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先週の日曜、東洋史学の大家の岡田英弘・宮脇淳子夫妻のお宅でランチをごちそうになった。そこで話題に上ったのが「王岐山氏が岡田英弘先生の本を中国で絶賛したのはどういう意図だろうか」ということだった。王岐山はいわずと知れた中国共産党中央政法委書記で反腐敗闘争の陣頭指揮をとっている習近平の右腕。4月に中南海で米政治経済学者のフランシス・フクヤマ、在米の比較経済学者の青木昌彦、中信証券国際董事長の徳地立人の三氏との座談会で、王岐山は岡田英弘をいきなり絶賛しはじめた。王岐山は中国社会科学院近代史研究所に在籍経験もある歴史好きの本好きであることは有名で、気に入った本をやたら人に勧める性格である。が、中国の一流の政治家が公式の場で何の(政治的)意味もなく日本の史学家の名をあげて推奨するだろうか。 この催しは外国専家局が主催する改革建言座談会と題され、2015年4月23日に政治の中枢である中南海で行われた。
「天皇学」入門ゼミナール 所功 著 従来の「天皇史」から新たな「天皇学」への入門講座!! ■歴代の天皇は皇祖神の子孫と伝えられ、日本史上で政治的にも文化的にも大きな役割を果たしてきた。戦後教育の中で“天皇”という存在への問いは消えてしまったが、“天皇”を論じることなくして日本の歴史はない。 ■歴代天皇の主要な実績を平易に解説し、また最新の研究を補注し、補論では全天皇の略伝を紹介する“決定版の入門書”で、多様な「天皇学」への道を拓く。 玉井義臣の全仕事 あしなが運動六十年(全4巻・別巻一) Ⅲ あしなが育英会の誕生と発展 1994-2024(第2回配本) 玉井義臣 著 生涯を遺児救済に捧げた創始者 交通事故・災害・病気・自死などで親を喪った遺児たちの進学と生活を、街頭募金と寄付金で支える「あしなが運動」を、創始者・玉井義臣の仕事から描く集大成。 交通遺児育英会から「あしなが育英会」を出発させ
■歴史に対する疑念が氷解 評者は岡田英弘氏の旧著『世界史の誕生』(1992年刊)を読んだときの衝撃を今も忘れない。 「1206年の春、モンゴル部族のテムジンという首領が最高指導者選挙で『チンギス・ハーン』と名乗った。これがモンゴル帝国の建国であり、また、世界史誕生の瞬間でもあった」。この書き出しに度肝を抜かれ、続いて「この偉大な瞬間に、モンゴル高原の外の世界ではどんなことが起きていたのだろうか」として、日本、韓国、中国はもちろん、チベット、アフガニスタン、ロシア、東ローマ帝国、そして「当時はまだ世界の片田舎だった」西ヨーロッパなどなど、まさしく東の太平洋から西の大西洋までの史実を軽々と概観してしまった。「今までの歴史書と全然違う!」。以来、岡田史学の虜(とりこ)になった。 著者は、中国史、モンゴル史、満州史、日本古代史、韓国史などを広汎に研究する中で、異文化間に横たわる史実の認識ギャップに
モンゴル帝国から大清帝国へ 作者: 岡田英弘出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2010/11/24メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見るああ、買っちゃったよ、8400円。。。 でも仕方ないだろう!岡田先生の単著新刊なんだから! それにしても先生はお元気そうで良かった。 解説で宮脇淳子先生が書かれていた。 「ニ〇一一年一月二十四日に岡田は満八十歳を迎える。自分自身で古い論文のコンピューター入力を行い、自分で校正をすることもできた、生涯初めての学術論文集が、八十歳の誕生日を記念して刊行されるのは、まことに岡田らしく、心から喜びたい」 岡田英弘先生、傘寿おめでとうございます! 私は書籍を通じた弟子もどきに過ぎませんが、天啓というのも大げさでなく、先生に蒙を啓かれたひとりであります。 何とぞお身体を大切に米寿卒寿白寿大還暦と末永く教えを給われますよう、これか
ANECDOTA 「中国四千年」の虚実 「中国四千年の歴史」と、よく言われる。「四大文明のうち、中国文明だけは現在まで続いている」という言い方がされることもある。これらの言い回しには、他の文明のように急な衰退や破壊にみまわれたり、文明の担い手が入れ替わったりすることなしに、漢族が四千年間ずっと中国文明を守り育ててきたのだ、というニュアンスが含まれている。王朝が交替し、ときに異民族が君臨することはあっても、それは支配層の話であって、「漢族の中国」という文明の基盤は不変だというイメージを多くの人が抱いている。 本当にそうだろうか。 そもそも、最初の「中国文明」自体、昔からそこに住んでいた人が築きあげたものではない。中国史家の岡田英弘氏は、夏王朝は東南アジア系民族が、殷は北方狩猟民が、周は西方の遊牧民が、それぞれ中原の地にやってきて建てた王朝だとしている。ちなみに、秦も西方民族系である。 まあ
岡田英弘が、モンゴル国との交流およびモンゴルの古代・中世史研究への貢献を評価されて、モンゴル国から北極星勲章(Altan Gadas odon)を授与されました。2008年9月24日、駐日モンゴル国大使館に於いて授与式が行われました。当日の写真をいくつかご覧下さい。New! 歴史エッセイ 「世界史はモンゴル帝国からはじまった」を、岡田英弘・宮脇淳子共著で月間『ぺるそーな』に連載中です。2008年10月号に「モンゴル史学者・杉山正明氏への反論」を書きました。New! 9月号に「モンゴル学者・磯野富士子さんのこと」を書きました。「岡田英弘のこと」 「カザンにて」 もpdfファイルにしましたのでご覧ください。
岡田英弘(東京外国語大学名誉教授) 宮脇淳子(東京外国語大学非常勤講師) ◎ 桑原迪也(社長) ○ 中村文江(編集者) ――目 次―― プロローグ 2 モンゴル人が「モンゴルの通史」を初めて読む! 2 モンゴル国では「悪い歴史」とされてきたモンゴル史 3 二十世紀に粛清されたブリヤート人 4 チンギス・ハーンも「中国人」(!) 5 歴史を学べなかったモンゴル 8 詩人は「危険」? 9 チンギス・ハーンの登場しなかった「歴史」 10 八〇年間、自由にものが言えなかったモンゴル 12 ソ連によるキリル文字政策 14 モンゴル国の縦文字復活決議 16 モンゴル文字のコンピュータ入力 17 モンゴル文字復活に向けて 18 チンギス・ハーンの墓所探し 20 チンギス・ハーンの詣り墓 22 政
○岡田英弘編『清朝とは何か』(別冊・環 16) 藤原書店 2009.5 もともと中国古代史好きだった私の興味は、近年、強く清朝に吸い寄せられている。だって面白いんだもん。清朝は、長城の北に建国した女真族(のち満州族)の王朝で、北京を攻略して、1644年から1912年まで中国を支配した最後の統一王朝。その歴史は、溌剌とした勃興期から、絶大な栄耀栄華、そして惨憺たる落日のときまで、複雑な陰影と激しい振幅に富み、学ぶ者を飽きさせない。 本書の前半では、清朝を「連続する中国(漢民族)王朝の一つ」と見る誤解を払拭する努力が、繰り返し、払われている。私は、そんなに事あらためて強調しなくても、と思ったが、「中華五千年」という常識に埋没しているような、多くの日本人には、必要な異化作用なのかもしれない。 かくいう私も、中国史といえば、東アジアの視点から見る癖が抜けないので、清朝を内陸アジア史の一部として考え
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いまや、漢字を使用しているのは中国と日本だけなんだろうか。 韓国は、ハングルのみになり、もはや現役世代は漢字が読めなくなっているらしい。日本には、「かな」という表音文字があるが、いまだに漢字を使用続けている。漢字検定が望外に高収益をあげているため利権化しているのが問題になっているぐらい、漢字に対する需要は衰えていない。ただ、中国では、漢字のみだが、日本では、かなという表音文字と漢字の併用だが。 倭国の時代 (ちくま文庫) 作者: 岡田英弘出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/02/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (6件) を見る この本を読んでみて、興味深かったのは、なぜ、中国では表意文字である漢字が必要であったかということだ。中国というのは、広大な地域であり、多様な民族と言語が多くあった。あのような広大な地域で単一な言語などあろうはずも
先日、韓国ドラマ『薯童謠(ソドンヨ)』をDVDで見ていたら、百済の大学舎の人々*1が内紛から逃れようとして、とりあえず天竺の商人のもとを訪ねるというくだりがあって、ちょっと吃驚した(第3話)。天竺の商人はターバンを巻いているので、インド人という設定なんでしょう。他にもこのドラマでは、隋の商人から逃げてきた奴隷が出てきたりして、天竺や隋を同時代感覚で捉える発想・設定はすごいと唸ってしまった。「倭国」という言葉も出てくる。 特に何の予備知識もなくこのドラマを見始めたのだが、「韓国の歴史ドラマと現代ドラマ」というサイトによると、これは百済の威徳王(在位:544−598年)の治世で、6世紀末という時代設定の話らしい。隋(581−618年)の建国まもない頃、朝鮮半島では、高句麗・百済・新羅の三国が鼎立していた三国時代ということになる。*2 しばらく前に岡田英弘氏の『日本史の誕生』*3がちくま文庫か
岡田史観に驚愕してあれこれ検索しているうちに見つけた記述: そして岡田は、「漢文は中国語(話されている言葉)とは無関係である、だから古語などではない。もし、古語であれば現代でも痕跡があるはずだが、それすらない」と言う。 例えば中国革命の指導者、孫文の右腕である載伝賢は徹底的な古典教育を受け、主要な古典を暗唱できたにも関わらず、意味が解らなかったと告白している。 また、魯迅は短編小説「五しょう会(本来は「しょう」は漢字)」の中で、暗誦させられた後、「私には一字も理解できなかった」と告白している。 そもそも、漢文には文法が存在しない。つまり、動詞とか名詞という区別もない。「言」という言葉でも、「言う」という動詞なのか、「発言」という名詞なのか、判別する方法がない。また、同じ動詞でも時制がないから、現代形なのか過去形なのか区別が出来ない。さらに、句読点(「、」や「。」のこと)がないから、どこまで
・日本史の誕生 日本史学に衝撃を与えた岡田史観の文庫化。 「一口に言えば、われわれ日本人は、紀元前二世紀の終わりに中国の支配下に入り、それから四百年以上もの間、シナ語を公用語とし、中国の皇帝の保護下に平和に暮らしていた。それが、紀元四世紀のはじめ、中国で大変動があって皇帝の権力が失われたために、やむをえず政治的に独り歩きをはじめて統一国家を作り、それから独自(?)の日本文化が生まれてきたのである。」 中国史が専門の著者は日本史をアジアの歴史の一部としてとらえなおす。 「大和朝廷は存在しなかった。」 「日本の建国は紀元六六八年であり、創業の君主は天智天皇である。」 「古事記は偽書」 「邪馬台国は存在しない」 などと、これまでの日本史観を覆す大胆な論考の数々が展開されている。 古代日本の状況は国内に文献資料がなく中国の史書の一部に「魏志倭人伝」として軽く触れられているに過ぎない。魏志倭人伝とい
勧められていた「中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす」(参照)を読んだ。当初思っていたより読み応えがあった。アマゾン読者評では「意外な読後感」という声も聞かれたが、私の現代中国観・中国人観からはそれほど違和感はなかった。 当初、本書はサブカルチャー的な内容で筆者も若いのではないかと想定していた。だが、そうではなく私より年配のかたの落ち着いた筆で、実際に中国で生まれ戦後史や中国生活も経験されたかただった。その点福田和也のような生活面の歴史的感覚の欠落といった齟齬はなく、安心して読めた。経歴を見ると女性の物理学者らしくなるほど理系的な筆致だ。しいて言うと多少論理の運び方に危うい点もあった。 書籍全体の論旨は明瞭で、出版社の解説も簡素にまとまっている。併せて目次も簡単に紹介しておく。 「たかがマンガ、たかがアニメ」が中国の若者たちを変え、民主化を促す--? 日本製の動漫(アニメ・漫画
高校の世界史履修漏れの事件だが、以前は私も高校・大学の歴史の先生とか交流もあったのでいろいろ現場の声を聞いていた。しかしもう十年くらい聞かない。あまり変わってないのではないかとも思うが、現場の感覚を失うとピンとこない。 しかし、今回の事態は基本的には、世界史がどうの大学入試がどうのということより、学校経営の問題であり、どちらかというと岐阜県庁とかの組織ぐるみの裏金作りなんかと同質の問題ではないかと思う。 この件について最新のニュースはどんなだろうと、朝日新聞のサイトを見て”「補習出ない」「学校ふざけるな」 履修漏れ、受験生ら”(参照)に驚いたというか、なーんだというか。 学校への同情を口にする生徒もいた。秋田県立秋田南の男子生徒は「テストを受けていない世界史の成績表には日本史と同じ点数が記載されていて変だと思っていた。だけど、学校は僕らの受験のためにやってくれたことで仕方がなかったとも思う
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