タグ

脳に関するfumiruiのブックマーク (101)

  • 圧倒的な「低エネルギー」で動く、AIを超える「オルガノイド知能」とは何か | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

    「オルガノイド」とは、幹細胞から作られ実験室で育てられた臓器のレプリカだ。小さくて完全には機能しないが、これらの生きた3D構造は肝臓、腸そして非常に興味深いことに脳などの臓器の主要な特徴を模倣している。 そんな人間の脳の初期段階に似たニューロンの小さな塊である脳オルガノイドを、AIシステムと統合する手段を模索する研究者たちがいる。 脳オルガノイドに注目が集まる理由 AI製品が膨大なリソースを消費するのは周知の事実だ。たとえば、OpenAIChatGPTは、1日に受け取る2億件のプロンプトに応答するために、50万キロワットもの電力を必要とする。そしてこれは1つのAI企業の1プロダクトに過ぎない。世界中で同様のプロダクトが急速に増えている。 普及が進むAI競争の中で、このブームを支えるために必要なリソースの規模が、ほとんど私たちの理解を超える段階に達している。しかし、スイスに拠点を置くスター

    圧倒的な「低エネルギー」で動く、AIを超える「オルガノイド知能」とは何か | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
  • 新たに発見された遺伝子バリアント、アルツハイマー病を予防する可能性 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

    発症リスクの高い人がアルツハイマー病になるのを防ぐかもしれない遺伝子バリアント(遺伝子変異)が新たに発見された。 コロンビア大学の研究チームが2024年4月に発表した論文によれば、この遺伝子はリスクを70%低下させる可能性があるという。アルツハイマー病をテーマにしたこのシリーズでは、これまで治療ターゲットの候補として血液脳関門に注目してきた。この記事では、アルツハイマー病発症を遅らせる上で、その替わりになるアプローチを探る。すなわち、私たちの遺伝子である。 アルツハイマー病の直接の原因となるただ1つの遺伝子は存在しない。ただし、発症した兄弟姉妹や親がいる人では、発症のリスクが高くなる。このことから、遺伝的な要因が働いていることがうかがえる。 これまで多数の研究により、「アポリポタンパク質E」を司るAOPE(アポイー)遺伝子におけるバリアントが、アルツハイマー病の主要な遺伝的リスク要因である

    新たに発見された遺伝子バリアント、アルツハイマー病を予防する可能性 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
  • 脳内の神経細胞で「量子もつれ」が発生してる? 何百万の脳細胞間の同期活動を説明か 上海大学が発表

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 上海大学の研究者らが発表した論文「Entangled biphoton generation in the myelin sheath」は、脳内の神経繊維が、量子もつれによって結びついた光子のペアを生成する可能性を理論的に示唆した研究報告である。実験によって裏付けられれば、この現象は、脳内の何百万もの細胞がどのようにして活動を同期させ、脳を機能させるのかを説明できる可能性がある。 脳が活動する際、何百万もの神経細胞が同時に発火(電気信号を発する動き)する。この現象には、多数の神経細胞の同期活動、つまり遠く離れた細胞同士でもタイミングを合わせる必要がある

    脳内の神経細胞で「量子もつれ」が発生してる? 何百万の脳細胞間の同期活動を説明か 上海大学が発表
  • 自閉症、海馬異常で他者覚えづらく 東京大学がマウスで特定 - 日本経済新聞

    東京大学の奥山輝大准教授らは自閉スペクトラム症(ASD)で脳の海馬にある特定の神経同士の接続が弱くなり、他者を記憶する能力が下がることをマウスの実験で突き止めた。ASDでは他者を記憶しづらくなる社会性記憶障害が起きることがある。成果はASDの解明や治療法の開発に役立つ。脳が物事を記憶する際、複数の神経細胞がつながる神経回路に情報を保存していると考えられている。他者に関する記憶の場合、相手に応じ

    自閉症、海馬異常で他者覚えづらく 東京大学がマウスで特定 - 日本経済新聞
  • カラスは声を出して数を数えることが可能と判明、「抽象的な数の概念」を理解して声を出せるのは人間以外では初

    カラスはゼロの概念を理解したり、忍耐力テストで人間の子ども並みの自制心を発揮したりと、優れた知能を持つことが知られています。そんなカラスに数字を見せて鳴き声を出させる実験により、カラスは数字を理解してそれに応じた鳴き声を出すことが可能なことがわかりました。 Crows “count” the number of self-generated vocalizations | Science https://www.science.org/doi/10.1126/science.adl0984 Crows can deliberately plan how many calls to make | University of Tübingen https://uni-tuebingen.de/en/university/news-and-publications/press-releases/

    カラスは声を出して数を数えることが可能と判明、「抽象的な数の概念」を理解して声を出せるのは人間以外では初
  • 体外で作る脳の組織は「人」と見なせるか、生命倫理と法学で考察

    近年、iPS細胞やES細胞に関する研究が進んでいる。そうした多能性幹細胞から、人体を構成する末端細胞にとどまらず、人間の脳組織である「脳オルガノイド」も作られている。2023年、脳オルガノイドを法的に「人」と見なせるかという論文を広島大学などの研究グループが発表した。若手の生命倫理学者の観点からの問いかけだ。同じく若手の法学者はこれにどんな観点で答えただろうか。 海外では倫理が議論される一方で開発競争が激化 オルガノイドとは試験管内やシャーレ上で多能性幹細胞を培養し、自発的な複製と分化を誘導して得られる3次元の構造体だ。「臓器(organ)のようなもの」という意味でオルガノイド(organoid)と命名された。脳オルガノイドは脳に似た3次元組織だが、現在のところ人間の脳のような複雑な機能を持つとは考えられていない。 広島大学大学院人間社会科学研究科の澤井努准教授(生命倫理学)の研究グループ

    体外で作る脳の組織は「人」と見なせるか、生命倫理と法学で考察
  • 脳内イメージ、生成AIで再現 脳信号読み取り画像化 - 日本経済新聞

    量子科学技術研究開発機構(QST)は頭に思い浮かべた風景をコンピューターでディスプレーに復元する技術を開発した。脳の信号を機能的磁気共鳴画像装置 (fMRI)で読み取り、生成AI人工知能)などを活用して画像に直す。病気で意思疎通が困難な人の意思伝達に使える可能性がある。従来は風景を見ているときの脳の信号を読み取って画像化することはできた。新技術は実際に見ていなくても、頭の中に思い浮かべた風景

    脳内イメージ、生成AIで再現 脳信号読み取り画像化 - 日本経済新聞
  • 脳を3Dプリンタで印刷、原料はヒトの細胞 マウスの脳に移植し正常に機能 英オックスフォード大が開発【研究紹介】

    英オックスフォード大学に所属する研究者らが発表した論文「Integration of 3D-printed cerebral cortical tissue into an ex vivo lesioned brain slice」は、人間の神経幹細胞から脳組織を3Dプリントで作成することを示した研究報告である。生成された組織をマウスの脳に移植したところ、結合し機能したことが確認された。 研究者らは、脳に損傷を負った人々にオーダーメイドの修理が施される日が来るかもしれないと述べている。 ▲人間から取り出した細胞を含む液滴を使って、脳の2層の組織を3Dプリントで作成する。作成した組織をマウスの脳に移植した。 keyboard_arrow_down 研究背景 keyboard_arrow_down 研究内容 keyboard_arrow_down 展望 脳損傷の原因として、事故による外傷、脳卒

    脳を3Dプリンタで印刷、原料はヒトの細胞 マウスの脳に移植し正常に機能 英オックスフォード大が開発【研究紹介】
  • 「忘れる」という現象は脳の学習の一形態。忘れた記憶は脳の中に残されている : カラパイア

    誰にでも「忘れてしまう」ことはある。あまりにも頻度が高いと別の問題となるが、記憶を探っても、思い出せないことはあるものだ。 記憶に関する有力な仮説によるならば、”忘れる”ことは脳の病的なミスなどではなく、新しく物事を学習するためのプロセスの一つなのだという。 では、そうした忘れられた記憶はどこへ行ってしまうのだろう? 『Cell Reports』(2023年8月17日付)に掲載された研究では、マウスを使った実験で"記憶同士の競合"によって忘れられてしまった"記憶の痕跡"をたどっている。 その結果、忘れられた記憶はまだ脳に残されていることが明らかになったという。

    「忘れる」という現象は脳の学習の一形態。忘れた記憶は脳の中に残されている : カラパイア
  • 事実はなぜ人の意見を変えられないのか|白揚社 -Hakuyosha-

    ★★★脳科学が解き明かす〈人の動かし方〉の極意★★★ 「銃規制などの議論を呼ぶ話題では、明らかな事実を提示することは、かえって逆効果になるという。書が指摘するとおり、頭脳が優れている人ほど、自説に合わない情報を自分の都合よく解釈してしまうからだ」(ニューヨーク・タイムズ) 「他人を説得するための優れた方法だと思っていたものは、いまや間違いであることが明らかになった。その誤りを正し、役に立つ助言を詰め込んだ書は、あなたの人生すら変えてくれるかもしれない」(キャス・サンスティーン〔『実践 行動経済学』著者〕) 人はいかにして他者に影響を与え、他者から影響を受けているのか? 教室や会議室といったリアルな場所からネット上のSNSまで、私たちはみな、毎日何かしらのかたちで他者に影響を与え、また受けながら生活をしています。 しかし、私たちはその重要な行為についてどれだけ自覚的なのでしょうか? もっ

  • 「夢日記をつけると気が狂う」の噂は本当か?実験してみた人の記録が興味深い「2ヶ月くらいで異変が起き始める」

    みねるば @minerva_owl1 夢日記をつけると気が狂うと言いますが、当にそうなのか? 以前、実際に数ヶ月夢日記をつけて検証しました。その過程と結果について書きます。 2023-05-03 20:46:46 みねるば @minerva_owl1 まず、始めた頃は、驚くほど夢を覚えていないことに気づかされます。起きた時にはほとんど忘れているし、覚えていても日記につけ忘れ、ほとんど記録できませんでした。 2023-05-03 20:47:21 みねるば @minerva_owl1 しかし、起きてすぐに記録する習慣が確立すると、段々夢の解像度と復元度が上がっていきました。最初は「大体こんな夢だった」と1行で終わっていたものが、2行書けるようになり、3行書けるようになり、最終的には1日につき1ページぐらいになりました。 2023-05-03 20:47:37 みねるば @minerva_o

    「夢日記をつけると気が狂う」の噂は本当か?実験してみた人の記録が興味深い「2ヶ月くらいで異変が起き始める」
  • 発達障害は病気ではなく「脳の個性」 治すべきものではない

    昭和大学医学部精神医学講座主任教授・岩波明氏に聞く(前編) 2022/5/19 黒坂真由子=フリーランス編集者・ライター 「発達障害」という言葉がよく使われるようになった。 「もしかして、うちの子も発達障害?」「あの同僚は、もしかして?」「もしかしたら私も?」――そんな思いが頭をよぎった経験のある方も少なくないのではないか。実は、連載の取材、執筆を担当する私(黒坂真由子)も、発達障害(学習障害)の息子を育てる当事者家族である。 しかし、「発達障害」とは、そもそも何を指す言葉だろう? 「きちんと理解している」と自信を持って答えられる人は少ないはずだ。 連載では、注目を集めながらも、定義すら流動的で理解しにくい「発達障害」の世界を、できるかぎり平易に、かつ正しく紹介していきたい。そのために、医師や研究者など専門家に取材する「外側の視点」と、発達障害を持ちながら生きる当事者に取材する「内側の

    発達障害は病気ではなく「脳の個性」 治すべきものではない
  • 子ども時代に虐待で「脳に大きな傷」…心理療法で回復するか? | ゴールドオンライン

    柔軟かつ繊細な子どもの脳は、傷つきやすい反面、大人の脳以上の回復力を持っています。愛情をたっぷりと注いで親子関係を修復し、子育てを軌道修正することで、子どもの脳は来の能力を取り戻すことができます。連載は、小児神経科医である友田 明美氏の著書『実は危ない! その育児が子どもの脳を変形させる』(PHP研究所)より一部を抜粋し、傷ついた子どもの脳を回復して成長を後押しするための方法を紹介します。 脳の変形は、ストレスに耐えるための自己防衛反応 これまでの記事から、大人の不適切な関わりによって、子どもの脳が物理的に変形してしまうことがおわかりいただけたかと思います。 それにしても、どうしてそのような現象が起こってしまうのでしょうか。子どもの脳の形が変わるのは、「外部からのストレスに耐えられるように情報量を減らす」ための脳の防衛反応だと考えられています。 これまでの脳の研究から、ストレスの影響を

    子ども時代に虐待で「脳に大きな傷」…心理療法で回復するか? | ゴールドオンライン
  • 季節で脳の大きさを変える不思議な哺乳類「トガリネズミ」に集まる熱い視線 | 人間の脳疾患の治療に役立つ可能性

    風変わりな哺乳類 ヨーロッパトガリネズミは、代謝が高く、昆虫、クモ、ナメクジ、ミミズなどを休みなく追い続けている哺乳類だ。スコットランドの高地からシベリアのツンドラ地帯にまで生息し、人間の聴覚では聞き取れない高音で鳴き、その反響を聞きながら土のなかを移動する。 「トガリネズミはとても風変わりな動物です。私たちが学べることはたくさんあります」と、ドイツのマックス・プランク動物行動研究所に所属する行動生態学者ディナ・デヒマンは言う。 べ物が不足する真冬に備えて、多くの動物たちは活動の速度を落としたり、寒さをしのぐために冬眠したり、暖かい地域に移動したりする。 だが、トガリネズミは違う。寒い数ヵ月間を生き抜くために、自らの脳を消費するのだ。脳は4分の1にまで縮小する。だが、春になると脳内物質の多くが再生する。 季節によって脳やその他の器官が縮小・拡張するプロセスは「デネル現象」と呼ばれる。これ

    季節で脳の大きさを変える不思議な哺乳類「トガリネズミ」に集まる熱い視線 | 人間の脳疾患の治療に役立つ可能性
  • 【思念コントロール車椅子】操作が上達した人はみな「脳波が変化」していた - ナゾロジー

    義肢、白杖、電動車椅子、補聴器などは、身体障がい者の生活をサポートするための支援機器です。 最近、アメリカ・テキサス大学オースティン校(The University of Texas at Austin)神経科に所属するホセ・デル・R・ミラン氏ら研究チームは、思念でコントロールできる車椅子を開発しました。 その結果、コントロール技術を向上させるには脳波を変化させることが大切だと判明しています。 研究の詳細は、2022年11月18日付の科学誌『iScience』に掲載されました。 With training, people in mind-controlled wheelchairs can navigate normal, cluttered spaces https://www.eurekalert.org/news-releases/970833 Tetraplegic Patient

    【思念コントロール車椅子】操作が上達した人はみな「脳波が変化」していた - ナゾロジー
  • マウスから取得した神経細胞30万個の活動データが、脳の機能解明に貢献する

  • ヒトの意識をコンピュータへ移植することはできるか?(渡辺 正峰)

    意識を宿す脳は、すこしばかり手のこんだ電気回路にすぎない。であれば、脳の電気回路としての振る舞いを機械に再現することで、そこにも意識が宿るに違いない。多くの神経科学者はそう考えている。 問題は、ヒトの意識のコンピュータへの移植、いわゆる「意識のアップロード」である。仮にそれがかなえば、ヒトが仮想現実のなかで生き続けることも、アバターをとおして現世に舞い降りることも可能になる。どちらを選択しても、生体要素が一切排除されるため、死が強制されることもない。 はたして意識のアップロードは原理的に可能か? その技術的目処は立っているのか? まずは、その意味合いと存在意義に迫る連載第一弾をお届けしたい。 自らを被検体に、意識のアップロードをくり返す開発エンジニアのポール。アップロードのたびに彼の意識は二分され、ひとつは身体にのこり、もうひとつはコンピュータが担う仮想現実に召喚される。数えること五度目の

    ヒトの意識をコンピュータへ移植することはできるか?(渡辺 正峰)
  • ヒトだけが持つ「知恵の実」遺伝子がチンパンジーの脳オルガノイドを人化すると判明 - ナゾロジー

    人間がべた「知恵の実」を、チンパンジーに分け与えられるかもしれません。 ドイツのマックス・プランク研究所(Max-Planck-Institut)で行われた研究によれば、ヒトだけにしか存在しない脳を巨大化させる「知恵の実」遺伝子ARHGAP11Bをチンパンジーの人工培養脳(脳オルガノイド)に組み込んだところ、大脳新皮質の幹細胞が2倍に増加し、ニューロンの劇的な増加するヒト化が確認されました。 また逆にヒト細胞から作られたヒト脳オルガノイドから「知恵の実」遺伝子を奪ったところ、大脳新皮質の幹細胞数がチンパンジーと同レベルまで減少してサル化が起こったことも判明します。 サルに「知恵の実」を与えるヒト化と、ヒトから「知恵の実」を奪うサル化の両方が実現したことにより、脳進化の理解が進むと考えられます。 研究内容の詳細は2022年9月13日に『EMBO reports』にて公開されています。

    ヒトだけが持つ「知恵の実」遺伝子がチンパンジーの脳オルガノイドを人化すると判明 - ナゾロジー
  • 使用言語に関係なく脳活動から言葉を翻訳するAIが登場! - ナゾロジー

    未来の翻訳は全て脳活動の測定で行われるかもしれません。 米国の「Meta AI」社で行われた研究によれば、脳活動を脳磁場や脳波を測定することで、人間が聞いたり話している音声や単語を当てられるAIを開発した、とのこと。 この技術が発展すれば、言語にとらわれない翻訳が可能になります。 将来的には、脳活動から読み取られたデータを意味のある音声に変換することで、麻痺により言葉を介して意思疎通がとれなくなってしまった患者に、自らの言葉を伝える手段を提供することも可能になるでしょう。 脳活動と音声のリンクは、脳とコンピューターを接続するブレイン・コンピューター・インターフェースを実現する新たな方法として期待されています。 研究内容の詳細は2022年8月25日にプレプリントサーバーである『arXiv』にて公開されています。

    使用言語に関係なく脳活動から言葉を翻訳するAIが登場! - ナゾロジー
  • NHKスペシャル「シリーズ キラーストレス」- NHK

    第1回で注目するのは、私たちの命を奪いかねない、いわば「キラーストレス」とでも呼ぶべきストレスのメカニズムです。脳科学や生理学など最先端の研究によって、ストレスが血管や脳を破壊したり、がんを悪化させたりするといった、人を病に陥れる詳細なメカニズムが明らかになってきています。 キラーストレスが突然死やがんをどのように引き起こしていくのか。そして、ストレスの状態を把握するにはどうしたらよいのか。世界の最新研究から分かってきた効果的なストレス対策についてお伝えします。 ●キラーストレスとは 脳の扁桃体が不安や恐怖を感じると ストレス反応と言われる反応が始まります。 ストレスホルモンが分泌されたり自律神経が興奮したりします。そのために心拍数が増える、血圧が高くなるといった反応が起こります。これがストレス反応です。 一つ一つは小さくても、多くのストレスが重なると、キラーストレスともいうべき危険な状態

    NHKスペシャル「シリーズ キラーストレス」- NHK