中古VHSに収められた音や映像をサンプリングしながらメロウでエキゾチックな音楽を生み出してきたVIDEOTAPEMUSIC(ビデオテープミュージック)。 近年、彼は各地域に一定期間滞在し、地域の歴史や物語を音に変換する滞在制作を各地で繰り返している。 新作『Revisit』は、2019年以降のそうした試みをまとめた作品集だ。 群馬県館林市、長崎県長崎市野母崎、高知県須崎市、長野県塩尻市、佐賀県嬉野市、そしてVIDEOTAPEMUSICの出身地からも近い多摩湖(東京都東大和市)。 本作は各地で録音されたフィールドレコーディング音源や現地で採集したさまざまな音素材、それらからインスパイアされたメロディーとリズムが渾然一体となりながら、アンビエント的な音世界が淡く広がっている。 本作はまた、160ページものブックレットとカセットテープからなるカセットブックという形態でもリリースされる。 80年代
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