“自分が傷ついても、傷ついている人がいるとほっとけない”それが、医療ソーシャルワーカー歴30年の大沢かおりさん(53)だ。この30年、DV被害にあっていた女性を助けたり、がん患者はもちろん、その家族も親身になってサポートしてきた。だが、実は自身もDV被害にあっていたことがあり乳がんサバイバーで、夫を亡くした経験をもつ。過酷な体験があっても、多くの人を助け続ける彼女の熱意の秘密は―。
がん患者や家族らがいつでも立ち寄れ、相談支援を受けられる「マギーズセンター」。発祥の地の英国や日本、香港などに約二十カ所あり、病院と家との間の「第二のわが家」と位置づけられている。その建築と庭に焦点を当てた企画展が、東京都江東区新砂の「ギャラリー エー クワッド」で開かれ、緑豊かな中庭などが再現されている。 英国人造園家で乳がんと診断されたマギー・ジェンクスさんが、温かな雰囲気の中で気持ちを整理したり人と語り合ったりすることで、当事者らが自分の力を取り戻せる場が必要と考えた。一九九六年に第一号がオープン。日本では二〇一六年、寄付金を基に同区豊洲に「マギーズ東京」ができ、延べ約二万二千人が訪れている。 展示では各センターの外観や内部をパネルとスライドで紹介。部屋の広さや庭があることなど共通の建築要件があり、ギャラリーの岡部三知代副館長は「世界的建築家が無償で協力し、外観はそれぞれ奇抜なものも
石田雅男さんの幼少期の写真を示しながら講話する長島愛生園歴史館の田村朋久さん(右)=岡山県瀬戸内市の長島愛生園で2020年2月12日午後1時45分、戸田紗友莉撮影 国立ハンセン病療養所「長島愛生園」(岡山県瀬戸内市)で、語り部の入所者に代わってハンセン病の歴史や入所者の体験を学芸員が話す「継承講話」の取り組みが始まっている。2月中旬に始まった後は新型コロナウイルスの影響で講話の機会が激減しているが、入所者の高齢化が進む中で全国でも珍しい取り組みで、担当する学芸員は「入所者の多くは話を継ぐ家族がいないので、より危機感がある。入所者の思いを最大限生かしていきたい」と話している。 2月中旬、同県真庭市からの来園者20人を前に、長島愛生園歴史館の学芸員、田村朋久さん(43)が初めての継承講話を披露した。取り上げたのは、入所者自治会事務局長の石田雅男さん(83)の経験談。2019年12月ごろから田村
水俣病やハンセン病の被害者救済の軌跡を振り返り、繰り返される被害者の「分断」を考えるシンポジウムが6日、熊本大(熊本市)であり、当事者が経験を語った。 熊大大学院の岡田行雄教授(51)が企画した。患者認定や補償をめぐる線引きなどで被害者同士が分断され、公害や差別を引き起こした国・企業の責任から目がそらされる構造を見つめ、その克服に向けて道筋を探ることが狙い。新型コロナウイルス感染拡大防止のためテレビ会議システムZoom(ズーム)を使い、全国から約80人の学生らが参加した。 熊本県水俣市立水俣病資料館の語り部、川本愛一郎さん(62)=水俣市=は、水俣病患者の救済に尽力した父、輝夫さんの活動を振り返った。 原因企業チッソの企業城下町… ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編
ヤングケアラーらへの緊急支援を求める要望書を加藤勝信厚生労働相(左から3番目)に手渡した、河村建夫元官房長官(同4番目)と日本ケアラー連盟の代表者ら=厚労省で2020年6月2日午後5時34分、田中裕之撮影 新型コロナウイルスの不安の中で家族を在宅介護している人たちを緊急支援するよう、一般社団法人「日本ケアラー連盟」と自民党ケアラー議員連盟(会長・河村建夫元官房長官)が2日、加藤勝信厚生労働相と西村康稔経済再生担当相にそれぞれ要望した。要望書では、家族を介護する人たち(ケアラー)自身の感染などで在宅介護が崩壊しかねないと懸念。通学・仕事をしながら家族を介護する子ども「ヤングケアラー」については…
5月17日は「IDAHOBIT:LGBT嫌悪に反対する国際デー(International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia)」。 新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、政府に対し、LGBTに関する差別を禁止する法律の制定や、医療現場や行政の施策で同性パートナーを家族として扱うよう求めるなど複数の要望書が提出されている。 要望書を提出する「Marriage For All Japan」のメンバーと、それを受け取る総務省 高原剛・自治行政局長(Marriage For All Japan提供)同性カップルの”家族扱い”やアウティング懸念同性婚の法制化を目指す「Marriage For All Japan」は、14日、新型コロナウイルスに関する行政の施策や病院等で同性パートナーを家族として扱うよう求める要望書を提出した。 同団体
新型コロナウイルスの感染拡大で国指定の難病や重い病気で入院生活を送る子供たちは家族にも会えない日々が続いている。免疫力が低下している子供はウイルス感染すると重症化する可能性が高く、外部との接触を禁じられているためだ。九州大病院(福岡市東区)では寂しい思いをしている子供らを元気づけようと支援グループが応援動画を製作。「みんなで乗り越えよう」というメッセージに共感が広がっている。 入院しているのは小児がんや心臓病といった国指定「小児慢性特定疾病」などの子供たち。福岡市では2018年度末、小児慢性特定疾病で1621人が医療費助成を受けていて、そのうち延べ424人が入院していた。この年、全国では11万3709人が医療費助成を受けており、入院闘病中の子供たちは現在も数万人規模に上るとみられる。
がん患者のうち思春期から若年成人まで(15~39歳)の「AYA(アヤ)世代」特有の療養や生活上の悩みに関する研究・支援に取り組む「AYAがんの医療と支援のあり方研究会」(AYA研)がこの春、第2回学術集会をウェブ上で開き、医療者や患者らが課題や支援策などを話し合った。理事長の堀部敬三・名古屋医療センター上席研究員は「研究会でAYA世代の抱える課題を共有し、支援の充実につなげたい」と話している。【細川貴代】 AYAは「Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)」の略。AYA世代のがんには、悪性リンパ腫などの希少がんも多く、がんの種類が多岐にわたることが特徴だ。ただ、がん患者全体の約2%と少ないため、医療者はAYA世代の治療経験が乏しい。年代的に就学や就労、結婚、出産の時期に当たり、教育を受ける機会の確保や子どもを産む機能を温存することなど、治療だけでなく年代特有
難病の人気女性歌手、自ら患う病への研究支援を呼びかけ 拡大 歌手のセレーナ・ゴメスがソーシャルメディアで、全身性エリテマトーデス(SLE)の治療法開発への支援を呼び掛けている。海外ではループスと呼ばれている同免疫疾患を2015年に診断されたセレーナは、10日のループス・リサーチ・アライアンスに際し、ループス・リサーチ・アライアンスに対する寄付をツイッターで呼び掛けた。 そこでセレーナは「今日は、この複雑な免疫疾患への関心を高める世界ループスデー。ループス・リサーチ・アライアンスに寄付できる人はこのリンクをクリックして。https://give.lupusresearch.org/give/123231/#!/donation/checkout」と綴った。 SLEは免疫の働きに異常をきたし、自分自身の体の細胞や組織を攻撃してしまう病気で、全身の皮膚、関節、血管、腎臓などが侵される。セレーナも
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
■自分ごととしてとらえ、心無い言動をしないように! 新型コロナウイルス感染症に感染することへの不安や恐れから、感染された方やその家族、事業者などに対し、偏見・誹謗中傷などの心無い言動が社会的な問題となっています。本市においてもそのような状況が見受けられます。 感染された方を非難したり、特定したりするような行為、個人情報をインターネット等に掲載したり、これらの情報をむやみに拡散させたりすることは、絶対にしないようにお願いします。 ■ワクチン接種を受けていない人への差別はやめましょう! ワクチン接種を受けることは強制ではなく、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解したうえで、自らの意思で受けていただくものです。また、体質や持病などにより、新型コロナワクチンを接種できない方もおられます。 接種していない人に対して、接種を強制することや差別・不利益な扱いが行われないようにお願いします。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く