断がやや安易に乱発されているようにも思われる。ただし,アスペルガー障害が犯罪に直結するというような理解は誤りであり,いくつかの動機が理解し難い「

  • シリーズ 続・社会問題から見た心の病/〜事例編(3)〜/アスペルガー障害

    アスペルガー障害についての脳科学的研究はまだその端緒の段階にある(紙2008年1月10日号)が,歴史上傑出した才能の持ち主にこの障害が示唆される一方,わが国では若年の重大犯罪者にこの特性が指摘されることが続いている。引きこもりや不登校との関連もあり,発達障害者支援法の施行(2005年),特別支援教育格実施(2007年)を受けて,現在では精神科・小児科医療だけでなく,教育,福祉,司法など,人間の行動にかかわるすべての領域においてトピックスとなっている。筆者らは,司法事例の精神鑑定や調査を通じてアスペルガー障害の未診断例に接し,彼らの社会適応の困難さを目の当たりにしてきた1)。今回は家庭裁判所調査官の立場からアスペルガー障害を取り上げ,治療・支援の重要性を明らかにしたい。 藤川 洋子 氏 京都ノートルダム女子大学心理学部教授 加藤 進昌 氏 昭和大学精神医学教室教授/附属烏山病院長

    fuji_hajime
    fuji_hajime 2008/12/24
    「社会が対人関係能力に重きを置き,「場の空気を読むこと」を期待すればするほど,アスペルガー障害の人たちの居場所はなくなってしまう」
  • 第42回日本発達障害学会

    第42回日発達障害学会 発達障害者支援の試み広がる 2005年4月に発達障害者支援法が施行された。これにより,知的障害や身体障害が知的障害者福祉法,身体障害者福祉法などで対応されてきたほかに,自閉症や知的な遅れのない広汎性発達障害であるアスペルガー症候群(AS),注意欠陥多動性障害(ADHD),学習障害などを有する発達障害者への支援が広がりつつある。山口市で開かれた第42回日発達障害学会(実行委員長=山口県立大学看護栄養学部・林隆教授)のシンポジウム「支援に役立つ医学診断の進歩」(モジュレーター=国立精神・神経センター精神保健研究所知的障害部・加我牧子部長)では,発達障害者の診断や,障害児の家族への影響など,さまざまな側面から発達障害者の支援に関する報告が行われた。 軽度発達障害児の発見に5歳児健診が有用 発達障害の症状は一般的に乳幼児から幼児期にかけて現れ,自閉症や重・中等度

    fuji_hajime
    fuji_hajime 2007/12/22
    「特にADHDは,実は別の疾患,あるいはほかの疾患が合併しているという場合がある」
  • Sexual Science - 座談会・変わりつつあるトランス/GIDの意識と行動(下)

    ご出席 土肥いつき(どひ・いつき)さん 京都府立高校教員。STN21(セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク) 共著に『トランスジェンダリズム宣言』(社会批評社),『セクシュアルマイノリティ』(明石書店) 三橋順子(みつはし・じゅんこ)さん 性社会史研究者。お茶の水女子大学非常勤講師。 共著に『トランスジェンダリズム宣言』(社会批評社),『性の用語集』(講談社) 中村美亜(なかむら・みあ)さん セクソロジスト。著書に『心に性別はあるのか』(医療文化社) 針間克己(はりま・かつき)さん 精神科医。 著書に『性非行少年の心理療法』(有斐閣),訳書に『私たちの仲間ー結合双生児と多様な身体の未来』(緑風出版)など多数。 (06年2月号から続く) 編集部 いろいろ最近の状況を語っていただきましたが,それではこれから,どうしたらいいんでしょうーーまあ,言葉で語るだ

  • 1