メキシコを横断し、太平洋と大西洋を結ぶ鉄道が開通しようとしています。貨物列車を走らせ「パナマ運河」のライバルとなります。実はこの計画、大昔から実現に向けて動きがあったものでした。 雨期なのに水がない危機的状況のパナマ運河 大西洋と太平洋を水路で繋ぐ、中米の「パナマ運河」。物流の要衝であることから、パナマ政府に毎年もたらす収入は平均46億ドル(約7000億円)以上におよびます(英ファイナンシャル・タイムズ紙)。 その経済効果を、一部でもいいからどうにか呼び込めないかと色気を示しているのが、同じように大西洋と太平洋の双方に面しているメキシコです。運河の代わりに、鉄道路線を整備して2つの大海を結ぼうとしているのです。 ことし12月には運行開始を予定。大統領自らが鉄道路線を試乗して成果をアピールしています。実はスケールも歴史も大きなプロジェクトなのです。 拡大画像 横断鉄道に使用される計画のある機
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