写真が生まれた場所 先日のプリントスタディ(批評会)では東京都写真美術館で開催中の「写真の起源 英国」展を取り上げました。 19世紀のイギリスで写真は生まれましたが、それは現在の私たちが知っている写真と同じものではなかったはずです。彼らはいったいどんな人で何をしていたのか。どんないきさつで写真を生み出すにいたったのか。「写真の発明者」であるヘンリー・フォックス・タルボットの家まで行ってきましたので、撮ってきた写真交えながら紹介してみたいと思います。 レイコックアビーのヘンリー・フォックス・タ... 少し調べてみてわかったことは、18世紀のイギリスの地主にとって自分の地所の風景を管理することは、モラルや倫理の実践として捉えられていたようです。つまり、人としての正しい行いとして庭園を整備していた。これは現在の日本人にとっては、はるかに遠い感覚ですね! 庭園のデザインについて触れると、18世紀