火山活動を示す海水の変色は確認されておらず、海保では現時点では船舶の安全に影響はないとみている。 同庁海洋情報部によると、海底火山が見つかったのは同列島の宝島の北方約25キロの海底。水深約300~500メートルの場所に、直径約1・6キロのカルデラと10個程度の火口があった。形状から数千年前に活動した可能性があるという。 海保では海図作製などのため、海底地形調査を行っており、4~5月に同列島周辺海域を調べて発見した。同列島には活発に活動中の火山があり、調査を続ければ別の海底火山が見つかる可能性があるとしている。