解説エジプトで没後も絶大な人気を誇る希代の歌手、ウンム・クルスームの物語。アラブを代表する大歌手として現地CDショップには今でも大量のCDが並ぶ。多くの著名なアーティストにも絶大な影響を及ぼした人生を描いた小説。 紹介この本は、フランスで刊行された『ウンム(OUM)』(仏語本)の全訳。書名のウンムとは、ウンム・クルスーム(1904?-75)のことで、彼女はエジプトが生んだ希代の名歌手であり、いまだにCDショップや書店にはライブCDが大量に並んでいるという。本書は、ウンム・クルスームと同時代を生きた、やはり著名なエジプトの詩人のアフマド・ラーミー(1892-1981)の口を借りて、彼自身の生涯と重ね合わせながら、ウンム・クルスームの一生を、一人称で縦横に克明に語りつくした小説である。ウンムはその生前から、「オリエントの星」「アラブの歌姫」「ナイルのナイチンゲール」「黄金ののど」「五色の声をも
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