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ブックマーク / www.kanabun.or.jp (31)

  • 企画展「没後15年 庄野潤三展――生きていることは、やっぱり懐しいことだな!」 | 神奈川近代文学館

    庄野潤三(1921~2009)は、1961年から亡くなるまで半世紀近くを川崎・生田で暮らした神奈川ゆかりの作家です。庄野は、1955年「プールサイド小景」で芥川賞を受賞後〈第三の新人〉のひとりとして注目され、家族や知己との日常を細やかに記した小説や随筆、市井の人々への取材に基づく聞き書き小説など多くの作品を残しました。すべての文学は人間記録(ヒューマン・ドキュメント)であるという信念のもと作り出された作品は、人生の根に潜む〈切なさ〉を表現し、生きていることの〈懐しさ〉と感動を読者の心に呼び起こします。 展は、庄野とそのご遺族から受贈した「庄野潤三文庫」資料に加え、貴重な遺愛の品などにより、その文学と生涯を振り返ります。 ※同時開催=常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第1部 夏目漱石から萩原朔太郎まで」→ 詳細【会期】2024年6月8日(土)~8月4日(日) 休館日:月曜日(7月15

    企画展「没後15年 庄野潤三展――生きていることは、やっぱり懐しいことだな!」 | 神奈川近代文学館
  • 特別展「帰って来た橋本治展」 | 神奈川近代文学館

    平成の時代とともにその生涯を終えた橋治が、令和6年春、横浜に帰って来ます――― 橋治(1948~2019)は、1977年に高校生の日常を描いた「桃尻娘(ももじりむすめ)」で小説家としてデビューし、それまでにないスタイルと内容で世間に衝撃を与えました。すでにイラストレーターとして活躍していた橋は、以後、小説執筆と併行して、恋愛や性、家族、時代を論じ、舞台やイベントを演出し、セーターの編み方を教え、古典をひもとくなど、八面六臂の活躍を繰り広げました。どんな未知の分野にもひるまず分け入った橋の原動力は「わからない」ことを解明したいという思いだったといいます。その成果は膨大な数の著作となって、我々に大きな〈恵み〉をもたらし続けています。 当館は、2019年以降、橋治の直筆原稿をはじめとする資料をご家族、ご関係の方々から寄贈いただき〈橋治文庫〉として保存しています。展は、時代を先取りし

    特別展「帰って来た橋本治展」 | 神奈川近代文学館
  • 企画展「本の芸術家・武井武雄展」 | 神奈川近代文学館

    子どもたちの魂に触れる絵を届けようと、童画を描き続けた武井武雄(1894~1983)。その武井が童画、版画の創作と並行して取り組んだのが、真に芸術的なの創造でした。詞文、画、印刷技法、素材の調和を追究した画文集「武井武雄刊作品」を約半世紀にわたり139作品製作しました。これらは「親類」と呼ばれる限られた会員に製作実費のみで頒布され、現代に至るまで「の宝石」「の芸術作品」として愛書家垂涎の貴重となっています。 当館では、2011年(平成23)に「親類」の一員だった平尾榮美氏が収集した「武井武雄刊作品」全作品と、武井の著作や関連資料などおよそ1,800点をご遺族からご寄贈いただき「平尾榮美コレクション 武井武雄資料」として保存しています。展は、武井の没後40年を機に、刊作品に焦点をあて、コレクションとイルフ童画館所蔵の原画などによって、ひたむきにその製作と向き合った武井の足跡

    企画展「本の芸術家・武井武雄展」 | 神奈川近代文学館
  • 特別展「生誕120年 没後60年 小津安二郎展」 | 神奈川近代文学館

    を代表する映画監督・小津安二郎(1903~1963)は、日文化や社会状況を背景に、家族の日常、人生の悲哀などを、練り上げた脚と〈ローポジション〉をはじめとする独自の撮影技法によって、細部にまでこだわり表現してきました。「小津調」と呼ばれるその作品世界は、国境を越え世代を超えて多くの人に愛され、評価され続けています。戦後は鎌倉に住み、『晩春』『麦秋』『東京物語』などの脚を湘南の旅館・茅ヶ崎館で執筆、また、戦前から県内各地を撮影地とするなど、神奈川は小津映画にとって大変ゆかりの深い場所でした。今回の展覧会では、小津の生涯とともに小津映画の変遷を辿り、神奈川県に残した小津の足跡にも焦点を当てます。映画とともに歩んだ小津の人生展が小津映画への新たな入口となれば幸いです。 【会期】2023年4月1日(土)~5月28日(日) 休館日:月曜日(5月1日は開館) 【開館時間】午前9時30分

    特別展「生誕120年 没後60年 小津安二郎展」 | 神奈川近代文学館
  • 特別展「生誕110 年 吉田健一展 文學(ぶんがく)の樂(たのし)み」 | 神奈川近代文学館

    吉田健一(1912~1977)は、当時外交官で、敗戦後内閣総理大臣を務めた吉田茂の長男として生まれ、海外の父の任地で過ごした幼少期に流暢な英語を身につけました。日の中学を卒業後、ケンブリッジ大学に学び、その伝統と風土のなかでヨーロッパの文学に魅了されながらも、約半年後には、日で文士として生きてゆく決意を固め帰国します。その後、長い修業時代を経て、磨き上げられた独特の文体で、文学研究、批評、翻訳、随筆、小説の間を自在に往来しながら「英国の文学」「乞王子」「舌鼓ところどころ」「金沢」「時間」など個性あふれる作品を次々と世に送り出しました。 当館では2016年にご遺族から吉田健一資料約5,700点を受贈し、「吉田健一文庫」として保存してきました。展ではそれらの資料を中心に、酒、旅、友人たちを愛し、「文學の樂み」について繰り返し私たちに語りかけたその生涯と作品を辿ります。 【会期】2022

    特別展「生誕110 年 吉田健一展 文學(ぶんがく)の樂(たのし)み」 | 神奈川近代文学館
  • 特別展「樋口一葉展―わが詩は人のいのちとなりぬべき」 | 神奈川近代文学館

    明治半ば、肺結核のためにわずか24歳6ヵ月の短い生涯を閉じた樋口一葉(1872~1896)。困窮のなかで作品を生み出し、特に1894年(明治27)12月発表の「大つごもり」以降、死の直前までのわずかな間に「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」などの名作を次々に発表し、文学史上に不朽の名を残しています。 雅俗折衷体で書かれた一葉の作品は、現代人には一見馴染みにくいものかもしれません。しかし、家族制度や女性差別、貧困などのなかで苦闘し続けた一葉の人生、そして作中人物が背負っている闇は、現代社会にも通じる問題を孕んでいます。展では、一葉の貴重な資料の数々を展示するとともに、時代の空気、作品の背景などをひもとき、その普遍的な魅力を伝えます。 【会期】2021年10月2日(土)~11月28日(日) 休館日:月曜日 【開館時間】午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで) 【会場】神奈川近代文学館

    特別展「樋口一葉展―わが詩は人のいのちとなりぬべき」 | 神奈川近代文学館
  • 企画展・収蔵コレクション展20「生誕90年 三浦哲郎展―星をかたりて、たれをもうらまず―」 | 神奈川近代文学館

    三浦哲郎(みうら・てつお)は1931年(昭和6)、青森県八戸市に生まれました。早稲田大学文学部在学中から創作を手がけ、卒業後、1960年に「忍ぶ川」を発表、翌年第44回芥川賞を受賞し、文壇デビューを飾ります。その後も代表作「白夜を旅する人々」をはじめとする長短篇の数々で、自身と家族、名も無き庶民の姿を描き、人生の苛酷さや安らぎ、人間の哀しみや愛おしさを浮彫りにしました。一字一字刻むように築き上げたその作品世界は、壮大な歴史小説から連作小説、児童文学、エッセイと多岐にわたります。 当館では、ご遺族から「白夜を旅する人々」「少年讃歌」などの原稿や、生涯の師・井伏鱒二からの三浦あて書簡など貴重資料を多数ご寄贈いただき、「三浦哲郎文庫」として保存しています。展は、同文庫資料を中心に、近年八ヶ岳の山荘で発見された原稿など初公開となる初期資料を加え、三浦が文学に込めた思いと作品の魅力を紹介します。

    企画展・収蔵コレクション展20「生誕90年 三浦哲郎展―星をかたりて、たれをもうらまず―」 | 神奈川近代文学館
  • スポット展示・収蔵コレクション展19「生誕100年 金達寿展」 | 神奈川近代文学館

    金達寿(キム,タルス/キムダルス 1920~1997)は在日朝鮮人としての経験を核に、作品を通して人間とはなにか、どうあるべきかを問い続けた作家でした。 日韓併合下の朝鮮・慶尚南道(キヨンサンナムド)に生まれ、10歳で日へと渡った金達寿は貧しい家計を助けながら文学を志し、戦後「玄海灘」「太白山脈」などを発表、在日朝鮮人作家の先駆けとして活躍します。また、戦中戦後の約10年間を横須賀に暮らした、神奈川に縁の深い作家でもあります。後半生では朝鮮と日の関わりについて古代にさかのぼって追究、ライフワーク「日の中の朝鮮文化」に結実させて行きました。 当館では、金達寿資料を2003年(平成15)に受贈し、「金達寿文庫」として保存してきました。2020年(令和2)が金達寿生誕100年にあたるのを機に、日人と朝鮮人の相互理解を希求したその生涯と作品を「金達寿文庫」資料を中心に紹介します。 ※同時開

    スポット展示・収蔵コレクション展19「生誕100年 金達寿展」 | 神奈川近代文学館
  • 特別展「中島敦展――魅せられた旅人の短い生涯」 | 神奈川近代文学館

    知識人の家系に生まれて漢学と英語を自在にこなし、それを主翼として世界文学の世界をはるか遠くまで飛行した。エンジンとなったのは想像力。南洋諸島も古代中国もアッシリアも彼の脳内では自宅の庭のようなもの。私的な領域をやすやすと逃れて彼が構築したのは、人間の普遍を目指す新しい文学だった。――池澤夏樹(作家、展編集委員) 中島敦(1909-1942)が短い生涯のなかで遺した作品は20数編、著書はわずか2冊を数えるのみです。南洋庁の役人としてパラオ赴任中の1942年(昭和17)2月に文壇デビューを果たしたものの、作家生活は1年に満たず、その年の12月には志半ばにして亡くなりました。しかし、「山月記」「光と風と夢」「李陵・司馬遷」など中島が紡ぎ出した物語は、若い世代を含め今も多くの人々に愛され、読み継がれています。 中島敦の生誕110年を機に行う展では、中島の短くかつ起伏に富んだ人生を「旅」と捉え、

    特別展「中島敦展――魅せられた旅人の短い生涯」 | 神奈川近代文学館
  • 企画展「『わたしのワンピース』50周年西巻茅子展―子どものように、子どもとともに」 | 神奈川近代文学館

    すでに178万部を超えた西巻茅子の絵『わたしのワンピース』(1969年 こぐま社)。今年、刊行から50年を迎えます。お花畑、雨降り、くさのみ畑と変化する背景に合わせて、ウサギのワンピースの柄が変わっていくファンタジーあふれる作品は、子どもたちの絶大な支持のもと世代を超えて愛されてきました。今回の展覧会では、この『わたしのワンピース』を中心に、西巻茅子の色彩豊かな作品世界を原画やラフスケッチなどで展示。子どものようにのびやかで、子どもとともに楽しむ気持ちで作られた数々の絵の魅力を伝えます。 【会期】2019年7月20日(土)~9月23日(月・祝) 休館日は月曜日(8月12日、9月16日、23日は開館) 【開館時間】午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで) 【会場】神奈川近代文学館第2、3展示室 【観覧料】一般500円(300円)、65歳以上/20歳未満及び学生200円(150円)

    企画展「『わたしのワンピース』50周年西巻茅子展―子どものように、子どもとともに」 | 神奈川近代文学館
  • 企画展「没後20年 江藤淳展」 | 神奈川近代文学館

    評論家・江藤淳(名・江頭(えがしら)淳夫(あつお) 1932~1999)は、慶應義塾大学英文科在学中、「三田文学」に「夏目漱石論」を発表して注目され、20代で華々しく文壇に登場しました。『小林秀雄』『成熟と喪失』『漱石とその時代』などの作家・作品論をはじめ、『海舟余波』『海は甦える』など近代日草創期の政治家たちにスポットを当てた評伝、史伝を刊行し、戦後の文学界の第一線で活躍して大きな足跡を残しています。 また敗戦後、米軍占領下で行われた検閲の実態と影響を、アメリカでの公開文書の調査により検証した『閉(とざ)された言語空間』など、数々の作品で、戦後日への問題提起を続けました。 展は、今年江藤の没後20年を迎えるにあたり、これまでにご遺族から寄贈された貴重資料ほか関連資料を交えて、その生涯と業績を紹介するものです。 ※同時開催=常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第2部 芥川龍之介か

    企画展「没後20年 江藤淳展」 | 神奈川近代文学館
  • 企画展「没後10年 石井桃子展 ―本を読むよろこび―」 | 神奈川近代文学館

    石井桃子(1907~2008)は、昭和初期から101歳で亡くなるまで、子どもたちのために最良の文学、文化を求め続け、編集者、翻訳家、作家として幅広く活躍しました。児童文学の研究、先駆的な家庭文庫の開設などを含め、その業績は、現代に至る日児童文学の世界に大きな影響を与えています。展では、こうした石井の仕事の軌跡をたどりつつ、近年の調査研究もふまえて、戦中戦後の混乱を背景に、自立を貫き前を向いて生きたひとりの女性としての姿も紹介します。また、石井が手がけた翻訳「クマのプーさん」「ちいさなうさこちゃん」「ピーターラビット」シリーズや、創作「ノンちゃん雲に乗る」など、現在も多くの読者に愛され続ける作品世界の魅力をあらためてひもときます。良いとの出会いが、長い人生を支える糧となることを信じ、子どもたちに多くのを届け続けた石井の生涯-没後10年を機に開催する展では、その真摯な一生を振り返るこ

    企画展「没後10年 石井桃子展 ―本を読むよろこび―」 | 神奈川近代文学館
  • 企画展「生誕150年記念 詩人大使ポール・クローデルと日本展」 | 神奈川近代文学館

    20世紀フランスを代表する劇作家、詩人であり、外交官としても世界各地で活躍したポール・クローデル(1868~1955)。展は、2018年に生誕150年を迎えるクローデルと日との関係に焦点を当てる企画展である。 彫刻家の姉・カミーユの影響で少年時代から日文化に強い憧れをいだいていたクローデルは、1921年(大正10)、53歳のとき駐日フランス大使として念願の来日を果たした。公務のかたわら、能や歌舞伎などの古典芸能に傾倒してその舞台技法を吸収し、また終生の大作戯曲「繻子(しゆす)の」を完成させるなど、日での日々は、創作者・クローデルに大きな実りをもたらした。クローデルは滞日中、箱根など県内各地をしばしば訪れたほか、1923年9月の関東大震災に際しては、倒壊した横浜のフランス領事館(現・港の見える丘公園内)に駆けつけ被災者の救済に奔走するなど、神奈川とのゆかりも深い。 会場では、エッセ

    企画展「生誕150年記念 詩人大使ポール・クローデルと日本展」 | 神奈川近代文学館
  • 企画展「生誕120年 宇野千代展―華麗なる女の物語」 | 神奈川近代文学館

    宇野千代(1897~1996)は、98年の生涯において、小説家としてのみならず、雑誌編集や着物のデザインなど多彩な活動を行いました。数々の恋愛や交友を糧に歩んだ人生は起伏の多いものでしたが、常に前向きで自由闊達な姿勢が、今を生きる人びとをはげましつづけています。 宇野千代の生誕120年を機に開催する展は、作品原稿や挿絵原画、自らデザインした着物や愛蔵の品々など約250点の資料によってその生涯と活動を展観するものです。 宇野千代という比類ない女性作家の魅力を広く伝えつつ、その文学的業績をあらためて見つめ直します。 ※同時開催=常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第2部 芥川龍之介から中島敦まで」→詳細 【会期】2017年(平成29)5月27日(土)~7月17日(月・祝) 休館日は月曜日(7月17日は開館) 【開館時間】午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで) 【会場】神奈川近代文

    企画展「生誕120年 宇野千代展―華麗なる女の物語」 | 神奈川近代文学館
  • 特別展「生誕150年 正岡子規展 ――病牀六尺の宇宙」 | 神奈川近代文学館

    左:「病室前ノ糸瓜棚 臥シテ見ル所」(「仰臥漫録」から)虚子記念文学館蔵 右:子規最後の肖像写真 1900年(明治33)12月24日 写真提供=正岡明 明治という日の変革期に、新しい文学の創造をめざした正岡子規(1867~1902)。わずか35年に満たない生涯において、俳句、短歌、写生文など、多岐にわたるジャンルで新時代の表現を追究しました。その業績は、後進へと受け継がれ、現代にまでつながっています。 子規は最晩年、脊椎カリエスによる病臥生活を送りながら、随筆「墨汁一滴」「病牀(びょうしょう)六尺」、日記「仰臥(ぎょうが)漫録」を書き続けました。時に病に苦しむ自らを客観的に見つめ、ユーモアさえ交えて記すその精神の強さ、文章の不思議な明るさは、読者の胸を打たずにおきません。 展では、子規の文学と生涯を振り返るとともに、親友・夏目漱石をはじめとする多くの文学者たちとの交流も紹介。最期まで生

    特別展「生誕150年 正岡子規展 ――病牀六尺の宇宙」 | 神奈川近代文学館
  • 企画展「没後30年 鮎川信夫と『荒地』展」 | 神奈川近代文学館

    詩人、評論家の鮎川信夫(1920~1986)は、詩誌「荒地」の思想的中心として、戦後の詩壇に大きな足跡を残しました。自らの戦争体験をもとに、現代社会を〈荒地〉として意識しながら、その克服をめざした鮎川の業績を見つめ直すことは、戦後70年を経た現在、大きな意味があります。 鮎川の没後30年を記念して開催する展では、戦前の第1次「荒地」の同人で親友の森川義信にあてた鮎川の書簡など、当館の所蔵資料を中心に、鮎川の足跡を振り返ります。また、戦後の第2次「荒地」に拠った北村太郎、木原孝一、黒田三郎、田村隆一、中桐雅夫、三好豊一郎らの活動も紹介いたします。 ※同時開催=常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第1部 夏目漱石から萩原朔太郎まで」→詳細 【会期】2016年(平成28)5月28日(土)~7月18日(月・祝) 休館日は月曜日(7月18日は開館) 【開館時間】午前9時30分~午後5時(入館は4

    企画展「没後30年 鮎川信夫と『荒地』展」 | 神奈川近代文学館
  • 特別展「100年目に出会う 夏目漱石」 | 神奈川近代文学館

    「吾輩はである」「坊っちやん」「三四郎」「それから」「心」そして「明暗」…人間の心の孤独とあやうさを描いた夏目漱石の作品は、私たちの生き方へ多くの問題を投げかけ、その一方で、夢や謎、笑いに彩られたイメージの宝庫としても読者を魅了して来ました。 作家としての一歩を踏み出した1906年(明治39)、漱石は「余は吾文を以て百代の後に伝へんと欲するの野心家なり」と述べています。そしてこの言葉の通り、漱石が世を去ってから100年という長い歳月の中で、多くの人びとが作品を繰り返し読み、その魅力は、今日に至ってもなお語り尽くされることはありません。漱石文学は読者にとってまさに「飲んでも飲んでもまだある、一生枯れない泉」(奥泉光)なのです。 没後100年を記念して開催する展は、こうした作品世界と、英文学者から作家に転身しわずか10数年の創作活動のなかで、数々の名作を書き上げた苦闘の生涯を紹介します。漱

    特別展「100年目に出会う 夏目漱石」 | 神奈川近代文学館
  • 特別展「生誕140年 柳田國男展 日本人を戦慄せしめよ ―『遠野物語』から『海上の道』まで」 | 神奈川近代文学館

    年は、日民俗学の創始者・柳田國男(1875~1962)の、生誕140年の節目の年となります。 若き日、文学に親しみ、抒情詩人として高い評価を得るものの、柳田は文学者としての道を選ばず、幼少時に体験した飢饉などの社会問題に立ち向かうため官僚を志しました。全国の山村を視察するなかで、その土地土地に根ざし、育まれた文化や風習に触れ、やがて民俗学という新しい学問を体系化していくこととなります。1910年(明治43)に刊行した『遠野物語』は、岩手県遠野に伝わる昔話、説話などを記録したものですが、その詩情にみちた文章から文学作品としての評価も高く、時代を超え、今も広く読み継がれています。 柳田の思考の根底には、常に貧困や差別などを内包する社会への問題意識がありました。それは、現代社会が抱える課題にも通じ、その時どきに発せられた柳田の言葉は、今を生きる我々にも大きな示唆を与えます。 展では、柳田民

    特別展「生誕140年 柳田國男展 日本人を戦慄せしめよ ―『遠野物語』から『海上の道』まで」 | 神奈川近代文学館
  • 企画展「まるごと 佐野洋子展 ―『100万回生きたねこ』から『シズコさん』まで―」 | 神奈川近代文学館

    佐野洋子(1938~2010)は、絵作家、エッセイスト。1974年に刊行した絵『おじさんのかさ』が注目を集め、以後『だってだってのおばあさん』『100万回生きたねこ』『空とぶライオン』など、今も読み継がれる絵を次々に発表しました。一方で、1980年前後からはエッセイも執筆し、『神も仏もありませぬ』『シズコさん』『役にたたない日々』など、自由闊達な文章と批評精神あふれる世界が多くの読者の支持を得ています。さらに、その活動は童話や翻訳まで幅広い分野にわたりました。 今回の展覧会は、没後5年を機に、佐野洋子の多彩な活動を絵とエッセイを軸に紹介するものです。 第1部では自作の絵から、約10作品をテーマ別にとりあげ、作品に込められたメッセージを探ります。また、ほかの作家との共作による多様な表現の一端も展観します。 第2部では、エッセイを中心に、童話や小説なども含めた文章を中心とする仕事を紹

    企画展「まるごと 佐野洋子展 ―『100万回生きたねこ』から『シズコさん』まで―」 | 神奈川近代文学館
  • 夏目漱石資料デジタルアーカイブ | 県立神奈川近代文学館

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