視覚障害者の就労を保護するため、あん摩マッサージ指圧師の資格に関する法律が健常者向け養成施設の新設を規制していることの合憲性が争われた訴訟の判決で、東京地裁は16日、「規制には必要性がある」として合憲と判断した。その上で、新設を認めなかった国の処分を取り消すよう求めた大阪市の学校法人の請求を棄却した。学校法人「平成医療学園」側が仙台、東京、大阪の各地裁に起こした3件の訴訟で初の判決。古田孝夫
45回目 寄付総額約46億円 ニッポン放送などで1975年から続くチャリティーキャンペーン「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」が、今年で45回目を迎えた。キャンペーンは、ラジオを情報源として親しんでくれる視覚障害者が「安心して街を歩ける」ように、「音の出る信号機」を増やすためなどの募金への協力を呼びかけ、基本的に毎年11月1日~翌年1月31日に行われてきた。放送局が営むチャリティーキャンペーンとしては異例に長い歴史があり、その中心となる特別番組が今年も今月24日正午~25日正午の24時間、生放送される。【松尾知典】 11月中旬に東京・有楽町のニッポン放送本社であった檜原(ひわら)麻希社長の定例記者会見。ミュージックソンについて「会社の歴史の中で、チャリティーを立ち上げ、レガシー(遺産)としてずっと継承してきた。44年続くチャリティーを守っていくことは意味があり、50周年、100周年に向
学芸員の資格取得に必要な授業で訪れた学内施設で、当時の様子を振り返る浅田健介さん=神奈川県平塚市の東海大学松前記念館で2019年5月27日午後2時48分、成田有佳撮影 障害者だからこそできることを探る――。障害を持つ学生が将来に向け資格を取得する動きが広がっている。その中で博物館や美術館で資料の収集や展示などを行う学芸員を目指す学生も少なくない。しかし、実習先の確保に苦慮するケースもある。 先天性緑内障で白杖(はくじょう)を使って生活する相模原市の群馬叶恵さん(25)は3年前に同市立博物館で学芸員の実習を経験した。演劇に興味があり、表現に関する勉強ができる和光大(東京都)に進学し、4年の時、自宅から通いやすい市の博物館を実習先に選んだ。 他の実習生とともに触れる展示物の説明文を作成したり、子どもたちが集まる週末のイベントでの運営スタッフをしたりしたほか、来館する障害者を想定した館内の動線に
手で碁石を触りながら対局する視覚障害者の水嶋勝さん。立って見つめているのは湯川光久九段=東大阪市の大阪商業大学で2019年11月10日、新土居仁昌撮影 視覚障害者や聴覚障害者、重度の身体障害者らが、障害の有無や種別を超えて9路盤で対戦する第22回全国視覚障害者囲碁大会が今月10日、東大阪市の大阪商業大学で開催された。出場選手は、棋力別の6クラスに計102人。このうち12人は健常者で、障害者と共に対局を楽しんだ。9路盤にも布石やヨセの要素がきちんとあり、なごやかな雰囲気の中にも、白熱した真剣勝負が繰り広げられた。 碁石は、白は表面がツルツル、黒は溝があってザラザラしている。鉄製の碁盤には、碁石の大きさに合わせた穴が加工された上、磁石で動かないようになっている。大会はこの9路盤を開発した日本視覚障害囲碁普及会の主催。同会によると、碁石を差し込む方式の視覚障害者用の19路盤が戦前からあった。しか
発達障害者、肢体不自由者の立場を含め、構成員は21人 視覚障害者らの読書環境を改善する「読書バリアフリー法」に基づく国の基本計画作りが11月19日、始まった。日本点字図書館など複数の視覚障害関係団体は、点訳・音訳ボランティアの確保が困難だと指摘。その養成を市町村の「任意事業」ではなく「必須事業」にすること、有償で担ってもらえるよう財源確保することなどを求めた。 同計画は、文部科学省、厚生労働省が作るよう同法が義務付けた。同日、両省が「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に係る関係者協議会」(座長=中野泰志・慶應義塾大教授)を立ち上げ、骨子案を示した。2020年3月に、20年度からの5カ年計画として公表する予定だ。 地方自治体は、同計画を踏まえた地方計画を作ることが努力義務になっている。 同法は今年6月、議員立法により成立。正式名称は「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」で、この場
視覚・聴覚障害者にもっと演劇を楽しんでもらおうと、観劇サポートをする劇場や劇団が増えている。「目が見えなくても耳が聞こえなくても、適切な手助けをすれば十分舞台を楽しんでもらうことはできる」。関係者はそう口をそろえる。 新国立劇場(東京都渋谷区)は来月上演する「タージマハルの衛兵」(小川絵梨子演出)でサポート日を設定した。無料、要予約で聴覚障害者向けは15日、視覚障害者向けは21、22日。先行して取り組む東京芸術劇場(同豊島区)にノウハウを教わり、公演事業課の桑原貴課長と佐藤和人を中心に進めている。昨年12月に始まり、今回が3回目となる。 聴覚障害者には、セリフや音などの情報を文字で流す手持ち型字幕機を貸し出す。案内係は「トイレはどこですか」などの文章を書いた「指さし会話シート」を首からぶらさげ、開演5分前にはベルにあわせて照明を点滅させて合図する。
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
六月に成立した「読書バリアフリー法」を受け、視覚障害者らが読書をしやすい環境づくりが本格化する。柱の一つが、図書館での点訳、音訳図書の充実だが、現在は翻訳の多くをボランティアが支えており、利用できる本や図書館はまだ少ない。翻訳を少しでも容易にするため、当事者からは出版社に文字データの積極的な提供などの協力を求める声が上がる。 (植木創太) 小説や歴史物、ノンフィクション、絵本…。点字に翻訳された本が書架にずらりと並ぶ。隣の書架にあるのは、本を音読してテープやCDなどに録音した音訳図書だ。 名古屋市立鶴舞中央図書館の一階にある「点字文庫」。一九二九(昭和四)年に開設され、蔵書は点字が約六千、音訳が約一万タイトルに上る。有数の蔵書を求め、市内だけでなく、全国から貸し出しの依頼が届く。
「能と狂言を楽しむ会」にて字幕解説サービスを導入~字幕ガイドアプリ「G-marc」を採用し在住・訪日外国人、聴覚障がい者にも対応~ [エヴィクサー株式会社] 能楽鑑賞の会、株式会社檜書店、株式会社イヤホンガイド、エヴィクサー株式会社は、初心者を中心とした日本人、在住・訪日外国人、聴覚障がい者向けに多言語字幕解説サービス「能サポ」を2019年12月15日(日)の「能と狂言を楽しむ会」に導入いたします。 報道関係者 各位 プレスリリース 2019年11月14日 能楽鑑賞の会 株式会社檜書店 株式会社イヤホンガイド エヴィクサー株式会社 能楽鑑賞の会(所在地:東京都杉並区、代表者:古川和美)、株式会社檜書店(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜 常正、以下檜書店)、株式会社イヤホンガイド(本社:東京都中央区、代表取締役:久門隆、以下イヤホンガイド)、エヴィクサー株式会社(本社:東京都中央区、
有限会社真美堂手塚箔押所は、「バリアフリーカレンダー2020」を発売した。スパイラルマーケット(東京都港区南青山5-6-23 2F)や「日本点字図書館」(東京都新宿区高田馬場1-23-4)、桜雲会(東京都新宿区高田馬場4-11-14-102)の店頭で購入でき、価格は3200円(税抜)。日本点字図書館では、近日中にオンライン販売の開始も予定されている。 「バリアフリカレンダー2020」は、同社の特殊加工である浮き出し文字を用いることにより、晴眼者はもちろん、視覚障害があっても文字や数字に触れて使うことができるカレンダーだ。アートディレクターの関宙明氏(mr.universe)がデザインし、オレンジとグレーの落ち着いた配色のカラータイプと、白地の用紙で光の陰影を楽しめる白地タイプをラインナップ。本体サイズは250(幅)×350(高さ)mmで、表紙を含めて13枚綴りのリング綴じ仕様となっている。
視覚障害者への支援に功績のあった人をたたえる「第27回ヘレンケラー・サリバン賞」(東京ヘレン・ケラー協会主催)に、社会福祉法人名古屋ライトハウス理事の原田良實(はらたよしみ)さん(75)=名古屋市緑区=が選ばれた。中途失明者が習得しやすい「名古屋方式」と呼ばれる点字指導法を考案し、普及させたことなどが評価された。【太田敦子】 原田さんは高校2年の時、点訳ボランティアに付き添った縁で点字に出合った。視覚障害者は読書できる環境が十分でないことを知り、点字図書館での仕事を志す。当時の文部省図書館職員養成所(筑波大図書館情報専門学群などの前身)で学び、名古屋市立鶴舞中央図書館に25年間勤務。点字文庫などを担当し、その後も視覚障害者の点字指導やリハビリテーションにあたってきた。
東京都内の駅で10月、視覚障害者の女性がホームから転落し死亡した。取材を進めると思わぬものが見つかった。視覚障害者を助けるはずの点字ブロックに危険が潜んでいた。(社会部記者 田畑佑典) 10月1日、東京 葛飾区の京成押上線 京成立石駅で、目が不自由で白いつえをついていた秋谷喜代子さん(66)がホームに転落。直後に来た電車にはねられて死亡した。 事故の後、私は秋谷さんが暮らしていた荒川区のアパートを訪ねた。大家で隣の部屋に住む渡※邉秀子さんが話を聞かせてくれた。 秋谷さんは約30年前から夫とともに2人で暮らしていたが、3年ほど前に夫は亡くなったという。ちょうどその頃から視力が下がり、外出時に白いつえを使うように。 視覚障害者になってからも気さくな人柄は変わらず、近所の銭湯によく通い、常連客との交流を楽しんでいたという。 月命日に欠かさなかったのが夫の墓参り。その墓が現場の京成立石駅の近くにあ
新機能「詳細な音声ガイダンス」を、徒歩で目的地まで向かう際に利用すると「六本木通りを西に進みます。次に曲がるまで約80mです」と、進むための方角や曲がり角までのおよその目安をアナウンスする グーグルは「 世界視力デー(World Sight Day)」に関連し、地図サービス「Google マップ」に視覚障がいがあるユーザー向けの新機能「詳細な音声ガイダンス」を、日本時間10月11日から提供開始した。 本機能はGoogle マップの設定メニューから「設定」→「ナビの設定」へとアクセスし、「徒歩のオプション」の下にある「詳細な音声ガイダンス」を有効にすることで、利用できる。 Android、iOSどちらのGoogle マップアプリでも利用可能だが、現状では米国(英語)と日本(日本語)のみの対応となっている。 日本とアメリカ、それぞれの道路事情を考慮した音声ガイダンスを開発 通常の音声ガイダンス
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く