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ブックマーク / bijutsutecho.com (246)

  • 「舟越桂 森へ行く日」(彫刻の森美術館)レポート。舟越桂が遺したもの

    神奈川・箱根の彫刻の森美術館で、今年3月に逝去した彫刻家・舟越桂(1951~2024)の展覧会「舟越桂 森へ行く日」が行われている。会期は11月4日まで。 展は、同館の開館55周年を記念し、昨年3月に舟越に依頼して企画されたもの。今年、舟越の逝去を受け、最期までこの展覧会の実現を望み励んでいた作家人の意思と、遺族の意向を尊重して実現することとなった。 会場は4つの展示室で構成され、それぞれが舟越の多彩な作品世界を紹介する。展示室1は「僕が気に入っている」と題し、舟越のアトリエを再現。日々の創作活動を垣間みれるデッサンやメモ、舟越が実際の制作に使っていた手製の作業台やデッサン用の一足のイスなど、日常で愛用していたものや、アトリエに置かれていた代表作《の肖像》(1979-80)などが展示されている。

    「舟越桂 森へ行く日」(彫刻の森美術館)レポート。舟越桂が遺したもの
  • 「シュルレアリスム100年映画祭」が10月5日よりユーロスペースほか全国で順次開催

    金で買える夢 1947 アメリカ 80分 英語 カラー原題:Dreams That Money Can Buy監督・脚・編集:ハンス・リヒター 原案:マックス・エルンスト、フェルナン・レジェ、マン・レイ、マルセル・デュシャン、アレクサンダー・カルダー、ハンス・リヒター出演:ジャック・ビットナー、ドロシー・グリフィス、マックス・エルンスト、ジョン・ラトゥーシュ 20世紀最大の芸術運動とも言える「シュルレアリスム」の誕生から100年を記念した企画「シュルレアリスム100年映画祭」が、10月5日より渋谷・ユーロスペースほか全国で順次開催される。 シュルレアリスムとは、フランスの詩人アンドレ・ブルトンが、『シュルレアリスム宣言/溶ける魚』(1924)において、理性や道徳による統制を外れた思考の書きとりの実践と定義した芸術運動だ。戦間期に生まれたシュルレアリスム運動は拡大していき、1930年代には

    「シュルレアリスム100年映画祭」が10月5日よりユーロスペースほか全国で順次開催
  • コレクションを維持する保存修復の仕事に光を当てる。橋口由依が語る「鎌倉別館40周年記念 てあて・まもり・のこす 神奈川県立近代美術館の保存修復」

    コレクションを維持する保存修復の仕事に光を当てる。橋口由依が語る「鎌倉別館40周年記念 てあて・まもり・のこす 神奈川県立近代美術館の保存修復」美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第25回は、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で開催中の「鎌倉別館40周年記念 てあて・まもり・のこす 神奈川県立近代美術館の保存修復」(〜7月28日)を取り上げる。保存修復担当が常駐している国内でも稀有な美術館である同館では、いったいどのようにコレクションを維持しているのか。担当学芸員の橋口由依が語る。 文=橋口由依(神奈川県立近代美術館 保存修復担当学芸員)

    コレクションを維持する保存修復の仕事に光を当てる。橋口由依が語る「鎌倉別館40周年記念 てあて・まもり・のこす 神奈川県立近代美術館の保存修復」
  • 多磨全生園で現存最古の絵画作品が国立ハンセン病資料館で初公開

    東京・東村山市の国立ハンセン病資料館で、企画展「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」が9月1日まで開催中。その多磨全生園の絵画のなかでも現存最古の作品となる村瀬哲朗の静物画《無題》が初公開された。展覧会のレポートはこちら。 作は1946年に開催された新憲法発布祝賀行事(11月3日~5日、多磨全生園)における書画展で展示されたもの。描き手の村瀬哲朗は戦時下に結成された絵画サークル「絵の会」の初期からの会員であり、園の絵画活動を中心的に担った人物でもあった。この貴重な機会にぜひ足を運び、多磨全生園の描き手たちによる活動に注目してみてほしい。

    多磨全生園で現存最古の絵画作品が国立ハンセン病資料館で初公開
  • 「運動史」としての写真史 若山満大評「「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972―」

    「運動史」としての写真史 若山満大評「「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972―」名古屋市美術館にて、2月〜3月に開催された展では、1920年代に日のピクトリアリズムをけん引した〈愛友写真倶楽部〉や写真家・東松照明を生んだ都市、名古屋の写真表現の展開に焦点をあてた。同地名古屋に根ざす美術館で、その物語はどのようにつむがれたのか? 東京ステーションギャラリー学芸員の若山満大がレビューする。 若山満大=文 すべて終わった、だが写真だけが運動し続けている 名古屋市美術館で「「写真の都」物語 名古屋写真運動史 1911-1972」が開催された。展は、名古屋を中心に活動した写真家・写真団体を時系列に沿って紹介し、同地60年の写真史として総括する展覧会である。 展序文には「写真表現の変遷を個人の表現史として回顧するのではなく、複数の人々が出会い、意気投合して生まれ出た表現として

    「運動史」としての写真史 若山満大評「「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972―」
  • マユンキキ インタビュー。私が作品をつくらなくてよい世界にするために(前編)

    マユンキキ インタビュー。私が作品をつくらなくてよい世界にするために(前編)アイヌであることで経験する出来事を起点に、それを徹底して「個人」の観点から分析して作品にするアーティスト、マユンキキ。彼女は、東京都現代美術館で開催中の企画展「翻訳できない わたしの言葉」(4月18日〜7月7日)で、展示室を訪れる観客一人ひとりにも「その人自身」の認識を問いかける仕掛けを導入している。作品の背景にある考え、そして近年の先住民をめぐる言説に感じることとは? 会場のベッドの上で、彼女の経験を通訳として、そして友人として共有する田村かのこが聞いた(記事は前後編)。 *記事は『美術手帖』2024年7月号(特集「先住民の現代アート」)のインタビューを未掲載分も含めて再構成したものである。記事は8月1日からプレミアム会員限定公開。 聞き手・構成=田村かのこ 撮影=池田宏(⁑を除く) 編集=杉原環樹、三澤麦

    マユンキキ インタビュー。私が作品をつくらなくてよい世界にするために(前編)
  • 閉館目前に平田オリザが語った、こまばアゴラ劇場の先駆性。「民間の小劇場としてやれることは限界までやった」

    開館と閉館、それぞれの背景──閉館が決まったこまばアゴラ劇場について、まず開館の経緯をお聞かせください。 この劇場の始まりは、僕の父が1984年に自宅を改装して建てたというものでした。当時ここは木造の2階建てで、表側は商店街。それも昭和の時代ですから、商店街もまだお店がたくさんありました。僕の父は売れないシナリオライターでしたが、若い頃に演劇をやっていたので自宅を劇場にするのが夢だったんでしょうね。僕は大学に入学して僕の姉も社会人になって、子育てが落ち着いた頃合いに夢を実現しようと思ったんでしょう。自宅があったこの土地を担保にして、銀行から融資を受けて、劇場を建てたんです。 ただ、準備不足な面が多く消防法に引っかかってしまいます。指導に従って工事を進めていくうちに、さらに2000万円ほどかかってしまった。柿落としとして、ご縁が重なった映画監督の大林宣彦さんが制作する映画を上映するはずでした

    閉館目前に平田オリザが語った、こまばアゴラ劇場の先駆性。「民間の小劇場としてやれることは限界までやった」
  • 「『アンアン』『ポパイ』のデザイン 新谷雅弘の仕事」が島根県立美術館で開催。雑誌文化の隆盛を担ったデザインを紹介

    「『アンアン』『ポパイ』のデザイン 新谷雅弘の仕事」が島根県立美術館で開催。雑誌文化の隆盛を担ったデザインを紹介島根県立美術館で、開館25周年記念「『アンアン』『ポパイ』のデザイン 新谷雅弘の仕事」が開催。創刊当時の『アンアン』と『ポパイ』を中心に、そのデザインを紐解く。会期は6月28日~9月2日。

    「『アンアン』『ポパイ』のデザイン 新谷雅弘の仕事」が島根県立美術館で開催。雑誌文化の隆盛を担ったデザインを紹介
  • ひっ迫する博物館の収蔵庫、現状と課題は?

    ひっ迫する博物館の収蔵庫、現状と課題は?法政大学資格課程が、5月25日にシンポジウム「博物館の収蔵コレクションの現状と課題を考える」を同大にて開催。博物館収蔵庫の現状と課題について議論が交わされた。 文・撮影=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 収蔵庫の使用率9割以上が約半数 ミュージアムの根幹機能のひとつである収集。その役割を果たすうえで不可欠なのが、作品や資料を保管する収蔵庫だ。しかしこの収蔵庫は、多くのミュージアムにおいて問題を抱えている。例えば、公益財団法人日博物館協会の「日の博物館総合調査報告書」(令和元年度版)では、収蔵庫が資料によってどのくらいの割合を占めているかという調査に対し、「9割以上(ほぼ、満杯の状態)」という館が全体の33.9パーセント、「収蔵庫に入りきらない資料がある」という館も23.3パーセントにおよぶ。また、27.2パーセントの館が外部に収蔵場所を設け

    ひっ迫する博物館の収蔵庫、現状と課題は?
  • 建築家・白井晟一設計の個人住宅「桂花の舎」が江之浦測候所に移築へ

    渋谷区立松濤美術館などの設計で知られる建築家・白井晟一が晩年に設計した個人住宅のひとつ「桂花の舎(けいかのいえ)」。これが杉博司による小田原文化財団 江之浦測候所に移築される。 桂花の舎は、大和市・中央林間に建てられたもの。白井はこの家の完成を待たずに1983年に逝去したため、白井晟一研究所に引き継がれ、竣工した。施主は画家で、デザインや予算などに一切制限を設けないという条件で設計されており、随所に使われている栗材などにその痕跡が見られるという。この建築はその後、地区の宅地開発によって解体の危機に面したが、ある篤志家が買収。保存の検討が進められるなかで、江之浦測候所のある「甘橘山」への移築が決定したという経緯がある。 桂花の舎の住居と庭は、移設にあたり杉博司の設計で一部改装を実施。「もし白井が生きていたとしたら」という問いかけのもと移築計画が進められ、杉作品に根底にある「歌取り」(

    建築家・白井晟一設計の個人住宅「桂花の舎」が江之浦測候所に移築へ
  • 鳥取県立美術館が竣工。“ほぼ最後”の県立美術館、25年春開館

    人口減少のフェーズに入っている日。そのなかでも人口53万人(令和6年3月1日時点)と日最小の県である鳥取県に2025年3月30日、新たな県立美術館「鳥取県立美術館」が開館する(館長:尾﨑信一郎)。 同館は1972年開館の鳥取県立博物館から美術分野を独立させるプロジェクト。県博は自然、歴史・民俗、美術の3ジャンルを有するミュージアムとして運営されてきたが、開館から40年以上を経て施設の老朽化は避けられない状況となった。また多くの美術館同様、収蔵庫のスペース不足などの問題もあり、2017年に「鳥取県立美術館整備基構想」がまとめられ、開館に向けて着々と準備が進められてきた。民間の資金や経営能力を活用する「PFI方式」を採用しており、県と10社からなる鳥取県立美術館パートナーズ株式会社(SPC)が一体となり運営する。 日各地にある都道府県立美術館のなかでもほぼ最後(*)となる県立美術館の建

    鳥取県立美術館が竣工。“ほぼ最後”の県立美術館、25年春開館
  • 日米のゲームデザインの発展史と美術史の関係とは?

    日米のゲームデザインの発展史と美術史の関係とは?マンガ、アニメといったサブカルチャーは、2000年の村上隆による「スーパーフラット」以降、日の現代美術の文脈を語るうえでもはや外すことができない領域となった。いっぽうで、ヴィデオゲームがその文脈であまり語られてこなかったのはなぜなのだろうか。日米間におけるヴィデオゲームの発展を美術史の流れになぞらえながら整理するとともに、そのなかで培われた独自の空間意識からゲームにおけるキャラクターデザインの美学、そしてゲームと現代美術はいかに交わっていくことができるのかについて、現代美術家・たかくらかずきが全3回にわたって論じる。 文=たかくらかずき 監修・構成協力=中川大地

    日米のゲームデザインの発展史と美術史の関係とは?
  • 専門ミュージアムに行ってみよう。第1回「絶滅メディア博物館」

    2023年1月、大手町に一風変わった私設博物館が開館した。その名は「絶滅メディア博物館」。館内には8mmフィルムカメラ、ビデオカメラ、フロッピーディスク、携帯電話やPHS、カセットプレーヤーなど、かつてはポピュラーだったものの、いまでは使われることがほぼなくなったメディア機器がジャンルごとに整然と並ぶ。都心の一等地になぜこの博物館が生まれたのだろうか? あまりふり向かれない「絶滅メディア」専門の博物館 絶滅メディア博物館は大手町と神田のあいだ、東京都千代田区内神田に位置する。この博物館はその名が示す通り、絶滅、あるいはほぼ絶滅に近い状態のメディア機器を収集・保管・展示する博物館だ。

    専門ミュージアムに行ってみよう。第1回「絶滅メディア博物館」
  • 切手に込めるは色彩豊かな「美術の世界」。切手デザイナー・楠田祐士インタビュー(前編)

    切手に込めるは色彩豊かな「美術の世界」。切手デザイナー・楠田祐士インタビュー(前編)日全国誰でも一度が見たことがある切手は、日郵便の切手・葉書室所属のデザイナー8名(2023年3月現在)によってデザインされている。馴染み深いはずなのによく知らない「切手デザイナー」という仕事について、イラスト切手から「美術の世界シリーズ」まで手がける最年少切手デザイナー・楠田祐士に話を聞いた。前編では、楠田が世に送り出した「美術の世界シリーズ」の誕生秘話とその魅力に迫る。 聞き手・文=望月花妃(ウェブ版「美術手帖」編集部) 撮影=稲葉真 日全国誰でも一度が見たことがある切手は、日郵便の切手・葉書室所属のデザイナー8名(2023年3月現在)によってデザインされ、生み出されている。馴染み深いはずなのによく知らない「切手デザイナー」とは、一体どのような仕事なのか。 イラスト切手から「美術の世界シリーズ」ま

    切手に込めるは色彩豊かな「美術の世界」。切手デザイナー・楠田祐士インタビュー(前編)
  • DNPアートコミュニケーションズが「国立科学博物館イメージアーカイブ」を開始

    DNPアートコミュニケーションズが「国立科学博物館イメージアーカイブ」を開始大日印刷株式会社のグループ会社であるDNPアートコミュニケーションズが、国立科学博物館所蔵作品の画像データを貸出対象とする「国立科学博物館イメージアーカイブ」を5月20日より開始した。 大日印刷株式会社(以下、DNP)のグループ会社DNPアートコミュニケーションズが、国立科学博物館所蔵作品の画像データを貸出対象とする「国立科学博物館イメージアーカイブ」を5月20日より開始した。 DNPアートコミュニケーションズは、もとより国内外の多くの美術館・博物館等の所蔵作品の高精細なデジタル画像データの貸出サービスを行っており、今回もその一環として実施されるものとなる。 第1弾として貸出がスタートとなるのは、同館の所蔵作品のうち、日のボタニカルアート(植物画)の先駆者のひとりである太田洋愛によって描かれた桜の水彩画集『桜

    DNPアートコミュニケーションズが「国立科学博物館イメージアーカイブ」を開始
  • 「ゲバルト」展が東京日仏学院などで開催。反暴力的反応とその美的様式を探る

    「ゲバルト」展が東京日仏学院などで開催。反暴力的反応とその美的様式を探るゲバルト団体(アレクサンドル・タルバ、平居香子、宮内芽依、アントワーヌ・ハルプク、ガーリン)の主宰により、反暴力的反応とその美的様式を探る展覧会 「ゲバルト」展が、東京日仏学院、CAVE-AYUMI GALLERY、セッションハウスで開催される。会期は5月18日〜6月16日。 制度の暴力のなかで特定の芸術形態がどのように発展していくのかを示そうとする展覧会「ゲバルト」展が、東京日仏学院、CAVE-AYUMI GALLERY、セッションハウスで開催される。会期は5月18日〜6月16日。キュレーターはアレクサンドル・タルバ。 展を主宰するのはゲバルト団体(アレクサンドル・タルバ、平居香子、宮内芽依、アントワーヌ・ハルプク、ガーリン)。2023年5月に東京で設立された芸術的・政治的団体であり、キュレーション集団として構想さ

    「ゲバルト」展が東京日仏学院などで開催。反暴力的反応とその美的様式を探る
  • 宇野亞喜良インタビュー。僕がイラストレーターにとどまり続ける理由

    イラストレーター」であり続けること──宇野さんは、画家や芸術家と名乗らずイラストレーターにとどまり続けています。ポリシーがあるのでしょうか? 昔働いていた日デザインセンターの先輩が、僕のことを幇間(ほうかん)、つまり太鼓持ちと評したんです。場を賑やかにする芸者とスポンサー的なお金持ちの旦那がいて──イラストレーターの場合、それは企業や出版社や新聞社だったりするわけですけど──芸者や旦那を面白がらせて、自分も楽しんでいる大鼓持ちがいる。いわば自分で芸をやる画家とは違って、太鼓持ちのイラストレーターは、こういうメディアとテーマでやってほしいと言うスポンサー側の要求に応えます。僕はこれが自分の言いたいことだと言わずに、よそからきたテーマに対して、ターゲットは女か男か、若い人か否かとか、そういう計算をしながら、視覚化していくのが面白い。だから幇間とは、うまいこと言うなと思ったんです。 会社に入

    宇野亞喜良インタビュー。僕がイラストレーターにとどまり続ける理由
  • 坂茂設計の豊田市博物館が開館。豊田市美術館と補完し合う相乗効果を狙う

    世界的に活躍する建築家・坂茂の設計による愛知県の豊田市博物館が4月26日に開館した。館長を務めるのは、前豊田市美術館館長・村田眞宏だ。 同館が建設されたのは、江戸時代に存在した城郭・「七州城」の遺構。明治以降は豊田市立童子山小学校や愛知県立豊田東高等学校の敷地として利用されており、隣には建築家・谷口吉生が設計した豊田市美術館が1995年に開館している。 坂茂は4月25日に行われた内覧会で、博物館建物の設計にあたり谷口の建築とバランスよく配置し、プロポーションを決めたとしつつ、「美術館に来た人も博物館を発見し、博物館に来た人も自然に美術館に流れていくように並列させた」と話した。

    坂茂設計の豊田市博物館が開館。豊田市美術館と補完し合う相乗効果を狙う
  • 国立ハンセン病資料館で「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」が開催。絵画が寄り添った施設の100年

    国立ハンセン病資料館で「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」が開催。絵画が寄り添った施設の100年東京・東村山市の国立ハンセン病資料館で、療養施設・多磨全生園の絵画活動100年の歩みをたどる展覧会「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」が開催される。会期は3月2日〜9月1日。

    国立ハンセン病資料館で「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」が開催。絵画が寄り添った施設の100年
  • 伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開

    「果蔬図巻」 今年開館5年を迎える京都・嵐山の福田美術館が、伊藤若冲作(1716~1800)の新発見の絵巻を披露した。 伊藤若冲は言わずと知れた江戸時代の絵師。京都の青物問屋「枡屋」の長男として生まれ、裕福な環境のもと、独学で作品を制作した。その作風は細部まで描き込まれたものが多く、極彩色で彩られた絹着色の作品や、即興的な筆遣いとユーモラスな表現が特徴の水彩画は、日美術史上でも異彩を放つ。 今回披露された作品は1791年、若冲が76歳のときに描いた全長277センチ(跋文を加えると332センチ)あまりの絵巻で、《果蔬図巻(かそずかん)》と名付けられた。若冲としては珍しい絹着色で、若冲ならではの美しい色彩を用いて様々な種類の野菜と果物が描かれた絵巻だ。 作はもともとヨーロッパの個人が所蔵していたもの。2023年2月に大阪の美術商から福田美術館に画像確認の依頼があり、7月に真贋鑑定を行っ

    伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開