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ブックマーク / mysound.jp (9)

  • 「まつりの作り方」祭りの場として再発見される寺・神社~吉原寺音祭(静岡県富士市)

    © ケイコ・K・オオイシ 野外レイブ~フェスが定着して以降、さまざまな場所がイベントスペースとして「発見」されるようになりました。連載で取り上げているように盆踊りや祭りの会場がフェス以降の視点で捉え直されることもあれば、廃墟や廃校、工場など、通常であれば祝祭とは無縁とされる場所でパーティーやフェスが行われることも珍しくありません。 そうしたなかで祝祭空間としての可能性に今あらためて注目が集まっているのが、日各地のお寺です。近年日各地でさまざまな「寺フェス」が開催されており、なかには野外フェスなみの動員を誇るものも。その背景にあるものを探るべく、静岡県富士市で開催されているとある祭りを取材しました。 「お寺の敷居を下げることも大切」 © ケイコ・K・オオイシ 静岡県富士市の古刹、吉原山妙祥寺。1323年に創建されたこのお寺は、宿場町の雰囲気を残す吉原の地の人々から厚い信仰を集めてきまし

    「まつりの作り方」祭りの場として再発見される寺・神社~吉原寺音祭(静岡県富士市)
  • 日本の音楽シーンを牽引するmabanua(Ovall)とハマ・オカモト(OKAMOTO'S)が語る「リズム隊」の魅力

    これまで藤原さくらやさかいゆう、SKY-HIら数多くのアーティストのプロデュースを手掛け、ソロ名義で通算3枚目となるアルバム『Blurred』を2018年8月29日(水)にリリースするmabanuaと昨年8月に通算7枚目のアルバム『NO MORE MUSIC』をリリースしたOKAMOTO'Sのベーシスト、ハマ・オカモト。先日、森山直太朗のレコーディングで初対面したという2人にお互いの印象やお互いの共通点、「リズム隊」の魅力を語っていただいた。 mabanua(Ovall)×ハマ・オカモト(OKAMOTO'S) お互いのミュージシャンとしての共通点とは? 藤原さくらやさかいゆう、SKY-HIら数多くのアーティストのプロデュースを手掛け、自身もバンドOvallのメンバーとして活躍するmabanuaが、ソロ名義では通算3枚目となるアルバム『Blurred』を2018年8月29日(水)にリリースす

    日本の音楽シーンを牽引するmabanua(Ovall)とハマ・オカモト(OKAMOTO'S)が語る「リズム隊」の魅力
  • 「まつりの作り方」生バンドで踊る浜辺の盆踊り~森戸の浜の盆踊り大会(神奈川県三浦郡)

    三浦半島西部に位置する神奈川県三浦郡葉山町。夏ともなると多くの海水浴客で賑わう風光明媚なこの町で、毎年とあるユニークな盆踊り大会が開催されています。 会場は森戸海岸のビーチ。踊られるのは炭坑節や東京音頭などスタンダードな盆踊り歌ですが、奏でるのはギターやベースも含む大所帯の生バンド。しかも現役ミュージシャンが顔を連ねる格的な演奏です。噂が噂を呼び、近年は県外からも多くの踊り手がやってくるほどの人気ぶり。それが今回ご紹介する「森戸の浜の盆踊り大会」です。 今回はその森戸の浜の盆踊り大会の背景にあるものについて、昨年まで実行委員長を務めていた土川雅章さん、その土川さんに変わって今年から委員長を務めることになった長久保アキラさんという、生粋の葉山っ子であるお2人にお話を伺ってきました。 2012年度の森戸の浜の盆踊り大会。演奏曲は炭坑節 「音源で踊る話は最初からまったく出てなかった」 ©Kei

    「まつりの作り方」生バンドで踊る浜辺の盆踊り~森戸の浜の盆踊り大会(神奈川県三浦郡)
  • 「まつりの作り方」農村に蘇る郷土の物語~ど田舎にしかた祭り(栃木県栃木市)

    栃木県南部に位置し、江戸時代には「西方五千石」とも呼ばれた米どころ、栃木県栃木市西方町。この地を舞台に、「ど田舎にしかた祭り」というユニークな祭りが毎年12月に行われています。テーマは「ど田舎」。主催するのは商工会や農家の若手たちです。 昨年からこの「ど田舎にしかた祭り」の実行委員に、とある移住者の男性が加わりました。それが野良着に身を包み、太鼓と鉦(かね)、三味線という阿波おどりの編成によって農民一揆的な騒乱状態を作り出す和太鼓パンク集団、切腹ピストルズの飯田団紅(だんこう)さんです。よりディープな進化を遂げていることでにわかに注目を集めつつある「ど田舎にしかた祭り」とはいったいどんな祭りなのでしょうか? 飯田さんをはじめとする実行委員に会うため、栃木県栃木市を訪れました。 「より『ど田舎』ということを意識しよう」 ©Keiko K. Oishi 左から、実行委員を務める針谷伸一さん(西

    「まつりの作り方」農村に蘇る郷土の物語~ど田舎にしかた祭り(栃木県栃木市)
  • 「まつりの作り方」盆踊りとポップスの交差点~中野駅前大盆踊り大会(東京都中野区)

    現在、盆踊りの世界ではさまざまな改革が進められています。過去2回の連載では、都市の祝祭としての盆踊りの可能性を探るべく、野外フェスやブロックパーティーを経由した「外側」からの改革に挑む2つの祭り・盆踊りを取り上げました。今回は日民踊の世界、つまりは「内側」からの改革を進めるひとりの人物に焦点をあててみましょう。 今回ご登場いただくのは、1981年生まれの鳳蝶美成(あげは・びじょう)さん。近年Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅがかかる盆踊りとして注目を集めている「中野駅前大盆踊り大会」の実行委員長を務める一方で、日民踊鳳蝶流の家元師範として各地の教室で指導。さまざまなメディアにも出演し、昨年はauのテレビCMに使用された“三太郎音頭”の振り付け・指導も担当しました。まさに日民踊・盆踊りの世界におけるイノベイターである美成さんは、盆踊りにどのような変革をもたらそうとしているのでしょう

    「まつりの作り方」盆踊りとポップスの交差点~中野駅前大盆踊り大会(東京都中野区)
  • 「まつりの作り方」アップデートされる盆踊り~中洲ブロックパーティ(東京都中央区)

    2016年7月、東京都中央区日橋のあやめ公園でとある盆踊り大会が開催されました。それが「中洲ブロックパーティ」。クラフトワークの74年作「Autobahn」のオマージュでもある告知フライヤーにピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、「大江戸まつり盆踊り 中洲納涼会」の前日祭として開かれたこの中洲ブロックパーティ、通常の盆踊りとは一味も二味も違う極めてユニークなもの。そのため1回目にして大きな話題を集め、さまざまなメディアでも取り上げられることになりました。 今回は盆踊りの新たなスタイルを実現した中洲ブロックパーティの運営を手伝っている岸野雄一さんにインタビュー。中洲ブロックパーティ以降もさまざまな形で盆踊りの可能性を提示してきた彼に、地元で盆踊りを始めるうえでのノウハウを伺ってきました。 「盆踊りもアップデートされていいと思ったんです」 まず、岸野さんの経歴をご紹介しましょう。 80

    「まつりの作り方」アップデートされる盆踊り~中洲ブロックパーティ(東京都中央区)
  • 「まつりの作り方」誰もが驚いた世紀の奇祭~橋の下世界音楽祭(愛知県豊田市)

    近年、野外フェスに行き慣れた人たちが辿り着く場所として、祭りや盆踊りに注目が集まっているのをご存知でしょうか? 祭りといっても特定の地域で代々受け継がれてきたものだけではありません。近年になって新しく始められたもののなかには、町おこしを目的にしたものがあれば、地縁に限らない新しい「縁」を作り出すことを目的にしたもの、土着文化への関心から始められたものなど、テーマはさまざま。いずれも野外フェスにはない祝祭感・熱狂が多くの音楽リスナーの心を捉えているようです。 この連載では、今までにないやり方で「新しい祭り」を始めた方々にインタビュー。始めるうえでのノウハウを伺っていきます。ひょっとしたら停滞した社会を変えるヒントがここにあるかも? 「ハードコアのあのバンドとレゲエのあの人がいっしょにやったらいいのに」 今回お話を伺うのは、愛知県豊田市で開催されている「橋の下世界音楽祭」の主催者のひとり、根木

    「まつりの作り方」誰もが驚いた世紀の奇祭~橋の下世界音楽祭(愛知県豊田市)
  • Special Rec Report ~サックス・プレイヤー上野耕平 × J.S.バッハ~

    クラシック・サクソフォンの世界で今最も熱い注目を集めている日人若手演奏家といえば、やはり上野耕平だろう。特に、吹奏楽部出身の10~20代の若いリスナーたちの間では、ちょっとしたアイドル的存在にもなっている。が、もちろん実力は折り紙付きだ。 1992年に茨城県で生まれ、東京藝術大学で学んだ上野は、18才の時、第28回日管打楽器コンクール「サクソフォン部門」において史上最年少で優勝し、2014年には、第6回アドルフ・サックス国際コンクールでも第2位を受賞。それと前後してアルバム『アドルフに告ぐ』(日コロムビア)でレコード・デビューを果たし、2016年には2作目『<a href="/hires-album/118442/">Listen to…</a>』も発表した。また、2017年夏には、自身がソプラノ・サックスを担当するザ・レヴ・サクソフォン・カルテットのデビュー・アルバム『デビューコン

    Special Rec Report ~サックス・プレイヤー上野耕平 × J.S.バッハ~
  • 「Arduino(アルデュイーノ)」で電子楽器作りにチャレンジ 第1回

    まずは“LEDを光らせる”というミニマムゴールを決める アイディア1つで、まったく新たな電子楽器が作れる。その可能性を担保してくれるのがみなさんのお手を拝借。電子楽器を自作してみませんか?でも紹介したマイコンボードの「Arduino(アルデュイーノ)」です。 全3回で、「Arduino」を使った電子楽器作りを追っていきます。第1回目の今回は、「Arduinoをはじめようキット」(スイッチサイエンス)を用いて、LEDというパーツを光らせるところまでを解説します。 「楽器じゃないじゃん!」とお思いの方もいるでしょう。そのご意見は、確かにそうです。でも「Arduino」でどんなことができるのか、そのベーシック部分を実践して習うのにLEDを光らせるまでの手順はもっとも簡単。「LEDを光らせる」という結果を、「スピーカーなどから音を出す」「MIDI信号に変換してシンセサイザーなどに送る」とすれば、ほ

    「Arduino(アルデュイーノ)」で電子楽器作りにチャレンジ 第1回
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