タグ

ブックマーク / ides.hatenablog.com (9)

  • アスペルガー症候群の予後は明るいと考えていたアスペルガー - 井出草平の研究ノート

    アスペルガー症候群を発見したアスペルガー自身は当初、この症候群の予後は明るいと考えていた。いろいろな論文で指摘されていることだが、メモとしてその部分を1944年の論文から抜き出し。 自閉症とアスペルガー症候群 作者: ウタ・フリス,冨田真紀出版社/メーカー: 東京書籍発売日: 1996/05メディア: 単行 クリック: 15回この商品を含むブログ (8件) を見る 大半の夥しい数のケースでは、抜群の職業上の成果が期待でき、これにより社会参加が実現します。能力ある自閉症の人々は高い地位に昇り、その人々でなければ成しえぬことがあるとさえ思えるような飛び抜けた成功を収められます。それはまるで、彼らは自分たちの欠陥を穴埋めする補償能力を備えているかのようです。その揺るがぬ決意とシャープな知的才能は、彼らの創意あふれる精神活動には欠くことのできない要素であり、特異な関心事に現れた頑固一徹さには限り

    アスペルガー症候群の予後は明るいと考えていたアスペルガー - 井出草平の研究ノート
  • 早期教育を受けた子はAD/HDや発達障害になる? - 井出草平の研究ノート

    「パパ、ママたちへの警鐘 早期教育で病んだ子どもたちが増えている」 『週刊朝日』2009年09月18日号 (記者:中釜由起子) http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20090909-02/1.htm 『週刊朝日』に元北海道大学教授の澤口俊之氏の発言として以下のようなことが載っていた。 元北海道大学教授で、現在、人間性脳科学研究所所長の澤口俊之氏は言う。 「いちばん重要なのは、脳の発達パターンに合わせるということです。われわれの研究所で、0歳児から追跡調査を続けたところ、早期教育を受けた子は、1歳児でもキレやすく、6歳くらいになると、多動性傾向が非常に強く、注意力散漫であることがわかりました。 今、幼児教室や幼稚園などでなされているIQテスト教育などは、科学的根拠がないものが多い。子どもの脳は未分化で、乳幼児のころに教えたことが脳の

    早期教育を受けた子はAD/HDや発達障害になる? - 井出草平の研究ノート
    fuji_hajime
    fuji_hajime 2009/09/13
    貧乏だったけど、人に指摘されたのをきっかけに自分で情報収集して自分で病院行ったよ!   大人になってからなw
  • AD/HDは境界性パーソナリティー障害のリスクファクターなのかもしれない - 井出草平の研究ノート

    田中聡「境界性パーソナリティ障害の形成メカニズム」『精神治療学』24(8)にAD/HDと境界性パーソナリティー障害の関係についての文献障害紹介があった。両者は関係があるという報告があるとのこと。 成人のAD/HDの37%に境界性パーソナリティー障害がみられたという報告がある。下記のAnckarsäterらの研究である。相互影響についての論考はされていない。 Anckarsäter H, Stahlberg O, Larson T, Hakansson C, Jutblad SB, Niklasson L, Nydén A, Wentz E, Westergren S, Cloninger CR, Gillberg C, Rastam M., The impact of ADHD and autism spectrum disorders on temperament, character,

    AD/HDは境界性パーソナリティー障害のリスクファクターなのかもしれない - 井出草平の研究ノート
  • 初等少年院の男子の8割がAD/HD - 井出草平の研究ノート

    悲しみの子どもたち―罪と病を背負って (集英社新書) 作者: 岡田尊司出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/05メディア: 新書購入: 5人 クリック: 59回この商品を含むブログ (16件) を見る このタイプは男子に多く、男子の初等少年院などでは八割がADHDに該当するともいわれる。比較的若年の男子非行少年では、ことに高い比率を占める。あまり養育環境に恵まれないケースがほとんどである。というのも、ADHDの多くは、適切かつ気長に対処すれば、年齢とともに落ち着いていくし、ADHDのもつ活動性、旺盛な好奇心、天真爛漫さは、大きな美質ともなるからだ。逆に、無理やり言うことを聞かそうとして乱暴に扱われると、当の暴れん坊になってしまうのである。 「男子の初等少年院などでは八割がADHDに該当する」という研究を読んだことがないので、探してみたいと思う。藤川洋子(2007)の家裁送致のデー

    初等少年院の男子の8割がAD/HD - 井出草平の研究ノート
  • 発達障害を持った子どもたちのメンタルヘルスと特別支援教育についての感想 - 井出草平の研究ノート

    『こころの科学』LD・AD/HD特集号から品川裕香の論文。 LD・AD/HDなどの診断を受けた子どもたちのその後について取材をして、特別支援教育への提言を行っている。 リストカット、うつ、不登校、ひきこもりと言ったものの背後に発達障害があるということからはじまる。 品川裕香,2009, 「大人になるまで・大人になってから−−厳しい教育・社会の現状とその打開策−−」 『こころの科学』145号,79-84. AD/HDとアスペルガー症候群と診断された男子のインタビュー。 「僕はね、温室から寒風吹き荒ぶ南極大陸に放り出されたようなものだったんです。中一のときにADHDだのアスペルガー症候群だの言われて、それなりに丁寧な指導を受けてきたけれど、結局、理解してくれる人が誰もいない集団のなかではまったくのダメ人間だった。診断されていたり、診断名に応じた指導を受けたからといって、社会に適応できる力がつい

    発達障害を持った子どもたちのメンタルヘルスと特別支援教育についての感想 - 井出草平の研究ノート
    fuji_hajime
    fuji_hajime 2009/07/26
    嫌いなことだと全く仕事にならなかったADHDの俺が通りますよ。
  • 社会に合わせようとするから、社会と合わせられなくなっている - 井出草平の研究ノート

    ひきこもりについての論考。「ひきこもり」は社会へ適応しないのではなく、適応しようとするために逆に適応できない状態に陥っているという内容。非常に的確で興味深い論文。 加藤弘通,2006, 「ひきこもりの青年にとって働くということ--社会に向き合って生きようとする姿」 (特集 若者が働くということ--発達心理学的な視点から) 『発達』27(108),28〜34 つまり、誇大な夢を語った。「意味がない」と退けたりすることには、それなりの意味があるのです。例えば、「意味がない」と貰うAさんは、「アルバイトが続かないこと」について次のようた話します。 アルバイトすること自体はそれなりに楽しいし、その日その日は充実している。でもそれ にハマって、周りから頼りにされればされるほど、「このままじやあ、タメだ」という思いが強くなってくる。「このままじゃあ、またルートからはずれちゃう、終わっちゃうって。もちろ

    社会に合わせようとするから、社会と合わせられなくなっている - 井出草平の研究ノート
    fuji_hajime
    fuji_hajime 2009/04/21
    いざとなったら副業と貯金でギリギリ食いつなげるだろうから、そこそこの仕事と収入があればいいかーと考え始めてるADHDの俺が通りますよ。
  • アスペルガー症候群と仕事 - 井出草平の研究ノート

    クライン、ヴォルクマーら編の『総説 アスペルガー症候群』から編者であるアミー・クラインとフレッド・ヴォルクマーによる成人期についての記述。職業訓練のところ。 職業訓練 アスペルガー症候群を持つ成人は、面接が苦手で、社会的困難性があり、変わっている、不安な状況に弱いなどの理由から、進学や就職に必要な最初の条件をクリアできないことが多い。したがって、職業訓練の際に重要なのは、進学や就職の最初の段階で必要なあらゆるソーシャル・スキルを身につけさせることである。ターゲットとすべき技能には、身だしなみ、自己演出、応募の手紙の書き方、さらに面接過程のあらゆる側面における技能が含まれる。同様に大切なのは、神経心理学的障害が関係しない領域の仕事、ある程度支援や援護が受けられる仕事に威かせること、そういった仕事の訓練を受けさせることである。大学では個人指導システムによって技能経験を積ませる。その際、教師や仲

    アスペルガー症候群と仕事 - 井出草平の研究ノート
  • こういう状態であればアスペルガー症候群や自閉症を疑った方が良い - 井出草平の研究ノート

    高機能広汎性発達障害―アスペルガー症候群と高機能自閉症 作者: 杉山登志郎,辻井正次出版社/メーカー: ブレーン出版発売日: 1999/08メディア: 単行購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (7件) を見る アスペルガー症候群や自閉症を疑った方がよい状態が列挙してあったので、引用。このより水野智之,河村雄一,杉山登志郎の書いたもの。 全て該当しなくとも,以下に示す兆候がいくつか認められるようならば,アスペルガー症候群や自閉症の可能性を検討してみてもよいと思われる。 微笑み返しをしない。相手を見ずに(あるいは手のひらを自分の方へ向けて)バイバイをする。別れ際ではなく拒絶(もうイヤ!)の意味でバイバイをする。 一人遊びばかり好む。仲間にうまく入れない。入っても打ち解け合えない。相手の気持ちや意図が読み取れない。暗黙の了解が理解できず,臨機応変に融通が利かせられない。 泣き

    こういう状態であればアスペルガー症候群や自閉症を疑った方が良い - 井出草平の研究ノート
    fuji_hajime
    fuji_hajime 2009/04/07
    id:BUNTEN id:imo758 激しく同意。あんなかんたんなパズルもねぇよなと思ってたガキの頃だったADHD/PDDハイブリッドの俺が通りますよ。
  • 暴力アスペ - 井出草平の研究ノート

    特別支援教育のための精神・神経医学 (学研のヒューマンケアブックス) 作者: 杉山登志郎,原仁出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2003/05メディア: 単行購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 杉山登志郎の記述部分から。 高機能の広汎性発達障害の中には暴力的行為を繰り返すグループが一定数いて「暴力アスペ」と密かに呼んでいるそうだ。この言葉を知らず、かつ興味深い表現だったので掲載しておく。 それほど多い割合ではないが、多くの高機能広汎性発達障害の児童と出会ってみて、われわれは、暴力的な噴出を繰り返す児童が存在することに気づいた。全体としては高機能児の5%前後で、そう多いものではない。しかし、このグループの子が一人いれば学級崩壊になってしまうほど、この子たちの起こす問題は深刻であった。 われわれは密かに「暴力アスペ」とニックネームをつけて呼んでいたが、

    暴力アスペ - 井出草平の研究ノート
  • 1