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ブックマーク / article.researchmap.jp (14)

  • 東京大学 小林俊行 教授インタビュー - つながるコンテンツ - researchmap リサーチマップ

    東大に、立ち見学生が出るほどの熱気に満ちた授業があるという。しかも文科系の学部生向け数学だ。こんなにも学生を惹きつけるものは何なのだろう? その授業とはどんなものか。講義を行う小林俊行教授に、数学を通して伝えたいものとは何かを聞いた。 ◎準備に授業の10倍の時間をかける 小林俊行さん。根源的な発見や新理論の創始などで、後世に残る重要な業績を挙げ、さらに今後も学問の最先端で活躍し続けることが期待される国際的に著名な研究者に授与される「フンボルト賞」を受賞した数学者である。2015年に国際学術誌に出版した論文12は延べ300ページを超え、国際会議の招待講演は9回を数える。毎年このペースで成果を挙げながら、学部生の授業にも力を入れる。現在は、大学の制度上の調整により履修者数が制限されているものの、数年前までは立ち見や床座りの学生で、300人収容の大教室が溢れるような熱気につつまれる光景も頻繁に

  • キユーピー株式会社 200Xファミリーデザイン室 岩村暢子 顧問インタビュー - つながるコンテンツ - researchmap リサーチマップ

    家族の卓を定点観測ポイントに選び、18年にわたる極めて詳細な記録・分析を行ってきた岩村暢子氏。卓と家族にどんな変化が起こってきたのか、調査に裏づけられた歴史的洞察を描く著作でも知られ、最新刊『日人には二種類いる』では自身の調査データを使わず、公的なオープンデータだけでその変化を描いた。社会調査が定量的方法へと決定的な舵を切る70年代後半から80年代の大学で心理学を学び、以来、対象の質に迫るために編み出した独自の方法で「定性調査」にこだわる。「この現実をいま調査せずして、いつ調査するのか?」──情熱に導かれた、その軌跡をおうかがいした。 家族の卓の調査をしようと思ったのは、広告会社時代、全自動洗濯機の新商品を担当したのがきっかけでした。メーカーが掲げる「自由」というコンセプトワードを生活者がどう受け止めるかを調べたら、ある年代以上では「自分がやりたいことを、誰にも妨げられず、好きに

  • 新潟大学 古田徹也准教授インタビュー - つながるコンテンツ - researchmap リサーチマップ

    佐渡島を横たえた日海の上を、ゆっくりと太陽が横切っていく──新潟大学教育学部の研究室からの風景だ。東京では決して見られない広い空を仰ぎつつ、「インターネットの発達のおかげで、東京に居ないデメリットは減ってきている」と古田徹也准教授は言う。主たる関心を注ぐルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン(1889 - 1951)を読み、書き、そして一般教養過程をはじめとする講義を受け持って、学生と対話する。そのような活動のさなかからうまれた『それは私がしたことなのか: 行為の哲学入門』を巡りつつ、お話をうかがった。 若い時に多くの人が、たとえば「なぜ世界はあるんだろう?」とか、「自分が見ているこの色は、他人が見ているのとほんとうに同じ色なんだろうか?」といった疑問を持ったことがあると思います。実際、何度か授業で学生にアンケートをとってみたことがあるんですが、早い人では小学生のときにそういう疑問を持った体

  • 東京大学 渡辺義浩助教インタビュー - つながるコンテンツ - researchmap リサーチマップ

    東京大学大学院 情報理工学系研究科 石川・奥研究室でビジョンアーキテクチャ部門のグループリーダを務める渡辺義浩助教。専門である「計測工学」を礎に、高速で移動する物体の三次元形状をリアルタイムで取得・解析する独自の技術で、ロボティクス、検査、映像メディア、ヒューマンインタフェース、デジタルアーカイブなどさまざまな分野への応用を目指す。そんなシステムのひとつ、ぱらぱらめくりでブックスキャンができる「Book Flipping Scanning」が今、注目を集めている。海外メディアがウェブにアップした動画は、視聴数なんと60万回超。さっそく、そのブックスキャンがある実験室を訪ねた。 1秒間に1,000回という、人間の目には見えない超高速なセンシングを軸にして応用技術を開発しています。センシングというのは、世の中の現象を数量に変換する技術ですが、それをいかに速くやるかがテーマですね。人間の目が見る

  • 大津由紀雄 慶應義塾大学名誉教授インタビュー - つながるコンテンツ - researchmap リサーチマップ

    人はどうことばを処理しているかという情報処理的な視点と、ノーム・チョムスキー(Noam Chomsky)の生成文法というインパクトなどから、1950〜60年代以来、新たな知的潮流を形作ってきた言語学。そのメッカであるMITなどで蓄積した基礎研究の知見を活かし、10年ほど前から言語教育、特に英語教育について意識的に発言し始めたという大津由紀雄教授。4月からは明海大学教授として「言語学ではほとんどの問題にけりがついていない」と、ことばの探求のおもしろさを伝授する。東京・三田にある慶應義塾大学 言語文化研究所に、大津由紀雄教授を訪ねた。 人間の子どもは生まれてから徐々に母語を獲得していきますね。私は、心的なメカニズムと、子どもが外部から取り込む言語経験とが相互作用し、母語が出来上がる過程を明らかにしたいと考えています。ことばはヒトしか身につけることができない。同時に、ヒトなら誰でも母語を身につけ

  • 田中久美子准教授インタビュー - つながるコンテンツ - researchmap リサーチマップ

    シニフィエとシニフィアンって何ですかっ!?……そんな方にもまさに朗報なのが、プログラムにもなじむ記述のしかたで記号論を理解しようというまったく新しい文理融合を試みた、東京大学 田中久美子准教授の研究だ。いま話題のその著書『記号と再帰』を巡って、秋葉原にある研究室で、田中准教授にお話をうかがった。 私が初めてプログラミング言語に出会ったのは、高校のコンピュータの授業の時でした。BASICという言語でプログラムを書いたのを覚えています。その後大学へ入り、修士課程でたまたまプログラミング言語の研究室へ進みました。そこで、プログラミング言語や計算に関する基礎的な理論に触れる機会があったんですね。 ところが博士課程へ進む時、私はプログラミング言語から自然言語へ、進路を変えたんです。なぜなら、プログラミング言語は形式的でいいのですが、もうちょっと豊かな何かということになりますと、自然言語でないと表現で

  • 藤井貞和 立正大学教授インタビュー - つながるコンテンツ - researchmap リサーチマップ

    約束の夕刻、授業を終えた学生たちが、活気ある様子で往き来する立正大学文学部に、藤井貞和教授を訪ねた。日の古典語にわけいり、80年代の構造主義から今世紀の言語情報にかかわる理論まで、さまざまな方法的挑戦に取り組んできた藤井教授。また現代詩の書き手として、湾岸戦争に際しては、作品を通してことばで向き合った。茶色っぽい背の書物が詰まった研究室の棚は、近寄ってみると著書名のアイウエオ順に並べられ、手書きの添えられたノートもある。生まれたことばも、生まれそうなまま生まれずに終わったことばも等しく在るかのような時空にて、お話をうかがった。 私は研究をだいたい10年単位で考えているんですが、ここ10年のまとめとして、最近『日語と時間』という文法書を出したんです。私はこれまでうたと物語をそれぞれにやってきたんですけれども、今回、このふたつが一緒の視野にはいってくるテーマとして文法事項というものを採り

  • 今井むつみ 慶應義塾大学教授インタビュー - つながるコンテンツ - researchmap リサーチマップ

    私たちは母国語を話す時、めったに辞書を引いたりしない。それは私たちが、いわば“脳内辞書”を持っているからだ。このような人のこころの中にある語彙の知識の総体を「レキシコン」といい、ギリシア語に由来するというのだが……ではいったい何時、どのようにして出来上がったんだろう? そこで今回は、言語にご関心を持ち、認知・発達心理学の分野で活躍する慶應義塾大学 今井むつみ教授を、共同研究機関である「玉川大学赤ちゃんラボ」に訪ねた。 私は、認知発達と言語獲得との関係に興味を持っています。子供は言語を学習することで、概念などの認知機能を発達させていきますが、一方で、認知の基盤を持っているからこそ言語の学習が可能になるという面もある。このように言語と認知は、支え合いながらお互いを引っ張り上げていく双方向的な関係にあり、これを「ブートストラッピング(bootstrapping)」と呼んでいます。ちょうど編み上げ

  • 前川喜久雄教授インタビュー - つながるコンテンツ - researchmap リサーチマップ

    私たち人間の言葉の使用例を広く収集したデータを「コーパス(corpus)」という。言語学や自然言語処理などの分野では、研究の基礎とも言える言語資源だ。このコーパス、通常は「書き言葉」を中心に作られるが、音声データによる「話し言葉」を集めたら、どんなことがわかってくるだろう?──そこで今回は、世界的にも先駆的な音声コーパス『日語話し言葉コーパス(CSJ)』を設計・開発した国立国語研究所の前川喜久雄教授に、お話をうかがった。 私が若い時から興味を持っていたことのひとつは、「話し言葉と書き言葉の違い」ということでした。ところが教科書を見るとどれも、話し言葉は音声を、書き言葉は文字を媒体としているとしか書いていない! しかし書き言葉というのは記号が並んだ一次元の情報なんですね。一方、話し言葉には言い間違いもあれば、言いよどみもあるし、「あー」とか「えー」とか、語尾のちょっとした音の高低なども、何

  • 原武史 明治学院大学教授インタビュー - つながるコンテンツ - researchmap リサーチマップ

    2012年度のつながるコンテンツは、テーマも新たに「明日へとつなぐ鍵」としてスタートする。その第一回目として今回は、団地、鉄道、天皇制といった複数のユニークな視点から政治思想史を捉える、明治学院大学国際学部の原武史教授にお話をうかがった。2007年の『滝山コミューン一九七四』では、東京郊外にあるマンモス団地の小学校で、実際に起こった自身の体験を遡行。鉄道に関する講演で、出張先のベトナムからちょうど帰国したばかりという原教授を、横浜市・戸塚の研究室に訪ねた。 滝山団地は西武沿線に建てられた公団で、幼少時、僕はその団地に住み、その一角にあった小学校に通っていました。『滝山コミューン一九七四』は、その小学校で集団主義的な教育が行われた、僕が4〜6年生までの体験を書いたものです。要するにマイ・ヒストリーなんですが、しかし書くことでずいぶん目の前が拡がって、結果的に思いも寄らなかった分野に足を踏み出

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  • Researchmap リサーチマップ - つながるコンテンツ 研究の壁を越えたとき X 「これは壁ではない」。

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