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ブックマーク / srad.jp/~yasuoka (210)

  • IPAmj明朝の追加 | yasuokaの日記 | スラド

    4月18日に開催された第3回文字情報基盤推進委員会の資料7をチェックしていたところ、戸籍統一文字552700が、IPAmj明朝のMJ067952に追加される、と記されていた。まずはうれしい。一方、住基統一文字の新規追加分J+C182が、IPAmj明朝のMJ068046に追加される、とも書かれていて、こちらはかなり閉口した。だって、住基J+C182は、どう見ても登記統一文字01094380と同じ字体なので、今は欠番となっているMJ027273に追加してくれた方が絶対うれしいのに、そこをあえてMJ068046なんてところに追加するというのだ。困ったなあ。そのうえ、「平成23年法務省告示第582号に基づく新規追加」の中から、どういうわけか住基J+C167が抜け落ちてる。戸籍統一文字176050とは微妙に字体が違うので、MJ014505だとマズイはずなんだけど、どうするつもりなんだろ。

  • 消えていった「にんべんの竹」 | yasuokaの日記 | スラド

    吹田市個人情報保護審議会の議事録を読んでいたところ、第31回(2008年11月7日)のところに面白いやりとりがあるのを見つけた。市議会議員の竹村博之と、市民文化部総括参事の森島隆男との以下のやりとりである。 竹村 はい。ちょっと聞きもらしたこともあるかもしれませんけども…。まず、「導入の目的」で、別紙の1ですね。3つ目の「現行(紙戸籍)に記載されている氏又は名が漢和辞典に載っていない文字の場合、電算化に伴って漢和辞典に載っている文字に置き換えます。」ということですけど。これ、どのくらいの方がですねそれの対象になるんですか? 森島 はい。10月の20日に発送したところ、7,328件の告知書を発送させていただきました。 竹村 はい。実は、私も通知をもらった…。字が竹村ですけども、「竹」の左が、ニンベンみたいになってましてね。これはまあ、どこか間違えたのかどうかわからないんですけど、この常用漢字

  • 中が「罒」の「寧」と、中が「皿」の「寧」 | yasuokaの日記 | スラド

    『UnicodeのIVSがもたらすメリットとデメリット』の読者から、JTC1/SC2/WG2にN4246Rという提案が出ているので読んでみてほしい、と連絡があった。端的に言えば、現在CJK COMPATIBILITY IDEOGRAPHに入っている漢字を、元の漢字にVariation Selectorを付ける形で表現してはどうだ、という提案らしい。で、対応表の方もざっと見てみたが、IVSとの関連を考えると、かなりヤヤコシイことこの上ない。「寧」(U+5BE7)を例に考えてみよう。 「寧」には現在、「U+5BE7 U+E0100」(中が「皿」)、「U+5BE7 U+E0101」(中が「罒」)、「U+5BE7 U+E0102」(中が「罒」)、「U+5BE7 U+E0103」(中が「皿」)の4種類のIVSが登録されている。もしN4246Rがこのまま通ると、これらに加えて、「U+5BE7 U+FE

  • 「ぷ」から始まる駅名 | yasuokaの日記 | スラド

    全国駅名しりとりにいそしんでいたところ、丹比→比布と進んだところで問題が起こった。「ぷ」から始まる駅名は私(安岡孝一)の知る限り、プレイピア白浜(八戸線)しかないのだ。 プレイピア白浜は、今世紀に入ってから列車が全く停車していない。全列車が通過してしまうので、すなわち、駅として機能していないのだが、でも、駅としては存在している。しかも、今年3月には廃止が予定されている。そういう微妙な状態の駅を、駅として認めるかどうかは、鉄分の高い人たちの間でも意見の分かれるところだろう。 しかし、プレイピア白浜がなくなってしまうと、比布や北比布や南比布、下徳富や南下徳富、音威子府や占冠や新冠や丸瀬布や熱郛や真布や節婦など、JR北海道の多くの駅がダメージを受けるとともに、JR九州でも別府や東別府が、駅名しりとりに使えなくなってしまう。うーむ、「ぷ」の時は「ぶ」でもOK、にしなきゃダメかな…。

  • 昭和24年度の学参書体 | yasuokaの日記 | スラド

    「遡」や「謎」の学参書体をどう設計すべきか、という問題のヒントを得るべく、昭和24年度の小学校國語教科書をざっとチェックしてみた。これらの教科書が文部省検査を受けた時点では、当用漢字字体表は答申こそされていたものの、まだ内閣告示には至っていなかったからだ。 チェックの結果、しんにゅうは全て楷書風の1点しんにゅうで印刷されていた。「歯」や「黄」が新字体で、「國」や「晴」が旧字体で印刷されていることを考えると、それらとは別のロジックで、楷書のしんにゅうは1点にすべきだ、という考え方が既に浸透していたということだろう。ただ、ショッキングなことに、草かんむりは全て4画だった。当用漢字表の草かんむりとは、また別のロジックが働いていたということだ。 ちなみに昭和25年度の小学校国語教科書では、「国」や「晴」は新字体になっていて、草かんむりは3画に変更されている。一方、しんにゅうは1点のグネグネした楷書

  • 「丹波」と「八丁堀」のヘボン式ローマ字 | yasuokaの日記 | スラド

    磯部佳宏の『「ローマ字のつづり方」をめぐって』(山口大學文學會志, 第61巻 (2011年2月), pp.71-81)を読んだのだが、あまりの脳天気さに頭が痛くなった。 漢字で「下関」「千葉」「津軽」「福岡」「富士」と板書し、配布した用紙にこれら5つの地名のローマ字による表記をもとめ、記入後回収した。調査に地名を選んだのは、現代の日の社会においてローマ字表記がもっとも一般的に使用されるのは、前述のとおり、駅や道路標識などにおける地名表示であろうと思われるからである。今回の回答で問題とするのは、各地名に含まれる、「ヘボン式」と「日式」とでつづりの異なる「シ」「チ」「ツ」「フ」「ジ」の5つの音節の表記法である。 (中略) 現在、日人が実際にローマ字を目にする機会が多いのは、駅や道路標識などの地名表示であろう。これらは、主として外国人を対象としたものであろうが、それを記述するのは日人であ

    「丹波」と「八丁堀」のヘボン式ローマ字 | yasuokaの日記 | スラド
  • 「慎」「龍」「真」「直」のデザイン差 | yasuokaの日記 | スラド

    明日(10月19日)共立女子学園で開催される全国連合戸籍住民基台帳事務協議会第64回総会合同研修会に、香川県から以下の要望が提出されるという連絡を受けた。 戸籍使用可能文字のデザイン差である文字の使用の統一を希望する。 戸籍・住基においてもコンピュータ化が進み,人名用漢字の取扱いもしやすくなっているが,出生届時において戸籍法施行規則第60条で規定する範囲の文字で受理しようとしてもデザイン差のある文字を指定される場合がある。 また,デザイン差の文字のほうが日常的に使用されているため,正字がコンピュータに登録されておらず,デザイン差の文字が登録されている場合が多々ある。 例えば「慎」,「龍」,「真」,「直」等である。文字としては同じであるとしても戸籍に記載されるため,親にとっては重要である。自治体が使用する戸籍システムが異なるため,デザイン差のある文字あるいは正字が登録されていないところもあ

  • 「异体字の昿埜」終了 | yasuokaの日記 | スラド

    异体字の昿埜が無事おわった。とりあえず、各回のUSTREAMと当日のハンドアウトPDFにリンクしておくことにする。 USTREAM: (1) (2) (3) (4) PDF: (1) (2) (3) (4) 四夜を通して見て「しまった」と思うのは、1981年の常用漢字告示にまつわる人名用漢字の狂騒を話し忘れていることだ。うーむ、まあ、どの夜もストーリー上これを入れるのは難しいので、『新しい常用漢字と人名用漢字』を読んでもらうことにしよう。あと、喋っている時の安岡孝一は、どうも全体にテンションが高すぎる。というか、かなりアブナイ。聴衆の方々に、かなり負担を強いている気がする。それでも懲りずに来てくださった皆様、ありがとうございます。

  • 電話機の「⚹」と「#」 | yasuokaの日記 | スラド

    電話機の右下にある「#」は「NUMBER SIGN」なのか「MUSIC SHARP SIGN」なのか、という質問をもらった。歴史的に見れば、もちろん「NUMBER SIGN」だ。ただ、それを言うなら、左下の「⚹」は、どう見ても「SEXTILE」に見えるが、歴史的には「ASTERISK」ということになる。少し歴史を紐解いてみよう。 1961年にAT&TがTouch-Toneを実験しはじめた際には、電話のボタンは10個しかなかった(『Bell Laboratories Record』1961年9月号pp.312-316)。これにボタンを2つ追加するにあたり、Bell Telephone Laboratoriesは、とりあえず「☆」と「◇」を割り当てた。しかし、電話をコンピュータの端末として用いるのなら、これらはASCIIから選んだ方がよいのではないか、という議論となり、「☆」と「◇」に比較的類

  • IPAmj明朝の「えんにょう」 | yasuokaの日記 | スラド

    文字情報一覧表で、IPAmj明朝Ver.000.01の各グリフをチェックしていたのだが、やはり「えんにょう」の周辺がかなりまずい。第12分冊のMJ011110とMJ011111のように、全く同じグリフが2つずつ収録されてしまっている。これらは来、「えんにょう」の筆押さえの有無を別々のグリフとして収録すべきところ、筆押さえをあえて全て無くしてしまったために、こういう訳のわからないことになってしまったのだ。 もちろん、IPA側にも言い分はあって、これらの筆押さえを無くしたのは、平成20年度『汎用電子情報交換環境整備プログラム成果報告書』のデザインコンセプトに合わせた、ということだ。ただ、そうであれば、たとえば戸籍統一文字の108280と108310を見分ける方法は、もはや残されていないのだから、これらに別々のグリフID(MJ011110とMJ011111)を割り当てるということ自体ナンセンス

  • なぜ人名用漢字に関する裁判は家庭裁判所の管轄なのか | yasuokaの日記 | スラド

    人名用漢字に関する裁判は、どう考えても行政訴訟なのに、なぜ家事審判として扱われるのか、という意味のお問い合わせを、『新しい常用漢字と人名用漢字』(三省堂、2011年3月)の読者からいただいた。端的には、戸籍法の方が行政不服審査法より古いからだ。このあたりを、ちょっとおさらいしておこう。 昭和23年1月1日に戸籍法が施行された際、以下の第118条が盛り込まれた。

  • なぜ「神」と「神」を分けたいのか | yasuokaの日記 | スラド

    川幡太一の『CSSにおける文字とフォント』を聞きながら思ったのだが、結局のところ日は、Unicodeにおける漢字統合に、いまだ納得していないということなのだろう、と、今更ながら思いあたった。すなわち「神」と「神」に、同じ文字コードが割り当てられているのが、我慢ならないのだ。その結果、「U+795E」と「U+FA19」とで分けてみたり、「U+795E U+E0101」と「U+795E U+E0100」とで分けてみたり、何らかの方法で分けたい、ということになってしまっているわけだ。 でも、単に「分けたい」と言ってもJTC1/SC2/WG2は聞いてくれなかったので、JIS X 0213を理由にしてみたり、人名用漢字を理由にしてみたり、旧字による出版印刷を理由にしてみたり、戸籍統一文字を理由にしてみたりしてしまった。その結果「分ける」理由によって、異なるアプローチが起こってしまった。互換漢字とか

  • 漢字とマッカーサーと毛沢東 | yasuokaの日記 | スラド

    GHQが導入した当用漢字の読者から、リービ英雄の『我的日語』(筑摩書房、2010年10月)を読んでほしい、と連絡があった。読んでみたところ、日中国の漢字施策に関して、かなり奇妙な内容が書かれていた。(p.147) しかし、日人は中国の簡体字を笑うことはできない。日の当用漢字も、一種の簡体字であり、別の歴史の痕跡が、おのずとある。素直にそれとつきあえば、読み手として、歴史の衝撃を覚えざるをえないと思う。 北京の軍事博物館に行ったとき、近代戦争展示室の展示物に、一九四四年の新聞記事があった。繁体字だった。そのときまで、文字は共通していた。「戦前」の日の漢字と「解放」前の中国の漢字が、同じだった。千五百年間、同じだった。それが、日ではGHQのマッカーサー、中国では毛沢東、ふたりのMによって変わってしまった。 だったら、アジア歴史資料センターに行って、『兵器名称用制限漢字表』も見てみ

  • なぜ十二支の戌は第2水準漢字なのか | yasuokaの日記 | スラド

    子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥のうち、なぜ戌だけが第2水準漢字なのか、という質問をもらった。まあ、偶然と言えば偶然なのだが、ざっと歴史を追ってみることにしよう。 『標準名づけ読』(婦女界社、1940年12月)の500字には、十二支のうち子丑寅卯辰巳午酉亥が含まれていて、未申戌がなかった。一方『当用漢字表』(国語審議会、1946年11月)には、子午未申が収録されていた。すなわち、『標準名づけ読』と『当用漢字表』を合わせると、十二支のうち子丑寅卯辰巳午未申酉亥の11字が含まれていたわけだ。この結果、1951年5月の『人名用漢字別表』内閣告示により、戌を除く11字は子供の名づけに使えるようになった。JIS C 6226-1978は、当用漢字と人名用漢字を全て第1水準漢字に収録するという方針で設計されたことから、子丑寅卯辰巳午未申酉亥は第1水準漢字となり、戌だけが第2水準漢字となってしまったわけであ

  • IPAmj明朝フォント(検証版)公開 | yasuokaの日記 | スラド

    文字情報基盤構築に関する研究開発事業の成果物として、IPAmj明朝Ver.000.01が公開された。実は私(安岡孝一)自身は、このフォントの公開にかなり抵抗したのだが、「検証版」ということで押し切られてしまった。 ただし、このIPAmj明朝Ver.000.01だが、現時点では、U+24112に入るべき「𤄒」がU+3D95に収録されていたり、U+2975Cに入るべき「𩝜」がU+29778に収録されていたりと、まだまだバグが残っている。どうしても使いたい人は、あくまで「検証版」だということをキモに命じて使ってほしい。

  • 鉄道院のヘボン式ローマ字採用 | yasuokaの日記 | スラド

    鉄道博物館ライブラリーで『鉄道公報』をチェックしていたところ、第1312号(大正5年12月21日)のpp.1212-1213に「驛名假名文字及羅馬字ニ就テ」という注意事項を見つけた。ざっと読んでみたところ、駅名標や切符に使う仮名やローマ字を定めたものだった。ローマ字は完全にヘボン式で、「撥音m,p,b,ノ前ニハm其他ハnヲ用ユルコト」なんて但し書きがついている。つまり1916年12月21日のこの時点で、駅名標のローマ字はヘボン式に統一されたということだ。 しかし、だとすると、私(安岡孝一)が『NかMか』(漢字と文化, 第9号 (2006年11月), pp.5-8)に書いた 1927年4月20日,鉄道大臣に就任した小川平吉(1870-1942)は,この混乱に終止符を打つべく,同年7月2日付の達571号で,駅名標のローマ字を「ヘボン式」と定めた。実は同年4月7日の達296号で「ヘボン式」の採用

  • 国旗の絵文字 | yasuokaの日記 | スラド

    Unicode 6.0で追加されたRegional Indicator Symbol Letterが、もし奇数個ならんでいた場合、どう処理すればいいのか、という質問をいただいた。それはもちろん実装依存なのだけど、常識的には前から順に処理していくべきだと思う。 たとえば、「U+1F1F7 U+1F1FA」(RU)を「ロシアの国旗」として表示する実装では、この直前にU+1F1EBが追加されて「U+1F1EB U+1F1F7 U+1F1FA」(FRU)となったら、「フランスの国旗」と「Uの囲み文字」を表示しなおすべきだ。さらにU+1F1ECが直前に追加されて「U+1F1EC U+1F1EB U+1F1F7 U+1F1FA」(GFRU)となったら、今度は「仏領ギアナの旗」と「ロシアの国旗」が表示されることになる。 では、「U+1F1FC U+1F1F7 U+1F1FA」(WRU)に対しては、何を表

  • RōmajiかRōmaziか | yasuokaの日記 | スラド

    『Journal of the American Oriental Society』のバックナンバーを読んでいたところ、1940年3月号(Vol.60, No.1)にEdwin Oldfather Reischauerの「Rōmaji or Rōmazi」という論文を見つけた(pp.82-89)。1937年9月21日に内閣告示された「訓令式ローマ字」に対し、若きライシャワーが、アメリカ東洋学会の総力を挙げて反対すべきだ、という檄文を寄せたものである。まあ、ライシャワーが訓令式に反対したのはわかるが、むしろ私(安岡孝一)が驚いたのは、ライシャワーに同調する東洋学者の中にColumbia UniversityのOsamu Shimizuの名が含まれていたことだ。戦前からヘボン式推進派だったのか…。 実は清水治は、1957年8月にLibrary of Congressに移った後、ASA/Z39や

  • 「璽」はめったに見ない漢字なのに、どうして常用漢字なのですか? | yasuokaの日記 | スラド

    前田富祺の『常用漢字最新ハンドブック』(明治書院、平成23年1月)を読んでいたところ、質問6の「璽」はめったに見ない漢字なのに、どうして常用漢字なのですか?に対する以下の【答え】が気になった。(p.31) 「璽」は「ジ」と読み、この字には印、印形、玉などの意味があります。たしかに日常生活で目にすることのあまりない字ですが、これは、憲法に使われている漢字です。憲法は全日国民が読めるということが前提なので、憲法に使われる漢字は、すべて常用漢字表に入れて、読めるようにする努力目標としています。同じように普段あまり目にすることがないけれど常用漢字表に入っている「朕」(チン)という字も、憲法に使われている字です。「朕」は天皇が用いた一人称代名詞で「私」という意味です。「璽」も「朕」も、天皇が憲法を公布した文書の中に使われています。「璽」は「御璽」として出てきますが、天皇の印形、印が押されていること

  • 漢字制限と保科孝一 | yasuokaの日記 | スラド

    芳賀明夫ブログでの私(安岡孝一)のコメントを読んだ方々から、「戦後日史漢字対談は、いつですか」とご質問があった。いや、その、お相手はクラレの会長さんだし、私の方がいくら乗り気でも、そう簡単に実現するとは思えないんだけど…。 ただ、正直なところ、私が和久井康明の『漢字の使用制限を撤廃せよ』(日経済新聞、第44902号(2011年1月31日)、朝刊p.5)に、噛みついたのは、この記事が漢字制限のことを話していながら、記事の中に「国語審議会」も「文化審議会国語分科会」も出てこないからだ。それでいて、「連合国軍総司令部(GHQ)」が当用漢字を導入した、なんていう話が出てくる。 それは少なくとも、昭和20年11月27日の国語審議会での保科孝一(国語審議会幹事長)の以下の発言を、全く無視しているということだろう。 社会上教育上の立場から漢字は自然に減少し、文体の平易化は自然に行われることと思うが、