永井 悠大 広島出身の社会福祉士。広島大学大学院を2016年に修了後、認定NPO法人ビッグイシュー基金(東京)に入職。主に路上生活者の相談支援や『路上脱出・生活SOSガイド』の作成といったネットワーク事業を担当。その後、2021年2月から特定非営利活動法人Homedoorにて相談支援を担当。宿泊施設アンドセンターの施設長として相談業務を統括。休日は赤いユニフォームに身を包み広島の若鯉を鼓舞している。 ――厳冬期、印象的だったケース家族へ連絡がいってしまうこと(扶養紹介)がどうしても嫌で、生活保護は利用したくないと何ヶ月もおっしゃっていた方が、冬場に相談に来られたことが印象に残っています。 冬の路上生活、寒さがあまりにしんどすぎて、「いっそあの世に行くか」「Homedoorに相談に行くか」のどちらか…くらいの極限の状態にまで陥られたそうです。 結果的にその方はHomedoorに相談に来られ、