消火器を使った教会襲撃事件で、任意同行される池田康政容疑者=4日午前6時11分、大阪府豊能町 (安元雄太撮影) 近畿地方のキリスト教会や関連施設に消火器などが投げ込まれた事件で、池田康政容疑者(29)=器物損壊容疑で逮捕=が、以前通っていた在日韓国人が多く集まる教会で「ほかの信者が韓国語で話すので疎外感があった」と供述していることが5日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警は教会への一方的な恨みが一連の犯行の動機とみているが、池田容疑者の言動に不可解な点が多く、犯行時の精神状態について慎重に調べる。 捜査関係者らによると、池田容疑者が通っていた兵庫県川西市のプロテスタント系教会は、在日韓国人が多く集まるところで、池田容疑者は「礼拝は日本語で行われるが、終わった後の会話が韓国語なので疎外感を覚えた」と供述。慕っていた牧師が留学のため渡米したことについて「自分を捨てたと、裏切られたように感じ