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ブックマーク / srad.jp/~yasuoka (210)

  • 在外邦人にマイナンバーを付与する法律改正案が国会で成立 | yasuokaの日記 | スラド

    『行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律案』が、日(6/2)の参議院会議で可決・成立した(NHKニュース)。改正は多岐に渡るのだが、私(安岡孝一)なりに勘所をまとめておこう。 マイナンバー法改正の目玉は、在外邦人(日国民で海外在住のため住民票が無い人)に対しても、個人番号および個人番号カードが作成・交付できる、という点である。第十七条(改正後)の当該条文を見てみよう。 第十七条 市町村長は、政令で定めるところにより、当該市町村が備える住民基台帳に記録されている者又は当該市町村が備える戸籍の附票に記録されている者(国外転出者である者に限る。)に対し、前条第四項又は第五項の規定による送付又はその作成についての通知を受けたその者に係る個人番号カードを直接に又は同条第三項の申出に係る領事官若しくは市町村長を経由して交付するものとする。 第十

  • デジタル庁が考える文字情報基盤の「整備」 | yasuokaの日記 | スラド

    昨日の日記に対して、デジタル庁は文字情報基盤を拡張する心算なのではないか、との御指摘をいただいた。地方公共団体情報システムデータ要件・連携要件標準仕様書【第1.0版】を、もう少し読んでみよう。 標準準拠システムを導入する前に地方公共団体がそれぞれ独自に作成した文字、いわゆる「外字」については、戸籍システムにおいて当該「外字」を文字情報基盤として整備された文字と同定した文字を利用することにより、他の標準準拠システムは、当該「外字」を利用しない。仮に、「外字」を文字情報基盤の文字と同定する取組みを行った上でも、なお「外字」を利用せざるを得ない場合においては、戸籍システムにおいて文字情報基盤の文字とは別の文字コード(デジタル庁が指定したものに限る。以下同じ)に対応させたものを利用することにより、他の標準準拠システムは、当該「外字」を利用しない*。 文字情報基盤の文字セット及び文字情報基盤の文字と

  • 『ちむどんどん』第67話での人名用漢字ネタ | yasuokaの日記 | スラド

    『新しい常用漢字と人名用漢字』(三省堂、2011年3月)の読者から、日付けのasagei MUSE『【ちむどんどん】記事への投書にも誤りが!新聞社が舞台とは思えない時代考証ミスとは?』を読んでみてほしい、との御連絡をいただいた。 「愛が目にした3通目の投書には『鎌田侑由子』という差出人の名前が書き添えてありました。他の投書にも名前の書かれているものが多く、制作側は多くの仮名を考えたのでしょう。しかしここに問題があったのです。というのも侑由子の『侑』は、1981年10月1日から人名用漢字として使えるようになった漢字。しかし物語は1978年(昭和53年)なのですから、侑由子さんから投書が来ることは有り得ないのです」 えっと、私(安岡孝一)自身は、昨日の『ちむどんどん』第67話を見ていないので、迂闊なことは書けないのだが、1978年のタイミングだと沖縄出身の人だったりしないのだろうか。あるいは

    funaki_naoto
    funaki_naoto 2022/07/14
    「沖縄出身の人だったりしないのだろうか」
  • Controlキーは「A」の左横なのか左下なのか | yasuokaの日記 | スラド

    『キーボード配列QWERTYの謎』の読者から、松尾公也の『HHKBのControlキーはなぜAの左なんだぜ』(ITmedia NEWS、2019年12月10日)という記事を読んでみてほしい、との連絡をいただいた。 この頃使われていたSun type3キーボードの配列を参考に、HHKBは作られた。だからControlキーがAの横にある。だが、それによってどんなメリットがあるのかという疑問が残る。それは「UNIXハッカーのため、プログラマーのため」だ。 プログラマーはUNIXのコマンドラインインタフェースを多用する。vi、Emacs、シェル。いずれもControlキーが多用される。それは、これらが開発された頃にはControlキーがアクセスしやすい位置にあったからだというのだ。確かに、現在のようにControlキーがはるか左下の遠い位置にあったら頻繁に使うキーコンビネーションは考えにくかったろ

  • GoogleのBERTは漢文に返り点を打つことができるのか | yasuokaの日記 | スラド

    『漢文の依存文法解析と返り点の関係について』(日漢字学会第一回研究大会(2018年12月1日)発表予定)の発表準備をしていたところ、返り点程度ならGoogleのBERTを使えば打てるのではないか、という趣旨の御意見をいただいた。まあ、打てるかもしれないな、と思って、ここ5日間ほどBERT-Baseの2つのモデルと戯れてみたが、現時点での私(安岡孝一)の感触では、漢文の返り点はBERTの適用事例としては、かなり難しいのではないかと思える。 そもそもMultilingualモデルにもChineseモデルにも、古典中国語(Classical Chinese)が含まれておらず、いずれのvocab.txtもちょっとつらい。しかも不思議なことに、Chineseモデルのvocab.txtに「しにはとんとんワークケートを」なんていうvocabularyが含まれていて、どうなってるのかイマイチわからない。

  • Z80における「手抜き」回転行列 | yasuokaの日記 | スラド

    ネットサーフィンしていたところ、このtweetで35年ほど前の悪行がバラされてしまっていたので、当時の記憶を辿りつつ、ざっと書いてみようと思う。 画面中心を(0,0)とするxy座標系において、適当な微小角度θで回転をおこないたい。θの値は、まあ何でも良くて、とにかく見た目が「回って」いる雰囲気を出したい。ただ、対象とするCPUがZ80なので、乗算は自分で実装するしかなく、そのあたりの「手抜き」を考える。 微小角度θにおいてcosθは1に近い値なので、ここの実装を簡単にすべく、とりあえずcosθ=1-2-kとしてみる。そうすると、sin2θ=2(1-k)-2-2kとなるので、小さい方の項を捨てれば、だいたいsinθ≒2(1-k)/2。つまり、kが奇数なら実装が簡単となり、たとえばk=7なら、cosθ=127/128, sinθ≒1/8となる。 HLレジスタのHレジスタに符号付整数、Lレジスタ

  • 日本の法令における「一日」と「二十四時間」 | yasuokaの日記 | スラド

    ネットサーフィンしていたところ、『東京五輪終わっても「サマータイム」恒久的運用へ』(スポーツ報知、2018年8月8日)という記事に、面白いことが書いてあるのを見つけた。 ◆夏時間への切り替え方 導入初日を4月の最初の日曜日とした場合は午前2時に2時間進め午前4時に合わせる。夏時間が始まる日曜日は1日が22時間になる。10月最後の日曜日をサマータイムが終わる日とした場合は午前4時に2時間戻し午前2時に合わせる。この日は1日が26時間となる。 いや、それは、かなりマズイことになると思う。現在の日の法令は、そのほとんどが「一日」を「二十四時間」だと仮定していて、しかも、同じ時刻が二度存在しないことを、大前提としているからだ。たとえば、戸籍法施行規則第二十一条第七号。

  • 「だぢづでど」と「ざじずぜぞ」の対立 | yasuokaの日記 | スラド

    『大漢和辞典』を読んでいて、検字番号4890「地」に「ヂ」という音を、見つけた。そう言えば、私(安岡孝一)が多感な少年期を過ごした岸和田は、「だぢづでど」と「ざじずぜぞ」が、発音上あまり対立していない地域だったように思える。「地震」と「自信」の発音が同じなのは、まあ、よくあることだと思うのだが、「臀部」と「全部」の発音が同じなのは、今にして思うと少しマズイ気がする。「道理」と「草履」の発音も聞き分けにくく、そのせいか「草履」のことを「雪駄」と呼ぶことも多かった。ただ、私が高校に進学した1980年代頃には、「だでど」と「ざぜぞ」は、発音が少しずつ対立していったような気がする。それでも、いまだに「ぢづ」と「じず」の発音は、分離していないと思われる。

  • 「くゎ」と「か」の対立 | yasuokaの日記 | スラド

    『大漢和辞典』を読んでいて、検字番号41297「関」に「クワン」という音が示されているのを、見つけた。ちなみに「カン」という音は示されていない。実は、私(安岡孝一)の祖母の一人は、合拗音「くゎ」と直音「か」を対立させて発音する人で、火事(くゎじ)と家事(かじ)を自然に言い分けていたのが、子供心にも不思議だったのだ。ただ、祖父の発音にそういう対立は無かった(気がする)ので、あるいは祖母だけだったのかもしれない。なお、『大漢和辞典』では、検字番号18850「火」には「クワ」という音が、検字番号7169「家」には「カ」「ケ」「コ」という音が、それぞれ示されている。

  • 書写言語の情報処理から見た高校における漢文教育 | yasuokaの日記 | スラド

    昨日の日記に関連して、私(安岡孝一)なりに、高校における漢文教育の意味について、少しだけ考えてみた。とはいえ、古典中国語(漢文)の形態素解析とか依存文法解析とか、そういう書写言語の情報処理を私自身やってる手前、どうしてもそちらに偏ってしまう。でもあえて、そういう偏った目で見ると、高校での漢文教育は「孤立語を膠着語に変換するシステム」の一端を、高校生にかいま見せているのだ、と考えられる。つまり、孤立語の典型である古典中国語(漢文)を、膠着語の一例である日語へと変換する方法(のごく初歩)を、授業で高校生に教えているわけである。で、その道具立てとして、「送り仮名」とか「返り点」とか「再読文字」とかがあるわけだ。 そう考えると、屈折語に関しては、たとえば英語の「三単現のs」を、日の学校では教えている。膠着語に関しては、現代日語の「活用」と古典日語の「活用」を、一応は比較して教えている。なら

  • 整数多項式が有限個の素数しか生成しない場合 | yasuokaの日記 | スラド

    という問題が、私(安岡孝一)個人としては、なかなか良問だった。一般に整数多項式は、無限個の素数を生成してしまったりするのだが、それが有限個となるのはどのような場合なのか、という背景があったりする。ただ、文系の高校生でも解けるようになっているので、問題としては比較的やさしい。端的には、整数a,b,c,dを使って(n-a)(n-b)(n-c)+dに変形する際に、dをできるだけ小さい素数となるよう持ち込めば、かなり楽に解けてしまう。さて、どのくらいの受験生が解けたかしら。

  • 古典中国語と変体漢文の深い谷をUniversal Dependenciesで照らせるか | yasuokaの日記 | スラド

    私(安岡孝一)の2月10日と12日の日記の読者から、変体漢文もUniversal Dependenciesで書けるのか、という趣旨の御質問をいただいた。書けるとは思うのだが、変体漢文は、日語の語順を一部変更して漢文風にしたもの(cf. Edith Aldridge: 変体漢文の語順の発生過程, 日語の様々な姿を考える: 黄憲堂教授記念論文集(2016年12月), pp.21-40)らしいので、古典中国語とは異なる様相を呈すると思う。ためしに、変体漢文の例として「汝者我見欺」を考えてみよう。 1 汝 汝 PRON n,代名詞,人称,起格 _ 5 nsubj:pass _ SpaceAfter=No 2 者 者 PART p,助詞,提示,* _ 1 case _ SpaceAfter=No 3 我 我 PRON n,代名詞,人称,止格 _ 5 obl _ SpaceAfter=No 4 見

  • 古典中国語Universal Dependenciesにおけるcopular clauseの問題 | yasuokaの日記 | スラド

    『古典中国語Universal Dependenciesへの挑戦』でも述べたが、Universal Dependenciesが節(clause)という概念を無批判に導入してしまっているのは、われわれ古典中国語(漢文)解析グループにとっては、かなりアタマがイタイ。objのリンク先が節の場合には代わりにccompを使わなければならないし、nsubjのリンク先が節の場合には代わりにcsubjを使わなければならないし、amodのリンク先が節の場合にはaclを使わなければならないし、advmodのリンク先が節の場合にはadvclを使わなければならないし、caseのリンク元が節の場合にはmarkを使わなければならない。何でそんなに、節かどうかにこだわるんだ。 特にヤヤコシイのが、copular clauseは節なのかどうか、という問題が絡んだ場合だ。古典中国語ではcopular clauseは、かなり

  • ISO/IEC 10646:2017に収録されていない『大漢和辞典』の漢字 | yasuokaの日記 | スラド

    ISO/IEC 10646:2017が無事に発行されたので、『大漢和辞典』の漢字が全部ちゃんと収録されているか、チェックしてみることにした。ざっと調べてみたところ、以下の24字がISO/IEC 10646:2017には含まれていないようだ。 11491「⿰憂夆」 26840「⿶凵米」 30497「⿰舟娄」 38624 49788 補135 補158「⿱刃工」 補270 補287「⿰毄欠」 補290「⿰歺孚」 補433 補447「⿱穴𤋯」 補495 補496 補505「⿰月𢀴」 補616「⿰貟阝」 補660 補667「⿰鎘戈」 補670 補671 補689 補704「⿰革𥘿」 補720「⿰𩙿羙」 補785 そもそも『大漢和辞典』の補巻は、戸籍統一文字の対象となっていなかったので、ある程度は仕方ないのかもしれない。ただ、これ、緊急追加も予定されていないし、どうしたものか悩ましいところだ

  • Re: あなたのスタジオ「人名漢字をふやすな」 | yasuokaの日記 | スラド

    1976年5月10日の『あなたのスタジオ』(NHK総合、22:15~23:00)は、「人名漢字をふやすな」というテーマだったらしい。ちょっと気になったので、とりあえず『京都新聞』縮刷版のテレビ欄(第33985号p.20)を見てみた。 最近、国民の要望にこたえて人名漢字、七十六文字をふやそうという動きがある。ところが「人名・地名研究会」は、人名漢字をふやすことに断固反対する。この会の人々は、「当用漢字が定められて、日語をわかり易く、読み易くする方向が確立されたはずである。ところが人名や地名の読み方は音訓が適用されず、当用漢字の抜け穴になっている。この上人名漢字のわくをひろげることは、日語を読みにくく、わかりにくくするものである」と主張する。難解な地名はむつ市、いわき市などの例のようにカナ書きにすべきであるというのが「人名・地名研究会」の主張である。

  • 韓国語における防火と放火と防火林 | yasuokaの日記 | スラド

    『常用漢字は日々変化している』(情報管理, Vol.60, No.3 (2017年6月), pp.208-210)の読者から、「방화림」はどうなのか、という趣旨の御質問をいただいた。私(安岡孝一)の4月12日の日記にも 同音異義語が厄介なのは認めるが、いくら韓国語でも「防火」と「放火」の区別ができないわけではない。もちろん、「防火」と「放火」は、そのまま(無理矢理に)音訳した場合は、いずれも「방화」だ。しかしながら、現代の韓国語においては、「방화」は「放火」の意味に限定されつつある。「防火」にあたる韓国語は、現在では「화재예방」(火災豫防)であり、同音異義語を避けた形へと変化している。 と書いたのだが、ならば「방화림」(防火林)はどう考えればいいのか。まあ、「방화」がいくら「放火」に限定されつつあるとは言っても、派生語にまで及んでいるわけではない、ということだろう。よく似たところでは、「防

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  • 白川静『常用字解』第二版における「獨」と「髑」 | yasuokaの日記 | スラド

    私(安岡孝一)の4月6日の日記の読者から、白川静『常用字解』第二版(2012年3月、平凡社)の「独(獨)」(p.533)を読んでほしい、との御指摘をいただいた。 形声。もとの字は獨に作り、音符は蜀。蜀に韣(ゆみぶくろ)の音がある。蜀は牡の獣の形で、虫の部分はその性器の形。牡の獣は群れを離れていることが多いので、獨は一匹の獣の意味から、人に移して「ひとり」の意味に用いる。特・徒と通じて「ただ」ともよむ。 この「獨」には、篆文が示されているだけで、甲骨金文の用例は無い。また、「獨」を「形声」としながら、その解釈に「蜀は牡の獣の形」なんてのを持ち込んでしまっている。そんなことをすると、同音の「髑」の解釈に困る。というのも、「獨」にも「髑」にも、私の知る限り、甲骨金文の用例は見つかっていない。いずれも、もう少し時代が下ってから作られた漢字の可能性が高く、「蜀」の音だけが使われた可能性が高いのだ。そ

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  • 韓国語における防火と放火 | yasuokaの日記 | スラド

    ネットサーフィンしていたところ、福井新聞の【越山若水】で『「同音異義語」というのは何かと厄介だ…』(2017年4月12日)という記事に行き当たった。 「同音異義語」というのは何かと厄介だ。「思考」「志向」「試行」のように、発音は同じでも意味はまるで違う。だから漢字の書き取りテストによく出題される▼韓国北朝鮮の場合は事情がもっと複雑になる。漢字を廃止しハングル文字を採用したため「パンファ」の発音と表記では「防火」「放火」の区別ができない▼同じく「ヨンペ」も「連覇」「連敗」と全く逆の意味になる。単語だけでは見分けられず、前後の文脈で判断するしかない。 同音異義語が厄介なのは認めるが、いくら韓国語でも「防火」と「放火」の区別ができないわけではない。もちろん、「防火」と「放火」は、そのまま(無理矢理に)音訳した場合は、いずれも「방화」だ。しかしながら、現代の韓国語においては、「방화」は「放火」の

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  • 「獨」の甲骨金文用例 | yasuokaの日記 | スラド

    私(安岡孝一)の4月2日の日記の読者から、昨日の『東京新聞』(第26716号)のp.1「筆洗」を読んでみてほしい、との御連絡をいただいた。 ▼さて問題はドイツ。漢字表記は「独逸」や「独」となる。一八〇〇年代にはすでにあったと聞くが、「独」の当て字に対し、ドイツ人の漢字研究者クリストフ・シュミッツさんが差別的ではないかと問題提起している▼気にしたことがなかったが、白川静さんの「字解」によると「独」の字には「一匹の獣」の意味がある。日人得意の語呂合わせの類いで、ドイツに対し侮蔑の意味を込めケモノヘンを当てたわけではないと信じるが、妙な漢字を勝手に当てられた側には不愉快な話であろう▼「逸」には逸品など、良い意味もあるとなだめてみても収まるまい。傷つく人がいる。問題提起に耳を傾けたい。 白川静に『字解』なんては無かったように思うのだけど、『字通』(平凡社、1996年10月)の誤植だろうか。 だ

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  • 獨逸とドイツ、孛漏生とプロシヤ | yasuokaの日記 | スラド

    <京都大人文科学研究所付属東アジア人文情報学研究センターの安岡孝一教授(人文情報学)の話> 国名の当て字の由来ははっきりしない部分が多いが、ドイツ(独逸)の場合、「独」と「逸」の2文字に関連性はないことなどから、音読みを拾ったものではないか。 実際のところ、明治2年の条約の時点で、プロシヤは孛漏生、ドイツは獨逸、と書かれている。現在の独逸の表記は、「獨」を「独」に代えているものの、基的には明治政府が当初から使っていた表記で、特に「差別視」があるようには思えない。というあたりまで話したのだけど、さすがに紙面が足りなかったのね。まあ、仕方ないかな。

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