中国語は発音が難しいのでちょっと苦手。だけど、漢字も好きだし、中国古典も好き。そんな人には漢文がいいのでは、と思って読み始めました。(実は自分のことです) この本は、PHP出版で同じシリーズに物理や数学もあるので受験用のテキストの位置付けなのかもしれません。しかし、内容は現代中国人の考えの基礎を知るには、儒教をはじめとする中国古典を学んだら良い。という著者の考えが反映されてて受験の本には思えません。 面白いのが、著者の方は宮下典男さんという日本人ですが、漢文を紹介するに当たって上海人と山東省のお友達も登場してもらい、現代中国から中国古典に対するコメントを逐次載せていてくれることです。 漢文と言えば、レ点や一二点、旧かなの振り仮名,送り仮名などを用い、漢字を中国語読みするのではなく、日本の漢字の「訓読」読みする点、特殊です。 しかし、現代中国に興味がない人でも孔子や孟子、韓非子などの思想、三
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